↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
七罪の裁定者  作者: まーるぽー
第4章・中立学園都市国家・ゴンドヴィル後編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
84/101

第83話

「8層!?」

「もうそんなとこまで?」

「お前たちどうやったんだ?」


食堂にいた他のパーティからの質問の的になった。

主にハルとディケが。

ただ話すネタと機会があったからなんだろうけど、それぞれに人だかりができている。


主にはこの短期間で8層まで到達した方法と謎解きフロアの解決方法だ。

もちろん2人は答えないだろう…

先生が俺の肩に腕を乗せて

「きれい所を固めるとあまりモンは悲しいな。」

「いや、別に悲しくはないけど、そろそろ救出しないとな。先生、謎解きフロアの解答は共有すべきもの?それとも自分達で解決するもの?」

「そりゃあ自力でやるのが本筋だろうな。でも情報収集という言い方をするならば誰かから答えを聞くのもアリだと思うぞ。」

「どっちつかずだな〜」


「二人とも!戻るよ〜!」

「「は〜い」」

「答えは教えてあげられないけど、また話そうね〜」


談話室に戻ると2人はそれぞれ勢いよくソファに寝転んだ

「あ〜疲れた〜謎解きは自分たちでやるからいいんじゃない!人に頼らないでよね!」

「ディケの言うとおりよ!世間話ならいくらでもできるけど、ああいうのは本当に勘弁してほしいわ。」

「楽に攻略したい気持ちは分からないでもないけどね。俺達もこれから先も攻略しなきゃならないし、気を引き締めていこう。」

「そうね。」


翌日もまた転移で移動して8層からの攻略となった。

ここはモンスターがでるフロアだった。

デス・アーマーが出現する。こいつは鎧に憑依したアンデッドで中身がない。

鎧のどこかに隠された核を破壊すれば活動停止するが、中途半端に壊しても魔力がもつ限りは何度も復元してしまう。

核を破壊するか復元が追いつかないほど破壊し続けるかの2択だ。


ただ、鎧というものの耐久力がそこまで高くないのでなんとでも対処できてしまう。


ここの階層でもボスはマァトの敵ではなかった。そのまま9層に降りた。

大広間に棺が12個頭の方向が内側に、足が外側に円形に並んでいる。


「棺がいっぱいで薄気味悪いね…」

「ハルはこういうの苦手だったんだぁ〜」

「もうっ!バカにして!」

「あそこみて!何か書いてある!」


壁には『ここは始まりと終わりが重なる時』

ちょうどそこには1つの棺の足元になっている。


「謎解きかぁ…」

「マァ君とりあえずあけてみない?」

「そうだよね…その壁の文字以外にヒントになりそうなものはないもんね。」


棺を一つ一つ開けていくと大きさの違う遺体があった。

規則性はなくバラバラに配置してあって大きかったり小さかったり…


「うぅぅぅ…私ここでは何もできないから二人でがんばって」

「わかったよ。ハル、1人で入れるなら隅っこにいてくれたらいいけど、大丈夫そう?」

「うん。頑張ってる2人の邪魔はしたくないから隅っこにいるね。」

「できるだけ早く終わらせるから待ってて。」

「ありがとう。」


「ディケこの棺って動かせそうじゃない?」

持ち上げてみると、とても軽く女性でも難なく持ち上がるほどだ。

「いけるいける!でもどこに?」

「始まりと終わりってことは小さいのから始まって小さいので終わるようにしたらいいんじゃないかな?」

「あぁ!人間の産まれてから死ぬまでみたいな?」

「そういうこと!やってみよう!」


順番通りに子どもに始まり腰の曲がった老齢の遺体の順に並べてみると…

ゴゴゴゴゴゴ…

棺が地下に沈み、その中央に階段が現れた。


「ハル!終わったよ。こっちおいで。」

「うぅ。ありがとう。」


階段を降りるとまた広間だが、10層は洞窟のような広間で天井がかなり高い。こんなに降りてきてないはずなのに…


ゴゴゴゴゴゴゴ…

地面から大きな岩のゴーレムが現れた。


「いきなりボス部屋か!」


《鑑定》

ロックゴーレム

HP:1800

MP:250

筋力:100     素早さ:50

魔力:100     精神:20

運:20

スキル:土魔法Lv.10、硬化Lv.8、結界魔法Lv.2


「なんか急に強くなってないか!?2人とも気をつけて!」


…といいながら翡翠を持ってスキル:一閃で一刀両断した。


「さすがマァトね。本当に敵が強いのかわからなくなるわ。」

「たぶん俺抜きでも勝てる相手ではあるけど、念には念を入れてね。」

「マァくんのそういう気遣い、感謝してるわ。」


ゴーレムの残骸の所に階段が現れた。

そこを降りると11層はまた砂漠エリアだった。


「またコレぇ〜!??」

「何もないね。ビーク!見てきてくれ!」


しばらくして帰ってきたビークからはまた何もないとのことだ。

「わからないからとりあえず歩いてみようか。」


しばらく歩くと1層の時のようにまた岩山が現れた。だが、1層の時よりかなり多く歩かされた気がする。


「マァ君。ここの階層で今日戻らない?」

「ディケ大丈夫?体調よくない?」

「まだ行ける気はするんだけど、暑さで少し疲れた。」

「強めのボスフロアも通過したし、今日は帰ろうか。」

「賛成!汗かいてベトベトだから帰りたいと思ってたところ。」

「じゃあっ」


転移で談話室に戻ってきた。

「すご〜く便利だけど、他のパーティに姿見せてないのは大丈夫かなぁ?」

「あ!よく気づいたね!全然考えてなかったや。どうしよ…」

「今日に関しては行ってないことにしておいて、明日からはダンジョンまでの行き来はみんなと同じ方法で移動した方がよさそうね。下の方の階層に行っていればその日に帰ってくるのは難しいからどこか違う町の宿とかに飛んで休むか、帰っても談話室や個室から出ないようにするか、かな?」

「ハル!頭いい!そうだね。明日からは転移の使い所や言い訳考えておかないとだね。」


チート使い放題ってわけにはいかないかぁ…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。