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七罪の裁定者  作者: まーるぽー
第4章・中立学園都市国家・ゴンドヴィル後編

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第82話

ゾンビ達が迫ってくる前に飛び出して翡翠で一蹴。

真横に振り切ったあとには真っ二つになったゾンビが残るだけだった。

こいつらは耐久力はさほど高くないと見える。


「数はいるけど、こいつらは脆いからパワーでおしていけばなんとかなる!二人ともいけそうか?」

「うん!ディケの魔法と私の弓で距離はとれてる。」

「私達は大丈夫だからマァ君はそっちお願いね」


残るゾンビをみんなで一掃するにはそんなに時間は要らなかった。


「強くなくてもいきなり出てこられるとびっくりするね。」

「さすがにちょこんと出てた手を疑わないわけにはいかないけど、囲まれるとは思わなかったよ。」


また歩き始めると今度は白い布切れのようなものが落ちていた。

「なんだ?これ?」


手に取ろうとした瞬間。

シュルルルルルルル

何かが腕に絡みつく!


「くっ。なんだこれ!?」

ザザザザザザ

今度は包帯まみれのマミーがでてきた。

片腕が取られた状態だ。

身動きが…とれる。

え?こういうのって腕が取られて動けないー助けてーのシーンだと思ったのに…

「マァ君大丈夫!?」

「あ。うん。この通り!」

取られた腕を振り上げて洞窟の天井にマミーをぶつける。つながってなかったらこんなことにはなってなかっただろうに…


「きゃっ!」

「ハル!」

今度はハルの足に包帯が絡みつく。

流石に俺は常人ならざるステータスあるからだけど、2人はどうかわからない。


氷の刃を投げて包帯を切ろうと放った


けど、必要なかったようだ。

ハルがびっくりして足を上げただけでマミーのほうが引っ張られてる。

さっきのゾンビ同様にステータス自体は低いみたい。


引っ張られたマミーは体勢が悪くハルとディケに袋叩きにあって、あっけなく倒された。

「あーびっくりした!弱かったからいいけど、やっぱり意識のないところからの攻撃は気をつけないとだね。」

「ハル、ケガは…ないね?」

「もちろんよ!大丈夫。」

「まぁまだ4層だしそんなに手こずるようなのもでるわけないか!」


ボス部屋では無限湧きかと思えるほどの大量のゾンビとマミーを倒して通過した。


また砂漠フロアかと思ったら今度は石室のような暗いが正方形に切り取られた道が続く石造りのエリアだった。


「謎解きフロアじゃないのかな?」

「まだわからないわよ!気をつけて!」


「にゃ〜ん」

「ん?猫?」

近づいてみても逃げる様子がない。人慣れしているのか?

手の届きそうな所で逃げ出した。

「追いかけてみよう!」

猫の割に俺だけじゃなくてハルやディケでもギリギリ追いかけられるスピードだ。

「なんかこの猫、猫にしては遅くない?」

「っはぁはぁ…そう…だね。マァ君じゃなくても私達で追いつけそうなスピードだもんね。」

「これって追いかけっこ?」

「ん〜どうだろ?もしかしたらたどり着いた先に何かあるのか…」


しばらく走り続けると行き止まりになって猫は止まっている。

「にゃ〜ん」

爪を立てて床をガリガリと引っ掻いている。


「ハル、猫ちゃん守ってて。」

「ふんっ!」


力と魔力を込めて床をパンチする。

穴が空いたが、穴の先が見えない。暗いわけでも明るい訳でもなく、空間が少し歪んでいるような…

「なんだ?これ?」


あたりにある石を投げ込んでみても何かに当たるような音は聞こえない。

手だけ入れてみて危機感知のスキルを使っても何も反応がないのでいきなり敵のど真ん中みたいなことにはならなさそうだ。


「入っても大丈夫そうだけど、どうする?俺は行ってみようと思う。」

「マァ君が行けるなら行っちゃおう!」

「そうね。マァトが大丈夫そうっていうなら大丈夫なんじゃない?」


謎の穴に入るとまた同じような石造りの通路が伸びている。

「これは6層に来たのかな?それとももっと違うところなのかな…」

「どうかしら…さっきのフロア以外にこの造りのところはなかったから新しく進んだとおもっていいんじゃない?」

「私もそれでいいと思う。マァ君が言う通り6層かどうかはわからないけど、進んでるんだと思う。」

「一応魔導具があるから戻って先生に確認すればいいから進んでみようよ!」

「それもそうね。いきましょう!」


そのまま進むと最初の蛇が複数体で現れた。

俺とハルの弓、ディケの魔法で一掃した。

その後にも何度か遭遇したが難なく倒して進んだ。

ボス部屋にはいると大きなコブラがでてきた。

《ポイズンコブラ》

HP: 850

MP:110

筋力:50    素早さ:40

魔力:30    精神:10

運:10

スキル:毒Lv.5、潜航Lv.3


「さっさと終わらせて次行こう!」

アイテムボックスから翡翠をだしてすぐさま飛び上がり一刀両断にした。


「マァ君が攻略困難になるには何階層まで降りなきゃならないんだろうね。」

「1000層くらいじゃないかな?」

「そんなところあってもだれも攻略しないわよ」


1つ降りたところの安全地帯で昼食をとった。

「今日は早めだけど、この7層?のボス終わったら戻ろうか?現在地を知っておかないとね」

「りょーかいっ!」


小一時間で7層?のボスを攻略して拠点に戻った。

食堂でお茶を飲んでいる先生に確認した。

「先生!俺達の最終到達階層知りたいんだけど教えてもらえる?」

「どうした?」

「途中で階段ではない方法で階層を移動したからどこにいたのか気になって…」

「あぁ。あの猫か?」

「そうそう!あれは階段と思っていいの?」

「それでいい。強制転移させられるんだが、ただ1つ階層を降りるだけだ。」

紙を広げると生徒の現在地や健康状態、最大到達階層などの情報が表れる。

「マァト達は8階層になってるな。」

「あぁ。それならよかった。ありがとう先生!」


まだ攻略できる階層がたくさんあってよかった!


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