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七罪の裁定者  作者: まーるぽー
第3章・中立学園都市国家ゴンドヴィル(3級)
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第51話

衛兵に引き渡したジャンならびに家来は抵抗することなく連行されていった。


一件落着かな。

ただ、ドークスというかテミス家が関わっていたということは気に留めておかないと。

あの家の膿がこれで出し切れたとは思えない。


城に戻ると宰相さんが出迎えてくれた。

「こんなに早く解決してくれるとは思ってもみなかった。ありがとう。今日はゆっくり休んでくれ。」


部屋に戻るとメイドさんから

「お風呂にしますか?お食事にしますか?それとも…」


それともっ!??


「お休みになりますか?もうお時間ですので。」


いやいや、そこはさ、何ていうか…もう…

「ひとまずお風呂入ってからお食事いただければと思います。」


「かしこまりました。準備は整って御座います。ごゆるりとお寛ぎくださいませ。」


お風呂の後には宰相さんがお礼を兼ねてということで豪華なディナーがあった。


カツン!

窓ガラスに何か当たった?

バルコニーにでるとハルが待ち構えていた。


「お疲れ様。イメリアのために動いてくれてありがとうね。あなたのおかげで本当に助かったわ。」


「何だか昨日よりいい顔してるね。事件解決はしたけど、ハルにも何かいいことあったの?」


「まぁね。あなたのおかげよ。いい夏休みになったわ」


「あ!禁書庫まだ行ってないや。明日こそ行かないと!」


「無理ね。船の時間考えたら明日には出発しないと学校間に合わないわよ。」


「それならまだ大丈夫だよ。転移があるからさ!もし転移しないならゲイルに乗ってけば1日もかからないよ。」


「それなら大丈夫ね。私も禁書庫ご一緒しようかしら。いい?」


「もちろん!2人で見たほうが数多く見られるしね!」


翌日朝食を食べ終わるとまた宰相が部屋にやって来た。

「此度の働きに皇帝陛下が褒賞を与えたいとのことで昼食を共にしたいとのことだ。また時間になったら呼びに来るから褒美に欲しいものを考えていてほしい。」


「わかりました。たぶん禁書庫で本を読んでいると思うのでそちらにいらしていただけますか?」


「わかった。それでは後ほど。」


禁書庫ではムゴルの図書館でみたジョブの種族特性についてさらに深掘りしてかいてあった。種族ごとに発現しやすいもの、逆に発現しないものについて。ユニークジョブについての記述では神の気まぐれや精霊からの贈り物という名前で書いてあった。勇者、聖騎士、竜騎士、賢者、剣聖というユニークジョブに関しては数百年に一度発現すると。エルフからは賢者が生まれるらしい。その5種が産まれるのは同時期でその頃には世界の厄災が訪れそれに対応すべく発現すると言われている。

七つの大罪についての記述はどこにもなかった。

天使の試練なのかはわからないが、世界には古くからある洞窟や遺跡があってそこでは見たことのない異形な強者との戦闘があるとのことだ。


「マァト殿そろそろよろしいか?あっ!ハルマーナ様もご一緒でしたか!」

宰相が迎えに来た。


円卓に座った皇帝から

「よく来てくれた。歓待に応えてくれて感謝するぞ。」


「ご招待いただきまして感謝いたします。皇帝陛下がいらっしゃる席が円卓なのは珍しいですね。」


「今日は非公式の会食ゆえ余にも気軽に話ししてほしくての。堅苦しいのは今日はナシじゃ。そこの龍の件も、今回の件も1人でよく解決に至ったものだ。武力といい探索能力といい…我が国の…いや!私直属の近衛とならないか?」


「ありがたいお誘いなのですが、まだ今は学生の身分ですし、卒業後は世界各地を冒険して回ってみたいのです。ですのでお断りさせて下さい。」


「そうか。1人で一軍隊以上の戦闘力を持っているものが敵対しないことを祈ろう。それで褒美をとらせたいのだが、何か望むものはないか?」


「俺の褒美って言うのが正しいのかわかりませんが、望むとしたらハルの将来をハル自身に決める権利をください。将来を誓う相手も、どのような大人になるのかも貴族だからといって誰かに決められるのはよくないと思っています。慣習や政治など色々あるでしょうが、大切な友人のハルには誰かに決められて進む道ではなく自分の決意で踏み出す一歩を尊重して欲しいのです。」


「え?ちょっとまって!私なの?いやいや!とってもありがたい話だけど、それじゃマァトの褒賞じゃないじゃない。」


「いいんだよ。俺にとってはそれがとってもありがたいご褒美だからさ。」


「わかった。聞き入れよう。継承問題でゆれていれば返事はできんが、世継ぎはいるから心配ない。ちょうどよく婚約相手もいなくなったことだし、ハルよ、これからの生き方、よく考えよ。」


「お父様も…うれしいけど…うん。ありがとうございます。」


「ちょうどよくいなくなった?どういうことですか?」


「貴殿が捕らえたジャンこそがハルの婚約相手なのだよ。知らなかったのか!?…それはそれでよかったのかもな」


「俺結果的に破談させちゃってたのか…」


「いいのいいの!マァトが気にすることないわよ!むしろ破談になってせいせいしてる。本当にありがとう。」


「まぁ俺が言うのもアレだけど、お家柄はいいかもしれない。それでもあの人のお嫁さんになるのはけっこう大変そうだよね。」


「今だから私も言えるけど、小さい頃から気に食わなかったのよね!家のことだから仕方ないと思っていたけど、本当によかったわ。」


〜食後〜

后妃の間

「ハル、あなたは学校へ行っていい人を見つけたのね。これからはしっかり捕まえないと、あーゆー人はいつ飛んでいっちゃうかわからないんだから!」


「そういうんじゃないんだってば!お母様までからかうの!?たしかに異性のなかでは1番好ましいとは思うけど、恋人とかそーゆーんじゃないからっ!」


「はいはい。今はそういうことにしておきましょうかね。でも気づいてからでは遅すぎることもあるの。しっかり自分と向き合って。今すぐじゃなくてもいいけど答えは必要よ。」


「うん。わかった。自分の将来も含めて考えてみる。」


……………………


こうして濃厚な夏休みは終わりを告げてまた学校生活に戻るのでした。


〜現在のマァト〜

Lv.68 D級冒険者

HP:78000

MP:38000


筋力:8100

素早さ:7700

魔力:8400

精神:8500

運:2200


弓:アルテミス、大剣:翡翠


スキル:強欲Lv.36(強奪、コピー、マーキング)、傲慢Lv.30(鑑定、弱点看破、過去視)、暴食Lv.15(アイテムボックス、転移)、色欲Lv.3(テイム)



聖級剣術Lv.6、剣舞Lv.26、暗殺術Lv.18、忍び足Lv.22、回避Lv.30、水魔法Lv.30、統制Lv.5、疾走Lv.24、土魔法Lv.15、火魔法Lv.28、生活魔法Lv.26 、騙し討ちLv.10、詐術Lv.8、初級槍術Lv.5、上級弓術Lv.7、遠視Lv.13、索敵Lv.18、結界術Lv.8、回復魔法Lv.26、スタミナ向上Lv.15、瞬間跳躍Lv.6、身体強化Lv.17、嗅覚Lv.9、瞬身Lv.13、毒魔法Lv.5、隠身Lv.8、飛行Lv.6、聴覚Lv.4、危機感知Lv.3、浄化Lv.4、貫通Lv.2、意思疎通Lv.1、重力魔法Lv.8、頑強Lv.11、影魔法Lv.6、多腕Lv.10、並列思考Lv.8、心眼Lv.12、一閃Lv.6、風魔法Lv.10


テイム:天災龍・ゲイル



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