表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
31/32

第31話

学校が始まり1週間が過ぎた。

授業は日々の予習の賜物か難なくこなせている。

そもそも前世の知識がある時点で基礎的な数学や化学全般などはこの世界のものを凌駕できている。

この世界での歴史やジョブ、スキル、魔法については図書館で本にかじりついて日々勉強だ。

だいたい朝起きてからのルーティンはこんな感じだ。

起床・朝食

授業

図書館

夕食

風呂、翌日の予習

就寝


スティアとはクラスが違った関係で朝と晩以外顔を合わせなくなった。疎遠になったわけでもないがお互いがお互いを尊重してる?みたいな。

寝起きの悪さはまったく改善していない。

俺がいなかったら毎日遅刻だぞ!

多大な感謝を受けてもいいくらいだ!


………


昨日の昼食時に姉さんから実家からの手紙をもらった。その場でサインをして返信を依頼した。

これで公式的には兄さん達からは嫌がらせしないはず。父様からの指示で嫌がらせすれば死が待っているしね…


まぁでも警戒レベルはまだ維持していた方が良さそうだ。


毎日とは言わないが不穏な視線を感じる時がまだ止まらないからだ。

嫌でも気付く。

あれはキールからの視線だ。

怒り、妬み、嫉み、蔑み…

ムカついてしゃーないんだろう。

俺の評価が高いことも、そもそも生きていることさえも…



「お前達!入学して1週間が過ぎた。少しは慣れてきたか?前に話したが、3級は基本的には座学がメインだ。だが体もたまには動かさないとならない。それでだ!月に一度ダンジョン実習を行うこととする。運動がてらだから深い階層には行かない。パーティは組まずに全体行動とする。さすがに100人がバラけると収拾がつかん!多少の自由時間はあるがみんなで行軍するような感じだな。」


「せんせー!ダンジョンだからモンスターでたり罠があったりしますよね?」


「その通り!モンスターは弱いやつしかでてこないからビビる必要は全くない。卒業後の進路が決まっている者もいるかとは思うが、いかなる時も生きていけるようにふかふかの暖かいベッドで寝る以外の生活も慣れておけ!基本的には毎度2泊3日の行程とする。」


やっとダンジョンいけるのか!!

楽しみだな〜

ここのダンジョンの歴史は古く、文献で歴史が記されている頃にはすでにここに存在していたとのことだ。

深層にはどんなお宝が眠っているのだろうか…

20層までは確認されているようだが、まだ続いていて探索の余地が大いに残されている。

いったい最下層は何層なんだ?

20層までというのは敵の強さのせいなのか、物資面からみた時間的制約なのか…


「ちなみに先生は何層までいったことありますかー?」


「いい質問だ。18層までは降りたことがある。モンスターの強さもなかなかだが、何個か問題がある。食糧や水等の物資がたりなくなるのだ。一応モンスターの可食部を食べたり、たまにある湧き水から汲んでみたりと補給方法はなくはないのだが、1番はMPの回復と疲労だな。下層にいけば行くほど強力になるモンスターに対して魔法やスキルを使うことが増える。使ったMPはそこから1日かけて回復するも、一気に使えば丸一日回復日が必要になる。そんな止まって進んでを繰り返すと疲労がたまっていくから限界がきてしまうんだよ。」


「MP回復薬をいっぱい持ってさっさと下層に下りる方法はないんですか?」


「その方法で20層が限界だったようだ。」


俺みたいに絶対量が多いか使用MPが少なく済む戦闘方法があればいいのだろうけど、敵が強くなれば消費していくのは当然だろう。

俺ならば20層よりも下にいけるんじゃないか??

まぁ…学校の許可がおりないだろうから、チャンスを待つしかないだろう。


部屋に戻るとスティアがいた。


「毎日図書館に通って飽きることはないの?僕なら本を開いたらただの睡眠薬になるだけなんだよな…」


「歴史書やジョブやスキルについていろいろ調べてたら読み切るどころか本がたくさんありすぎていつ終わるのやらって感じだよ。そういえば今度ダンジョン行くって言われたけど、スティアは説明あった?」


「あぁ〜先生言ってたね。体動かした方がいいって。体動かして授業終わるなら僕は断然そっちがいい!そこで採取した素材は行ったチームで分配してもらえるみたいだからある程度集まるなら工房行けるかもって思ってる。」


「浅い階層だからモンスター素材は大したことないだろうけど、鉱石の類でいいものあるといいね。何か狙ってるものあるの?」


「レアな鉱石はでてこないみたいだから鉄鉱石と銀が少しでも有ればとは思ってる。一週間座りっぱなしだから体動かしたくてウズウズしてるよ。」


「俺もそう。模擬戦とか定期的にしっかり戦ったりできたらいいんだけどなぁ…」


「マァトは戦闘系なんだもんね。ちょっとダンジョン歩くくらいじゃ物足りないよね。」


「そうなんだよね!もう少しヒリついたバトルをしたいもんだよ。」


「戦闘まで行くと少し苦手だな〜製作系といえど、素材採集もあるからある程度は戦えないとならないけど、どうしてもね…苦手な人は一定数いるから2級で足踏みする人結構いるみたいだよ。」


「俺の方が先にダンジョン行くから終わったらどんな感じか伝えるね!」


「ありがとう。楽しみにしてるよ。」


コンコンコン

「失礼するよ。」


「……エル兄さん!」







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ