第3話
膨大な蔵書の書庫
まさに本の海
時間があれば書庫に入り浸り日々色々と学んだ。
そして問題が一つ
「マァーぁーくぅーーん」
どんっ
「うっっっ!」
勢いで抱きつくというかもうすでにこれはタックルなのでは?
兄弟唯一の女性。上から3人目の子ども長女:ディケ。もうブラコンの域を超えている気がする
俺が書庫に入り浸っているのを知ってからは高確率でやってきては俺と一緒にいたいとくっついて離れない
命の危機と思って七つの大罪を調べたいのに誰かいたら全然進まない
「マァ君はホントに天才だよねー6歳でそんな本読めるし、騎士隊長と剣の稽古ももう全然手加減されてないよ?」
もう書庫にくるようになって3年経つ。
全然進まないのは本の量だけではない
お姉様、あなたの寵愛が大きな足踏みの原因でもあるんだよ!!!
俺が5歳になると剣術の稽古も始まっていった。
「マァト様本当に6歳ですか??」
「日に日にお強く、お上手になられて私でもお教えすることがなくなってしまいそうです。」
この隊長はおべっかを使うタイプじゃないから信じていい
俺は強くなれたようだ
午前中は剣の稽古、午後は書庫そんな毎日を過ごしている。
七つの大罪もしくは強欲
これにまつわる書物や記述は一切でてこない。
だがこの世界についての学びを多く得られたのはやってよかったところかな
10歳までのカウントダウンは始まっている
もうそんな悠長な余裕はない
何かヒントだけでもつかめたら
7歳のある深夜
なぜか目覚めてしまったのでトイレへ
廊下の奥でぼんやり光がみえる
こんな時間に誰だ??
こっそり近づいていくと父がいる
でも一人じゃない!
見たことない誰か
怖くてこれ以上近寄れないから話は聞こえない
ガタッ
「誰だ!!」
定番ですよねーー
10歳より前に詰んだか?
ここでエンドロールなのか?
父にバレたが
部屋に戻るよう促されそれで終わった
え?いいの?
寝られないまま朝を迎えた
朝食後呼び出された
父の書斎に俺一人
もちろん人払いするよね
「昨晩のことは口外するな。忘れろ。」
少し間を開けて
「いや…忘れなくていいから手伝ってもらおうか。5日後の夕飯の後で私の部屋に来なさい。」
あの時間に何かしていてお行儀のいい話はなんもないよね
悪事だよねー
悪事に手を染める七つの大罪
もう、まさに
そのまんま罪人じゃん
賄賂みたいなものなんだろうけど、何手伝うんだろうか…




