表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
66/72

第64話 初撃

今回は戦闘回です

第2ライン要塞

 

朝6時

 

どんっどんっどんっ

 

 朝から司令官室のドアを叩く音が鳴り響いていた、その音を聞いて司令官が何事かと思うと、ドアの向こうから「伝令です!」という声が聞こえてきたので、そのドアを叩く主を部屋を部屋に入れた。

 

司令官「何事だ!?」

 

 部屋に入ってきたのは、帝国軍士官の制服を着用した兵士だった。

 

士官1「司令!レジスタンスが我が要塞に攻撃を仕掛けてきました!」

 

司令官「な、なにぃ!」

 

 その知らせに司令官は急いで部屋から出て、会議室へと向かった。

 

タッタッタッ

 

 走って会議室に向かう司令官、司令官が今走っている施設は司令部だ、普段は穏やかな司令部が全体的に喧騒に包まれており、司令官と同じく廊下を走る者や怒号出す者で溢れていた。

 

ガチャン

 

 司令官が会議室に着くや否や勢いよくドアを開けた、そこには連隊長や大隊長といったこの要塞内でも偉い人達が集まっていた。

 

司令官「状況は?」

 

 司令官の言葉に反応して、答えたのはライン要塞防衛軍予備憲兵隊第1歩兵連隊の連隊長だった。

 

連隊長1「現在、レジスタンスは1個軍約8000の軍勢で我が要塞に向かっています、敵の編成は分かっているだけでも戦列歩兵4個連隊と擲弾兵2個連隊を中心に、竜騎兵3個連隊、砲兵3個連隊、さらには魔術師1個中隊も確認されました」

 

司令官「敵の指揮官は?」

 

連隊長1「ジリーム・バンベルディ、元デーギリックス帝国軍の擲弾兵連隊の連隊長で、帝国がマークしていたレジスタンスの幹部です」

 

 連隊長の報告に頭を悩ませる司令官に連隊長があることも報告した。

 

連隊長1「それと不可解な点があるんです」

 

司令官「不可解な点?」

 

連隊長1「実は斥候がレジスタンスを偵察中にバタッバタッバタッ、大きな音を立てて空を飛行する物体を見たと言うんです、それも数十個合ったとのことでした」

 

 連隊長の不可解な報告を聞いた司令官は、嫌な予感を抱きつつも会議室にいる3人と共に作戦会議を進めた。

 

 作戦会議の結果は、駐屯している予備憲兵隊2個連隊と砲兵大隊に加えて、近くに街から第2ライン要塞に徴収されてくる武装火縄銃連隊2個と武装市民連隊1個を加えた計5個連隊で、レジスタンスを迎撃することになった。

 5個連隊は要塞で籠城を仕掛けて、なるべく味方への時間稼ぎになった。

 

3日後

 

 第2ライン要塞には、現在に駐屯している兵士全員が装備を着用して敵の攻撃に備えていた、連隊規模で城壁の上や要塞内に建てられた施設で待機していた。

 その瞬間は、監視兵の怒号から始まった。

 

監視兵「て、敵が来たぞー!」

 

 そう、ここから戦争は始まったのだ。

 

 帝国軍側は要塞にある要塞でレジスタンスを攻撃しようと狙いを定めた。

 レジスタンスは、砲兵をある位置に配置して戦列歩兵も配置させた。

 

レジスタンス側

 

 ドラグスオーガスト総攻撃作戦の最初のプランとして、レジスタンスの先遣隊が第2ライン要塞で防衛軍と戦闘を開始した。

 

 レジスタンスは、24ポンド野砲を敵の要塞が狙える場所に配置した。歩兵は要塞を包囲するように展開した。

 

ボンボンボンボン

 

 24ポンド野砲の砲撃が、第2ライン要塞の入り口がある南の城壁に命中していった、命中した箇所に傷をつけるだけであまり有効弾が出ていないようだった。

 その間に、戦列歩兵は駆け足で東の城壁に向かった。

 

 壁に辿りつくとロープの先に鉤爪のような物を取り付けた物を、壁に引っ掛けて登っていった。

 

 レジスタンスの戦列歩兵が、壁を登り切ると壁の上で防衛軍と戦闘になった。

 銃床や銃剣での殴り合い刺し合いで、城壁は血と死体だらけになった。

 

帝国軍側南の城壁

 

 レジスタンスの戦列歩兵が、攻撃している城壁とはまた違った城壁の上では防衛軍が待機していた。

 

歩兵1「隊長!敵が東の城壁を攻撃をしています!」

 

隊長1「何!1個中隊を別の城壁に向かわッ

 

ピュン!

 

 歩兵1は、突然さっきまで話していた隊長の頭が吹っ飛ぶのを見てしまった。

 

歩兵1「え?」

 

バンバンバンバンバン

バンバンバンバンバン

ダッダッダッダッダッ

 

 歩兵1は隊長が戦死した直後に、乾いた音が連続して聞こえた、すると、目の前で立っていた戦友達が次々と力なく倒れていった。

 

 そして、歩兵1の意識も戦友達と共に消えていった。

 

レジスタンス側

 

 南の城壁から200m離れた所に、緑の斑模様を着た自衛隊員の姿があった。周りに溶け込むために顔に緑のペイントを施してあった。

 

隊長1「了解!レジスタンスが東の城壁を攻撃した我々はプラン通りに城壁の上にいる防衛軍が攻撃する!」

 

隊員達「了解!」

 

 隊員達は、自分達の銃である89式小銃と12.7㎜機銃の標準を城壁の上にいる防衛軍に合わせた。

 後は隊長の指示を待つだけだった。

 

隊長1「攻撃開始!」

 

バンバンバンバンバンバン

バンバンバンバンバンバン

ダッダッダッダッダッダッ

 

 89式小銃と12.7㎜機銃から放たれた銃弾は、真っ直ぐ防衛軍の歩兵に命中していった。

 

隊長1「よし、城壁の上にいる歩兵は混乱しているぞ!」

 

 隊長1は双眼鏡を覗きながらそう呟いた。


隊長1「作戦の第二段階を開始する」

 

 隊長がそう言うと、隊員達は立ち上がり隊長を筆頭に次の目的地へと進んでいった。

 

 その数時間後、レジスタンスの戦列歩兵が一斉に第二ライン要塞へと突撃して第二ライン要塞は制圧された、司令官は最後の最後まで戦ったが自害した。

 

第二ライン要塞から数㎞離れた平原

 

 真っ平らで飛行場に向いてそうな場所だった、そこに、南の城壁を攻撃をしていた自衛隊員達が散開して待機していた。しばらくすると土埃を上げてくる集団が目に入る。

 徐々に、緑色の物体が陸を走り空を飛びながらこちらに近付いてきた。

 

 そう、土埃を挙げている緑色の物体は迂回していた自衛隊の本隊が来たのだ。

次回は本格的に侵攻します

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ