第19話 異世界探索12
今回はいつもより長いです
吉川二等陸曹側
吉川二等陸曹「目的地まではまだあるのですか?」
リリー「いえ、あの丘を越えればもうすぐ着くと思います」
吉川二等陸曹「そうですか、わかりました」
10分後
吉川二等陸曹らは無事に丘を越えることに成功した、馬車の中にいた吉川二等陸曹らは馬車から身を乗り出して目的地を見渡した
吉川二等陸曹「運河があるな、それに...おお?」
吉川二等陸曹は絶句した、そこに広がっていたのは...
加藤三等陸曹「嘘だろ」
吉川二等陸曹「こんなにあるのか?」
彼らが見た光景は黒い液体の湖があったのだ、吉川二等陸曹はそれが石油だとすぐにわかった
吉川二等陸曹「ここですか?」
リリー「ええ、そうよ」
吉川二等陸曹「荒木一等陸士、山本海将に連絡を入れろ、俺達は石油王になれると」
荒木一等陸士「はい!」
キャメロン側
宗原三等陸曹「ここがテルベール諸国連合帝国の首都ですか」
キャメロン「ええ、そうよ」
宗原三等陸曹らの視界広がるのは30mはあるだろう防壁とそこから顔を出す巨大な城だった
キャメロン「さ、ザギサルサール都に入りましょう」
テルベール諸国連合帝国の首都、というか帝国だから帝都だよねのザギサルサール都、人口90万の巨大城塞都市
ここはテルベール諸国連合帝国の中心である経済的にもかなり成長している都市である
そのザギサルサール都の中心にあるのが、デイトボーゴ王城である
その城前にいるのがキャメロン率いる宗原三等陸曹の第2班だった
キャメロンが城門へと近づいていった
キャメロン「お見知りおきよ、衛兵さん」
衛兵1「何者だ?」
キャメロン「ドルディーア家のです、予約を取っているはずですが?」
衛兵1「ちょっと待ってろ」
数十秒後
衛兵1「すいません、キャメロン・ドルディーア様、それでは、案内の者が来ますのでどうぞ、お入りください」
キャメロン「ありがとうございます、それでは」
キャメロンらは無事に王城に入っていった
庭の城門をくぐって綺麗に並べられた石の道を歩いていると城本体の扉が開き、タキシードの男が歩いてきた
?「どうも、テルベール諸国連合帝国の執事をやっておりますボワルと申します」
キャメロン「私はドルディーア家、長女、キャメロン・ドルディーアです」
ボワル「はい、ドルディーア様、どうぞこちらへ」
ボワルという執事の案内で王城中へと入った
中はさすが帝国と名乗って事だけあってすごく豪華だ
きらびやかな装飾、すごく綺麗で豪華な絵などが天井に書かれていた
ボワルがある部屋の前にたどり着くとゆっくり扉を開けた、中には数十人いた、彼らは人間やドワーフ、獣人、エルフなどの多種多様だ
そして、ちょうど真ん中に見えるのは王座みたいな椅子に座っているライオンに似た獣人が豪華な服を着て座っていた
どう考えたって彼が王様だろうなと思いますよこれは
ボワルは我々を手で案内すると後ろに下がった
?「やあ、ドルディーア家の長女、キャメロン・ドルディーア殿、お父上には世話になっているよ」
キャメロン「はい、テルベール諸国連合帝国、バディルディ皇帝陛下」
バディルディ皇帝陛下「うむ、それで我に何のようかのう」
キャメロン「はい、私は和平の仲介に来ました」
バディルディ皇帝陛下「なるほど、さてどこの国かのう?」
キャメロン「いいえ、国ではありません、自衛隊という組織と和平を結んで頂きたい」
バディルディ皇帝陛下「自衛隊?」
キャメロン「ええ、そうです、彼らはあのニッケルホル海賊団を一方的に葬ったのです」
その言葉に周辺の貴族や政府関係者がざわめいた
バディルディ皇帝陛下「その話が本当ならば吉報だな、もう賞金は渡っているのだろう?」
政府関係者「ええ、確かにわが国にでもその話は聞いておりまする、そして、賞金のほうも無事に払われてたと聞きました」
バディルディ皇帝陛下「そうか、それでキャメロン殿、一体どのようにして忌々しい海賊共を葬り去ったのだ?」
キャメロン「はい、それ...」
お嬢様お話中
キャメロンの話がおわると周りざわめいていた
宗原三等陸曹「やはり、簡単には信じてもらえそうにないか」
宗原三等陸曹が少し心配気味になっていた、まあ、当然である魔法使いでもない人間たちが爆破魔法で国家軍並みの大艦隊を葬り去ったのだから
バディルディ皇帝陛下「そうか、まあ、我が海軍にはその趣旨は伝えておこう、えーと、赤い丸が中央にあって後は白い旗だな?」
キャメロン「ええ、そうです」
バディルディ皇帝陛下「よし、おい、海軍元帥はいるか?それか国防大臣でもいいからとにかく海軍関係者はいるか?」
バディルディ皇帝陛下が現在集まっている貴族や政府関係者に向かって呼びかけたところ数人の手が上がった
バディルディ皇帝陛下「今手を上げているもの前」
手を上げていた者たちは人をかき分けて皇帝陛下の前へと向かった
バディルディ皇帝陛下「よし、お前から順番に名前と役職を言ってみろ」
?「はい、私の名はベイデー・アバミック海軍元帥です」
皇帝陛下に名前と役職を言えと指名された初老の男は自分の名前と役職を言った、彼はテルベール諸国連合帝国海軍の最高指揮官に当たる海軍元帥であったのだ
バディルディ皇帝陛下「ふむ、次」
?「はい、私の名はクリステル・ガリオンボメックです、役職は艦隊総軍司令官です」
皇帝陛下がアバミック海軍元帥の横にいた二十代くらいの犬人族の犬耳が垂れている若い女、服装は海軍大将の階級章を付けていた
?「はい、私の名はキャサリス・フォーバッハ中佐です、海軍憲兵隊です」
クリステル海軍大将の横にいた二十代くらいの人間で海軍憲兵隊の中佐の階級章が付いている士官服を着ている女性が話した
?「はい、私の名はレベイル・アドミックスです、海軍所属のスターアスロー級戦艦1番艦スターアスローの艦長です、階級章少佐です」
キャサリス海軍憲兵隊中佐の隣にいた海軍士官服に階級章が少佐の三十代の若い狼人族の全身白い体毛の男が話した
うん、後は海軍憲兵隊の少尉や海軍第1戦隊司令官や海軍第1艦隊の提督だったりした
?「私は海域警備隊総司令官のルバンス・ホーリンズ海軍大将です」
第一艦隊の提督シンディ・カコーミック少将の隣の魚人族の四十代半ばの海軍士官服に大将の階級章をかけている男が発言した
ちなみに海域警備隊は自国の海を敵の正規軍ではなく海賊といった連中から商船などを守るための海軍組織です
後は海域警備隊の艦長や部隊長だったので説明を省きます
?「私はミリアン・リブーブです、役職は国防大臣です」
海域警備隊の第1艦隊付属の第26海兵大隊の大隊長ミッド・オルバーバの隣にテルベール諸国連合帝国ではビジネススーツに値する服を着た竜人族の三十代の女性が発言した
後は海軍審査官や海上貿易担当の役人、外交官、漁業連盟の会長などが名を連ねた
こうして、数人じゃないけど前に出てきた者の自己紹介が終わった
バディルディ皇帝陛下「よし、終わったな、ならばこれから王令出すしかと聞くんだぞ」
皇帝陛下の前に出てきた者たちは少し緊張した面持ちで王令を聞いた
バディルディ皇帝陛下「海軍関係者はすぐに自分の部隊及び同僚にこの話を伝え自衛隊という組織が悪者ではないことを伝えろ、海上関係者はすぐに仲間や同業者に自衛隊について伝えて決して悪者ではないと伝えろ、他の者も自衛隊は悪者ではないと自分の担当組織に伝えろ」
キャサリンとその付き人と第2班の隊員たちは安堵の表情を浮かべた
のちに宗原三等陸曹が無線で石油の確認を伝えてられ石油の産出地の買い取りの話を皇帝陛下にキャサリンを通じて話され皇帝陛下から許可が下りた
こうして、自衛隊は石油の確保に成功したのだ
やまとの艦長室
この部屋に電話の受話器を耳に当てて何か話している海上自衛隊の士官がいた
山本海将「そうか、返還に成功したか、よくやった、これで問題はないな」
それはこんごうの艦長から電話だった、内容は第4王女の返還に成功したという知らせだった
次回は第4王女の返還する話です




