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tactics cmap

瀬能「あのぉ、何なんですか? やる気あるんですか?」

皇「・・・・私に言ってのか?」

火野「あんた以外に誰がいんのよ! キャンプよ、キャンプ! なに手ぶらで来てんのよ!」

瀬能「そっちの手ぶらじゃないわ!」

皇「お前らテンション高いな・・・・」

瀬能「キャンプですよ、キャンプ!」

火野「そうよキャンプよ!」

皇「だから、キャンプだろ?」

瀬能「だぁかぁらぁ・・・ほとんど、手ぶら!だからそっちの手ぶらじゃないわ!」

皇「何回、その件、やるんだよ? 別に、手ぶらってわけじゃない。ちゃんと、必要なモン、持ってきてるし。・・・・お前達の方が、・・・・・・お前ら、山に、引っ越しでも、しに、来たのか?」

瀬能「普通ですよ、普通!」

火野「これが山ガールよ!」

皇「山ガールって、お前、・・・また、古いワードを。

あのなぁキャンプだぞ?キャンプ。なんでそんなに、荷物、多いんだよ? だいたいなんだよ、これぇ?」

瀬能「デリカですけど? ミツビシが誇る、4DW! デリカですけど?」

皇「まぁわかるよ。デリカ。・・・・でも、デリカで来るほどの山か?ほぼほぼ、高速道路から、直結じゃねぇか。冬山でもねぇし。で、お前は、これ?なに?」

火野「グロリアバンよ!」

皇「ああこれ、グロリアか。」

火野「ワゴンとバンがあって、荷物つむならやっぱり、バンよね?」

瀬能「御影はこれでも、丘サーファーだから、これに、サーフボード乗っけて、走っているんですよ!」

火野「丘サーファー言うな! たまに、・・・・・サーフィン、やるわ! ま、ちょっと、見てる時間が多いけど」

皇「まぁお前はサーフィンでもキャンプでも、どっちにしたって、カッコだけバカだから、こういうの好きなのは分かるけど。」

火野「カッコだけバカってなによ!」

皇「いいなぁ。グロリアバン! いいなぁ、お前、これ、運転していいか?」

火野「駄目に決まっているでしょ!絶対乗せないわよ!」

皇「カッコつけのくせに、ケチくせぇ女だなぁ」

火野「うるさいわねぇ! そういうあんたは、どうやって来たのよ?」

皇「私? 電車で来た。車で来たら、酒、飲めないだろ?」

瀬能・火野「はぁ?」

皇「はぁ?ってなんだよ? 電車で来ちゃぁ悪いのかよ? どうせ、お前ら、車だから、帰り、乗せてもらえばいいし。ビール、飲めるし。」

瀬能「瑠思亜は飲むこと、ばっかりじゃないですか!」

皇「キャンプってそういうモンだろ?」

瀬能「違いますよ! こういう、山の上の方で、いい景色みながら、のんべんだらりするのが、キャンプですよ!」

火野「今からテント、設置するから!」

瀬能「あ、私も、テント、建てないと。」

皇「・・・・デリカん中で、寝ろよ。でけぇ車なんだからさぁ。あと、お前も、グロリアん中で、寝れるだろ?バンなんだし。」

火野「そういう事じゃない! キャンプに来たんだから、テント、張るでしょ!

私、モノポールテント、買ったのよ!」

瀬能「ああ、ついに。ついに、御影が、モノポールに、手を出したんですね? 相変わらずのミーハーくそ女ですね!」

火野「これが、カッコイイのよ! ユーチューブで見たんだけどさぁ。このモノポール。いわゆる、ザ・テントじゃない? サーカステント! はぁん、カッコイイ!・・・・・あと、ミーハーくそ女ってなによ?」

瀬能「・・・・可愛いなぁ、いいなぁ」

火野「ほら、あんた達、口、動かさないで、手ぇ、動かす」

皇「手伝うのかよ?」

火野「一人で建てるの、大変でしょ! 手伝いなさいよ! モノポールなんだから、建てるまで、バランス、悪いんだから」

皇「一人でできねぇモン、買ってくるなよ?」

火野「ほら、広げて! 私、ポール、建てるから!」

瀬能「ええぇ!それ、私、やりたい! やらせて下さい!」

火野「なんでよ?主役がポール、建てるに決まってんじゃない!」

瀬能「手伝っているんだから、ポール、立たせたいです! あ、いつもは、違う、ポール、立たせてますけど」

火野「・・・・うっさいわ!

ほらほらほら! サーステント! 隣のバンと、絵になるぅ! カッコイイ! バンのベージュと、テントのベージュが、お互い、絵に、なるのよねぇ! 写真、撮ろうっと!」

皇「結局、SNSじゃねぇかよ」

瀬能「いやぁん。御影。・・・・・いい。いいです。」

火野「そうでしょ? いい、絵になるでしょ? この高原、そして、このテント! そして、バン! すべてがキャンプにマッチしている! また、いいね!が増えちゃう!」

皇「杏子はどんなテント、持ってきたんだよ?」

瀬能「えぇぇっと、3ルームの、シェルターでぇ・・・・」

皇「お前、バカだろ?」

瀬能「はぁ! なんでですか? いいんですよ、広くて! しかも、遮熱で、降雨にも強い!おまけに素材がゴアテックスだから、湿気も逃がす! 天井も高い! そのまま中で、チェアとテーブルのセットを置けます!」

皇「お前は大人しくデリカの中で寝てろ!」

瀬能「嫌です! 建てます!」

皇「・・・・・・じゃぁ、一人で、やってろよ」

瀬能「さっき、御影には手伝ったんだから、私のにも、手伝って下さいよ!」

皇「お前、手伝ってやれよ」

火野「まぁいいわ。・・・・それにしても、こんな、バカみたいに大きいの、どうやって建てるのよ! 杏子、ちゃんと、指示、出してよね!」

瀬能「ここの、穴に、この、ポールを、順番に、入れていけば、最終的に、自立するんですよ。最後に、室内用の、インナーテント、入れれば完成です!」

皇「じゃ、やってろ。・・・・・終わったら、呼んでくれ。」

瀬能「ちょっと、待ってぇ! 瑠思亜も手伝って下さいよ!」

皇「そんな、一時間もかかりそうな奴、誰が、手伝うんだよ! だいたい家族用、持って来る、意味、あんのかよ?」

瀬能「じゃ! じゃぁ、みんなで、寝ましょう! これ、広いし!」

火野「嫌よ、どうして、私、あんな、見栄えするテント建てたのに、あんたのテントに、入んなきゃいけないのよ!」

皇「・・・・・ほら。すぐ、こういう事、言う奴、出て来るから」

瀬能「御影はもうちょっと協調性、持ってもいいんじゃないんですか! だって、私のこの3ルームのテントの方が、快適ですよ?」

火野「快適とか、そういう問題じゃないわ! いかに、カッコイイ、キャンプをするかが問題なのよ!」

皇「ほらほら言ってねぇで、手ぇ、動かせ。手ぇ動かさないんだったら、大人しく、デリカで、寝てろ。」

瀬能「・・・・・・・ぐぬぬぬ・・・・・くやしい・・・・・くやしい・・・・・御影に負けるのが悔しい・・・・・・・」

皇「お前はそういう奴だからな・・・・・」

瀬能「三十万円したのにぃ・・・・・・広いし、」

皇「値段の問題じゃねぇ・・・・お前に、必要じゃねぇスペックのモン、もってくるからだ」

火野「あんた、テントは?」

皇「私? ああ。一応、持ってきた。ソロ用の、」

火野「なに?この、ちっちゃいのは?」

瀬能「・・・・なんですか? 山でも、登るんですか?」

皇「カナダの自然公園とか、歩くには使ったけどな」

火野・瀬能「・・・・・カナダ?」

瀬能「そういうのじゃないんですよ!」

火野「そうよ、そういう事じゃ、ないのよ! そういう、超、本格的なの、いらないのよ! かわいくなくちゃいけないのよ!」

皇「お前、なに、言ってんだ?」

瀬能「ゆるキャンとか、ネガキャンとか、見た事ないんですか?」

皇「・・・・ネガキャンって何だよ?」

火野「あーやだやだ! 本格的にキャンプとかやってる、とか、マウントとって? なに? そんなにヘビーユーザーだから偉いわけ? 何様? うえ様? キャンプ様で、ございますかぁ? じゃ、チョモランマでも登ってなさいよ?チョモランマにぃ~!!!!」

皇「なんで怒られてるんだよ?」

瀬能「怒りますよ! 瑠思亜!あなた、なにも、女子キャンプを、なにも、わかってない!

女士キャンプは、かわいくてナンボ、快適で、ナンボなんですよ? なんですか、さっきからぁ! 超、本格的な、アウトドアのギア、持って来て! そういう人は、カナダでもスイスでも、よく分からないけど、そういう所に行って下さいよ!どうせアレでしょ?オーロラ、綺麗だなぁとか、言っちゃうでしょ? 私達はねぇ、オーロラなんか見ませんよ! wifiが届く所で動画みながらお酒、飲むんですよ!

ここは、にわかキャンパーが、楽しむ、なんちゃってキャンプ場なんですよ!」

皇「・・・・・自分で言ってて、恥ずかしくないのか?」

火野「そういうジャンルだからいいのよ。にわかで結構! プロでマニアはお断り! 楽しく愉快に、お金、かけて、キャンプするのよ!!」

皇「お前達、こういう時だけ、仲、いいよなぁ・・・・

もう、面倒臭いから、杏子の、でっかいテント、張って、みんなで、入ろうぜ? その方が、効率的だろ?撤収も早いし。」

瀬能・火野「のったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

皇「お前、ワンポールテントなんか張ったって、使いづらいだけじゃねぇか」

火野「テントの真ん中に柱があるんだから、使いづらいに決まっているでしょ! 雰囲気よ、雰囲気、雰囲気重視でサーカステント、買ったんだから!」

瀬能「じゃぁ、一気に、3ルームテント、立ち上げますよ!」

火野「ガッテン承知!」


皇「ほんと無駄に広いな。さすが三十万だけしたことはある。」

瀬能「しかも、思ったほど、設営に、時間も取られない。テントの進化もあなどれません。」

皇「これだったら、運動会とかお祭りで使う、タープのテント。あれでも良かったな。あれ、全身、巻けば、風も入ってこないし。」

火野「どこのキャンプ場に、大型タープを、ひろげるバカがいるのよ? あんなの、おじさんが、夜中まで酒盛りするだけの小屋じゃない。」

瀬能「まぁ行きつくところ、あれが、便利なんですよね。見栄えは悪いけど。」

皇「これだって、場所的には、かなり、取ってるけどな。」

瀬能「でも見栄えがいいでしょ? 中も快適だし。ああ、ほら、上も、高いし。空気、入れ替えの、窓も、ついてます。」

火野「さぁて、基地も確保したし、今度は、火を、起こすわよ! 火起こしよ!」

瀬能「焚火台! 焚火台!」

皇「ちゃんと、外で、やれよ? 死にたくねぇからな」

瀬能「・・・・・そこまで、おバカさんじゃありませんよ? 御影どうしますか? 前室、開けて、屋根の下で、やりますか?」

火野「そうねぇ・・・・・外で、いいんじゃない? ランタン吊るしてさぁ。」

瀬能「ああ、ランタン、ランタン! 私、今、吊るして、きます!」

皇「全部、LEDライトかよ? その方が、楽だけどさぁ。」

瀬能「この、LEDランタン。ランタンっていうか、ライト。これ、小さいくせに、八時間、持つんですよ? 凄くないですか?」

皇「凄いけど、幾つ、持ってんだよ?」

瀬能「いやぁだって、区画が三つもあるんですから、それ相応に、持って来ないと、暗いじゃないですか?」

皇「・・・・・・いいけど。お前、・・・・・虫、寄ってくるぜ?」

瀬能「は?」

皇「は、じゃないよ。当然だろ? こんな山のだだっ広いところで、明るい、電気、焚いたら、虫が、寄って来るに決まってんだろ? お前、セブンイレブンの店先、見た事ないのか?」

瀬能「え? え? え? え?」

皇「意味ねぇけど、テントのまわり、線香、置いておけよ?」

瀬能「・・・・持って来てないです」

皇「お前、バカだろ? 少し、光量、落とすか、数、半分にしろ。虫の餌食になるぞ?それか、テントを閉めっきりにして、虫、入れないようにするか、どっちかだ。」

瀬能「それじゃぁ可愛くないじゃないですか!」

皇「可愛い、可愛くないの問題じゃねぇだろ」

瀬能「・・・・・ぐぬぬぬぬ・・・・・」

皇「おい御影! お前、虫除け線香、持ってきてるか?」

火野「あるわよ」

皇「お前は杏子よりかは使えるな」

火野「なんでよ」

皇「あるったけ貸せ、テントの周りに、設置する!」

火野「高いんだからあんまり使わないでよ?」

皇「お前なぁ、そういう問題じゃねぇだろ? お前も、虫と、一緒に、寝たいのか?」

火野「・・・・・いいわよ、全部、使いなさいよ」

皇「無駄にテントが大きいから、線香も、数、使うなぁ。」

瀬能「御影、火ぃ、つきましたか? ・・・・ピコグリルですか?」

火野「ちょっと違うのよ。パチグリルなんだけど、ピコグリルの進化系! 正直、ピコより、使い勝手がいい! 火床が大きいし、五徳も、あるから、料理する時、鉄板とかも、おけるのよ!」

瀬能「私のも見て下さい!」

火野「ファイヤーディスクじゃない」

瀬能「なんだかんだ言って、このファイヤーディスクが、焚火に関しては、元祖にして頂点。シンプルで尚且つ、使いやすい。」

火野「料理するには、向かないじゃない」

瀬能「いや、だから。焚火先行ですよ。私は、焚火が、したいんです!」

皇「お湯沸かしたり、料理するには、こっちの、ピコグリルのセニモノが使いやすいよな。」

火野「・・・・・インスパイア系! ニセモノ言うな!」

瀬能「御影、早く、火ぃ、お願いします!」

火野「でも、なか、なか、火ぃ・・・・つかないのよ・・・・・・・」

瀬能「フェザースティック、もう少し、作りましょうか? あと、最初の火種になるやつ、私、持ってますから。」

シュ ジュポ

皇「・・・・・」

火野「なにやってんのよぉ、あんたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁあああああああああ?????!!!!!!!!!!」

皇「・・・・え?」

火野「今、火ぃ、起こしてんでしょ!」

皇「だって、ライターで、つけちゃった方が、早いだろ?」

火野「そういう問題じゃない! こぉのぉ、ファイヤースティックでぇ、つけるのがいいんでしょぉぉぉぉぉぉぉ????」

瀬能「ファイヤースターターとも言いますけど、でも、瑠思亜。今のは、瑠思亜が悪いですよ。御影が、一生懸命、火ぃ、起こしてるのに。」

皇「やるなら一発で、つけろよ?」

火野「あんたが、ライターで、火ぃ、つけたんでしょ???」

皇「はいはいははい。悪かった悪かった。」

火野「ぜんぜん反省してないじゃない!」

皇「じゃ貸してみろよ?こっちで、火ぃ、つけてやるから。これで、つければいいんだろ?」

火野「そうよ」

シュ シュ シュ シュ シュ ・・・・・ジュ

火野「なんでよぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!! なんで一発でつくのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

皇「ほら、ついたぞ? 火種、焚火ん中に、いれるからな?

あのなぁ。こういうのはな。この鉄粉。この鉄粉を、先に、火種になる、この、木とか麻に、まぶしておくんだ。それで火種が飛んで行った時に、火が、つきやすくなるんだ。常識だぞ?」

火野「知らないわよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!! そんなことぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!!」

瀬能「へぇ。知らなかったです。」

火野「悔しい。このキャンプをナメてるクソ女の所為で悔しいぃぃぃぃぃぃぃ」

瀬能「そういう瑠思亜は焚火台、持ってきたんですか? 荷物からして持ってきてはいないと思いますけど。」

皇「私は、ガスしか、持ってきてない。ま、さすがに、山の上の方まで登るわけじゃないから、ガソリンの奴は、持ってこなかったけど。ガス缶の方が、なにするのも早いからな。」

瀬能「ホント情緒がないですねぇ。キャンプの意味、分かってます?」

皇「・・・・・理解できねぇ」

火野「もういいわよ! お肉、焼いて、食べるわよ!」

瀬能「うほぉ~い!」

皇「ちょ待てよ」瀬能「・・・・この時代、キムタク!」

火野「なによぉ! まだ文句あんの?」

皇「あの、まず、さぁ。・・・・・メシの準備だろ? 米。米・・・・ないのか?」

火野「はぁ?」

瀬能「えぇ? 瑠思亜。キャンプ場まで来て、お米、食べるんですか? あの、ワッフルとか、パンを焼いて、食べるんですよ? パン。」

皇「パン?」

瀬能「ホットサンドメーカーっていうのがありましてぇ。これに、パン、入れて、ソーセージとか野菜とか入れて、焼くと、美味しいんです! あ、餃子とか入れても美味しいんですよ?」

皇「餃子?」

火野「ちゃんと、キャンプ場に来る前、近くのスーパーで食材、買ってきたわよ!」

皇「食材っていうか、総菜じゃねぇか。・・・・・これ、食うだけじゃねぇか!」

瀬能「別にいいじゃないですか。出来合いのもの、食べても。なんですか? キャンプ場に来たら、カレーとか、作らないと、駄目なんですか?」

火野「今時、キャンプに来てカレーなんて作ってる人、いないわよ。林間学校?林間学校の間違いですか?」

皇「・・・・・・お前、言い方」

瀬能「ボーイスカウトじゃありませんから、お惣菜、つまんで、お酒、飲んで、・・・・・星空みながら、語り合うんです。 誰が一番さきに、結婚するか~とか、? とか? キャッキャ!」

皇「キャッキャじゃねぇよ。料理もろくにできねぇ奴が、結婚なんか、出来るわけねぇだろ!」

火野「女子キャンプっていうのはねぇ、こういうモンなのよぉ! 肉、焼いて、この、極厚、鉄板で、肉、焼いて、ビール、飲むの! 日頃のストレス、飛ばすの!」

皇「キャンプじゃねぇじゃねぇか、バーベキューやりてぇだけじゃねぇか! しかも間違ったバーベキュー。」

瀬能「鈍器ですよ、この鉄板!」

皇「何ミリあるんだよ?これぇ・・・・」

火野「六ミリよ」

皇「完全な鈍器だよ」

火野「重たくて、手首、腱鞘炎になる勢いよ」

瀬能「まあまあ瑠思亜さん。あれでしょ?アメリカ人のバーベキューと、日本人のバーベキューっていうのが、違うって話でしょ? 日本人が外でやるバーベキューはもれなく、ただの、野外焼き肉だって話。

そんな事、どうでもいいんですよ! 肉くって、うさ、はらせれば、それでいいんですよ! あと、見栄えが良くて、可愛ければ!」

火野「そうよ! キャンプなんてねぇ、自己満足なんだから! 他人に見られてナンボなのよ、キャンプは。」

皇「・・・・・・ああ、・・・・・・・・とりあえず私は、米、焚くから、」

瀬能「ライスのパック、ありますよ? わざわざ飯盒で炊かなくたって。」

火野「メスティンでやりなさいよ?」

皇「・・・・・・・・どうせお前ら、あとで、腹へって、メシ、食うとか、言い出すんだからよぉ。」

瀬能「はい、カンパーイ! カンパーイ!」

火野「カンペーカンペー」

皇「・・・・・・・・・」

瀬能・火野「・・・・・ノリ、悪い!」

皇「はいはい・・・・・乾杯!」

瀬能「ひと通り、ビール、買ってきましたから。サントリー、アサヒ、それからキリン。あと、助っ人外国人に、それから、クラフトビール。好きなのいっちゃって、下さい。」

火野「・・・・かぁ! ぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ、うまい!」

瀬能「あとは、お酒、飲みながら、適当に、料理、食べましょう! 総菜ですけど。あははははははははははははははははははははは! あははははははははははははははははははははははははは!」

火野「あんたは出来上がる早いんだってば!」

瀬能「あのぉ、これぇ、若鳥の唐揚げなんですけどぉ、しょうが入りと、・・・・なんですか?これ、よくわかんないけど、何かの、から揚げです」

火野「なにかって、なによ」

瀬能「それにこれ、もつの煮込みも、買ってきました!」

皇「見事に茶色ばっかりじゃねぇか」

火野「トルティーヤもあるわよ?」

皇「・・・・・肉の番、しろよ」




瀬能「あああああああああああああ!やっぱりぃ、白飯、白飯、食いたい!!!!」

火野「白飯、食わせなさいよ!!!!」

皇「・・・・・お前ら、自由だな。」

瀬能「ほぁら、早く、ごはん! ごはん! ごはん! ごはん!」火野「ごはん! ごはん! ごはん! ごはん! ごはん!」

皇「うるせぇ!バカ!」






瀬能「ぐごぉぉ~ ぐお~」

火野 ギリギリギリギリ・・・・・

皇「なにが、夜、星、見て、語り合うだ。・・・・・・・寝てんじゃねぇか。ったくぅ。いびきも歯ぎしりもうるせぇし・・・・・・。」

ジジジジジジ・・・・・・・

皇「あ、・・・・・標高、高いから、やっぱり、星が近いな。他のテントの連中も・・・・・・せっかく、山にきたのに、景色、楽しまないで、籠もってるんじゃぁ、もったいなぁなぁ。」

瀬能「ぐぉぉごぉ~」

皇「・・・・・うるっせ。デリカん中で、寝るか。」


※全編会話劇

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