14/16
開発区域、地下鉄南西部
カツーン、カツーン、地下鉄に二人の足音がとこまでも響く、避難して誰もいないという静寂が2人に世界で残された、最後の人類ではないのかという錯覚させていた。
「ねぇ、勇? 外にでてほんとに誰もいなくて世界に2人だけだったらどうする」
真穂がくすっと笑いながら訪ねると、勇はそうだなーまずはだな・・・と喋ってあるいていると階段が見えてくる。
「あ、階段だよ! ほらいこいこ!」
唐突に会話をさえぎり、危ないと制止する勇の手をひっぱって階段をかけあがる」
軽く息を切らしながらニッコリ微笑んで真穂が口をひらく。
「今回はくずれなかったね」
「ゼェゼェ・・・ 何が?」
「やだなぁ、勇、天井だよ天井」
「あぁ、そういやそうだな」
そう勇がいうと近づいて手をきゅっと握りしめる真穂、そして真顔で勇の顔をみつめる。
「だからね、今回は絶対ここから出れるよ、ね?」
その言葉に真穂が不安でしかたないことを感じとって、勇はその不安を振り払ってやるため真穂の手を強く握り返し、「あぁ、絶対に出れるさ」と力強く返答するのであった。
それに安心したのか安堵の表情を浮かべて、今度はゆっくりと勇の手をひっぱて病院に向かうのであった。




