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【エピソード 007】 スタッカート、テヌート、マーテルなどの組み合わせ。スタッカートは音価の半分の意味とは限らない。バイオリンの運弓と、波形。

【前書き】

なぜ記号だらけの楽譜を見て、音にできるのか?

初心者向け楽譜の謎解きエンターテインメント。


▼ 登場人物

ハル、ミッツ、ステラ、ショージ …… 同じ中学校の生徒。

ヤッ子 …… 理科教師。プライベートでジャズピアノ。


楽譜の読み方「楽典」を、アニメ脚本っぽい形で説明します。


「一方的に教えるのではなく、疑問に応える」「アニメ表現を利用」です。




オリジナル『ガクテン』または『ガクテン♪ソフト版』から、「余計な物語りは不要、要するに音楽の話だけ」の需要に応えた、楽典に特化したものです。


そのため、ドラマチックな「キャラの魅力」「ラブ要素」「ジョーク」は無くなりました。


唐突に音楽の話になる「教育アニメ(エデュテインメント)」となりましたから、ストーリーには違和感があります。


「再放送や、Blu-rayの、長期的な繰り返し需要の視点から、web小説よりも、アニメで説明したい」という気持ちが強いです。




人間ドラマも含めたもの、アニメ化に向けての自由度(情報の取捨選択、話数変更など)は、オリジナル『ガクテン』または『ガクテン♪ソフト版』を、ご覧願います。


ここでは、人間ドラマなどが無く、音楽の情報だけが、連続している。レトロSFの宇宙食のように、味気の無いものです。



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【エピソード 007】 スタッカート、テヌート、マーテルなどの組み合わせ。スタッカートは音価の半分の意味とは限らない。バイオリンの運弓と、波形。


■ 第2話。


放課後。吹奏楽の練習。


吹奏楽の先生「オーボエ。そこのスタッカートは、半分に切らないでお願いします。ここでは、軽いアクセントにしましょう」


オーボエの生徒「え? スタッカートは、音価の半分で鳴らすのをやめるんじゃないですか?」背景に「音価」と、そのフリガナ。「音を鳴らし続ける時間」と指し棒で。


吹奏楽の先生「そうですが、スタッカートには、「半分で鳴らすのをやめる」だけではなく、「1つ1つを明確に」とか、「アクセント」とかの意味もあります」


▼ 場面変更


先生ちゃん。


説明用の別世界。背景は無地。


8分音符で「ド、シ、ラ、ソ」の演奏例。


強弱の無い、ブザーのような機械的な演奏。楽譜の下の、音の強弱を表すグラフは、長方形が並んでいる形。指し棒で「この横幅が「音価」で、音を出し続ける時間を示す」と。


この長方形の高さは、音の大きさを表す。


以下、楽譜、変形した長方形、ブザーでの演奏、演奏の現在時刻を色で示す。


演奏の現在時刻は、細い線が移動する方法( )シーケンサなどの一般的な手法)でも良いが、移動の残像がぼんやり残る手法、ぼんやりの残像が点描で消えて行く手法、点描が揺らめかずに上に昇って消える手法など。


スタッカートを付けたら、長方形が痩せて、隙間を開けて並んでいる。「音価が短くなって、その代わりに、音を出さないでいる時間ができた」


これ以外にも、アタックを強くして「1つ1つを明確に」の演奏例と、長方形の左端( )左辺)が高くなり、先頭だけ音が強いのを表現。強弱が一定のブザーでの演奏例と、ブザーだが強弱のある演奏例。


スタッカートと、レガートやテヌートと合わせて、「4分の3の時間で、鳴らすのをやめる」の解釈もあれば、アタックを少しだけ強くなど。


スタッカートに似たマーテル( )楔形のアクセント記号)は、ピアノでは「4分の1の時間で……」「アクセント( )不等号記号のような形)より強く」ということもあれば、バイオリンでは弓で弦を叩く「マーテル」ということもある。


それぞれ、記譜と、音の強弱などを並べて説明。


アクセント記号のように、音符に付く記号では、バイオリンの弓の使い方の指示もある。弓は「bow( )ボウ)」で、その使い方が「ボウイング」で、「運弓」とも呼ぶ。バイオリンの弓は、往復するように動かして、弦を擦る。


弓の動きの方向が違うと、音色も違う。波形は、ほぼ逆位相になる。


記号の意味は、このように、楽器によって意味が変わったり、1つの曲でも箇所によって変わることがある。


▼ 場面変更


先生ちゃんの説明が終わり、さっきの続き。


吹奏楽の先生「というように、楽譜で同じ表記をしていても、表現方法は必ずしも同じではありません」


生徒「でも、楽譜をしっかり読めって、いつも先生、言うじゃないですか」


吹奏楽の先生「はい、そうです。楽譜に慣れていないと、スタッカートがあるのを見ていながら、見逃してしまいますね。音符を読むだけで、てんやわんやですから。そんな時には、丁寧に読みなさいと指導します」


吹奏楽の先生「今のみなさんは、丁寧に楽譜を読んでいます。そこから次は、作曲者はどんな気持ちで、スタッカートを書いたかです」


次回は …… 【エピソード 008】 音符の玉は「右上がりと右下がりの2種類限定」「白と黒の2種類限定」ではないが。音符の玉の高さは、弾力でプニュで、ジグザグ。



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