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【エピソード 006】 トランペットのトテチテタは、何倍音かを選択。倍音列の隙間をピストンで埋める。倍音の「純正律」と、ピアノやギターの「12平均律」。

【前書き】

なぜ記号だらけの楽譜を見て、音にできるのか?

初心者向け楽譜の謎解きエンターテインメント。


▼ 登場人物

ハル、ミッツ、ステラ、ショージ …… 同じ中学校の生徒。

ヤッ子 …… 理科教師。プライベートでジャズピアノ。


楽譜の読み方「楽典」を、アニメ脚本っぽい形で説明します。


「一方的に教えるのではなく、疑問に応える」「アニメ表現を利用」です。




オリジナル『ガクテン』または『ガクテン♪ソフト版』から、「余計な物語りは不要、要するに音楽の話だけ」の需要に応えた、楽典に特化したものです。


そのため、ドラマチックな「キャラの魅力」「ラブ要素」「ジョーク」は無くなりました。


唐突に音楽の話になる「教育アニメ(エデュテインメント)」となりましたから、ストーリーには違和感があります。


「再放送や、Blu-rayの、長期的な繰り返し需要の視点から、web小説よりも、アニメで説明したい」という気持ちが強いです。




人間ドラマも含めたもの、アニメ化に向けての自由度(情報の取捨選択、話数変更など)は、オリジナル『ガクテン』または『ガクテン♪ソフト版』を、ご覧願います。


ここでは、人間ドラマなどが無く、音楽の情報だけが、連続している。レトロSFの宇宙食のように、味気の無いものです。



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【エピソード 006】 トランペットのトテチテタは、何倍音かを選択。倍音列の隙間をピストンで埋める。倍音の「純正律」と、ピアノやギターの「12平均律」。


▼ Cパート


ヤッ子。先生ちゃんのように、顔だけ、または2頭身。


説明用の別世界。背景は無地。


ヤッ子「早坂君は、ギターの弦で倍音を鳴らしていた。実は、倍音は、管楽器でも使われているんだ」


この説明により、吹奏楽部でのトロンボーンの話の補強となる。


画面上部に、ピアノの鍵盤を表示する。基音から8倍音までと、それより少し広い範囲。黒鍵は、薄い灰色。


鍵盤の色は、これから、「今、鳴らした音」が赤、「既に、鳴らせるのがわかった音」がピンクと変わって行く。


ヤッ子「この弦は、「ド」に調律されている」弾く。弦の振動がわかりやすいように、マルカッコのような、点線と実線を表示する。


弦の、振動の形を表示したまま、鍵盤の左端の「ド」の下に設定する。「基音( )1倍音)」の文字を添える。鍵盤には「ド」の文字が書かれる。


ヤッ子「弦の長さの、2分の1の箇所を、そっと触って弾くと、弦が8の字に振動する」弾く。8の字の、マルカッコのような、点線と実線を表示する。


弦の、振動の形を表示したまま、鍵盤の左から2番目の「ド」の下に設定する。「2倍音」の文字を添える。鍵盤には「ド」の文字が書かれる。


ヤッ子「弦の長さの、4分の1の箇所を、そっと触って弾くと、このように8の字に振動する」弾く。4倍の8の字の、マルカッコのような、点線と実線を表示する。


弦の、振動の形を表示したまま、鍵盤の左から3番目の「ド」の下に設定する。「4倍音」の文字を添える。鍵盤には「ド」の文字が書かれる。


ヤッ子「弦の長さの、8分の1の箇所を、そっと触って弾くと、このように8の字に振動する」弾く。8倍の8の字の、マルカッコのような、点線と実線を表示する。


弦の、振動の形を表示したまま、鍵盤の左から4番目( )右端)の「ド」の下に設定する。「8倍音」の文字を添える。鍵盤には「ド」の文字が書かれる。


ヤッ子「ここまで、「2倍の、2倍の、2倍」としたものは、全部同じ名前の「ド」だな。弦の長さの「半分の、半分の、半分」の場所を、触った」


ヤッ子「では、3分の1の場所を触った3倍音は、何かと言えば、「ソ」だ」鍵盤の「ソ」を、これまでと同様に。


ヤッ子「3倍の2倍は、同じ名前の「ソ」だ」鍵盤の「ソ」を、これまでと同様に。


ヤッ子「基音から8倍音までを、一気に示そう」倍音の鍵盤を、これまでと同様に。


ここまで、「ド」の倍音は、説明の度に赤くなっている。


ヤッ子「トランペットには、たった3つのピストンしかないな。押すと押さないの組み合わせは、ピストンが3つなら、8通りだ」


ヤッ子「トランペットは、ピストンを押すと、息は迂回路を通るようになる。管が長くなるので、低い音が鳴る」


トランペットの簡略図。ピストンを押すと、迂回路を息が通る様子を表示。


ここでは、鍵盤との対比で説明するので、C管トランペットを使用する。


ヤッ子「トランペットの、ピストンを押さないで、鳴らせる音は、これだ」鍵盤の、2倍音から8倍音までの赤が点滅。1倍音の赤は、白に戻る。


ヤッ子「ただし、7倍音は、少しズレがあるので、使わないようにしているので、ここでは「鳴らないつもり」として、無視しよう」鍵盤の、7倍音の赤は、点滅しながら白に戻る。


ヤッ子「ところで、『おもちゃのチャチャチャ』の歌詞の「トテチテタ」は、唇を硬くしたり、柔らかくしたりの、唇の形を表現しているんだ」


『おもちゃのチャチャチャ』は、著作権が現存。


ヤッ子「唇の具合を変えることで、何倍音を鳴らすかを、選ぶんだ」


ヤッ子「倍音は、ギターの弦に触れて演奏する「ハーモニクス」と同じ。ということは、ギターの弦の1本だけのハーモニクスで同じことができる」


弦が1本だけのギターを用意する。トランペットと同じ調律。倍音の「8の字」をいくつか表示する。ハーモニクスだけで、進軍ラッパを演奏しながら、「8の字」のどれかが強調。


ギターでの進軍ラッパと、トランペットでの進軍ラッパを交互に演奏。


実写のギターでは、指が弦のどこに触れているのかわかりにくいので、予め触る場所を図示しておく。図示のうち、触っている部分だけ、色を強調。弦の8の字を強調する線を合成しても良い。


画面では、ギターの糸巻きが上になるようにする。


ヤッ子「トランペットの2番ピストンを押すと、この音が鳴る。ピストンを押さない音と比べて、低い音だ」


これまでの鍵盤の赤が、ピンクになる。2番ピストンで鳴らせる音が、赤くなる。この、色の変化は、視聴者が迷わない順番にする。


ヤッ子「2番ピストンを戻して、1番ピストンを押すと、この音が鳴らせる」鍵盤の色が変わる。


ヤッ子「1番と2番のピストンを押すと、この音が鳴らせる」


このように、ピストンと鍵盤の色変化をして、「倍音の飛び飛び」の隙間が埋まるまで続ける。


ヤッ子「トロンボーンは、ピストンを使う代わりに、スライドの伸縮で行う」トロンボーンの伸縮を、ストロボアクションのように表示する。


ヤッ子「ただし、ピアノの調律は、この倍音とは、ほんの僅かにずれている。倍音に忠実な調律は「純正律」で、倍音に合った和音なら溶け合って美しいが、倍音からずれた和音なら汚くなるからだな」


ヤッ子「倍音を基準とした調律の皺寄せを、1オクターブの12個の鍵盤で、均一にしたのが、普通のピアノで行われている「12平均律」という調律だ」


ヤッ子「ギターの調律で、ハーモニクスを使う方法が紹介されていて、それでは合わないという意見もあるのは、「純正律」と「12平均律」の違いだ」


ヤッ子「ハーモニクスは「純正律」で、ギターで使うのは「12平均律」。この僅かのずれが、「ギターをハーモニクスで調律しても、合わない」という理由だ」


次回は …… 【エピソード 007】 スタッカート、テヌート、マーテルなどの組み合わせ。スタッカートは音価の半分の意味とは限らない。バイオリンの運弓と、波形。



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