【エピソード 038】 長調と短調の説明は、宇宙人に地球人の男女を説明するように、乱暴だが大雑把に。「ド」「ラ」の音と、「長調」「短調」って単語が、繋がらない。
【前書き】
なぜ記号だらけの楽譜を見て、音にできるのか?
初心者向け楽譜の謎解きエンターテインメント。
▼ 登場人物
ハル、ミッツ、ステラ、ショージ …… 同じ中学校の生徒。
ヤッ子 …… 理科教師。プライベートでジャズピアノ。
楽譜の読み方「楽典」を、アニメ脚本っぽい形で説明します。
「一方的に教えるのではなく、疑問に応える」「アニメ表現を利用」です。
オリジナル『ガクテン』または『ガクテン♪ソフト版』から、「余計な物語りは不要、要するに音楽の話だけ」の需要に応えた、楽典に特化したものです。
そのため、ドラマチックな「キャラの魅力」「ラブ要素」「ジョーク」は無くなりました。
唐突に音楽の話になる「教育アニメ(エデュテインメント)」となりましたから、ストーリーには違和感があります。
「再放送や、Blu-rayの、長期的な繰り返し需要の視点から、web小説よりも、アニメで説明したい」という気持ちが強いです。
人間ドラマも含めたもの、アニメ化に向けての自由度(情報の取捨選択、話数変更など)は、オリジナル『ガクテン』または『ガクテン♪ソフト版』を、ご覧願います。
ここでは、人間ドラマなどが無く、音楽の情報だけが、連続している。レトロSFの宇宙食のように、味気の無いものです。
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【エピソード 038】 長調と短調の説明は、宇宙人に地球人の男女を説明するように、乱暴だが大雑把に。「ド」「ラ」の音と、「長調」「短調」って単語が、繋がらない。
ステラ「では、「ド」で終わるか、「ラ」で終わるかで、簡単に長調か短調かって思えばいいんですね」
ヤッ子「まずは、そうだ。そこで次に、メロディ以外の話もしよう。何が長いのか、短いのかという、名前の由来だ」
ステラ「そう、それです。「ド」「ラ」の音と、「長調」「短調」って単語が、繋がらないんです」
ハル「繋がらないから、無味乾燥な「暗記しよう」で、面白く感じない」
ステラ「そうなんです!」
ヤッ子「安心しろ。ここから、繋がりを話すから。繋がりがあることで、早坂君の好きな「謎解きの納得」になるから」
ステラ「早坂さんは、そうやって勉強なさっているんですか?」
ハル「そうなんだよ。そうじゃなきゃ、覚えられないし」
ヤッ子「長調と短調の違いは、定義はあるけれど、はっきりと分けられない曲も多い」
ヤッ子「星山君、君は、宇宙人に詳しいかね?」
ステラ「え、いいえ、私はどちらかといえば、生物学が好きです。もちろん、地球上の生物で」
ヤッ子「そうか、ちょうどいい。では、もしも宇宙人から、こう問われたら、どう答えるか。「地球人は、男と女がいるそうだが、どう違うんだ?」と」
ステラ「宇宙人にですか? 会ったことがないので」
ヤッ子。仁王立ちで、少し大きな声で。「つまり!」みんなが息をのむ。「男女と言っても人それぞれで、定義や特徴に当てはまらない人がいるように、長調と短調も、曲によって様々だ。そこのところを、肝に銘じておけ! 返事はっ!」
一同「はいっ!」
ヤッ子。急に、にこやかに「ということを踏まえた上で、長調と短調の話をしようか」
ヤッ子。黒板に、長調と短調の説明を書く。
黒板の上段に「長」、下段に「短」と書き、それぞれの文字を横長の楕円で囲む。
黒板の上段の、楕円の右側には、上段と下段のそれぞれに、全音符を3つ重ねて、和音を表す。これは後に、「長3度」などの文字を追加する。
黒板の上段の、和音の右側には、上段に「ド」、下段に「ラ」と書く。
黒板の中段に、上下の楕円の横幅の範囲内に、「○調」「○和音」「○3度」を横並びに書く。
その右側(上下段の全音符の位置)に、「主和音-主音」と書く。
ヤッ子「この○の中には、上の楕円の「長」か、下の楕円の「短」が入る」
ヤッ子「長調、長和音、長3度、ド。……短調、短和音、短3度、ラ」ヤッ子の言葉に合わせて、文字を強調するように、色が付く。
ヤッ子「長と短の、どっちが主和音に使われているか、これが、長調と短調の区別。理屈はこのように単純だが、単語の意味が漠然としているのが、もやもやするだろう」
ショージ。手で「もやもやぁ」とする。
ヤッ子「歌が「ああ、終わった」という感じで、しっかり終わった時、メロディは主音を歌い、和音は主和音を鳴らしている」黒板の「主和音-主音」を指す。
ヤッ子「鍵盤モノサシで、音階スライドをどの鍵盤に合わせていても、メロディは「ド」と「ラ」の、どちらか」
ステラ「それ以外は無いんですか?」
ヤッ子「それ以外は、ややこしいから、今の説明では割愛する」
ヤッ子「宇宙人に男女の違いを説明するような状態だから、「必ずしも、そうとは限らない」に、話を広げることはしない」
ヤッ子「和音の種類は、大雑把に4つ「増和音、長和音、短和音、減和音」があり、完全終止の時は、長和音か短和音のどちらかで終わっている」
ハル「それも、コードネームのスロットマシンですか?」
当話の、ロックンロールのスリーコードの話で表示したスロットマシンを再表示する。根音に指し棒で「ロックンロールの主要三和音で利用」と表示し、次に、和音の種類に指し棒で「ここで長調と短調の説明をする」と表示する。
ヤッ子「そうだ。和音の種類の、4つのうち、ここでは「長和音」と「短和音」だけを使う」
ヤッ子「完全終止の時、長調は、長和音が鳴って、ドで終わっている。短調は、短和音が鳴って、ラで終わっている」ピアノで、長調の終わり方と、短調の終わり方の例を演奏。
ヤッ子「早坂君。長和音と短和音は、覚えているな」
ハル「はい。英語では「メジャーコード」「マイナーコード」ですね」
上段(長調)の全音符の、根音と3度音を示して「ド」「ミ」と書き加え、「長3度」とする。下段(短調)にも、同様に「ラ」「ド」「短3度」と書き加える。
ヤッ子。音符を指して「長調は、メロディがドで、長和音で、長3度。短調は、メロディがラで、短和音で、短3度」
ヤッ子「長調も短調も、その時に鳴っている和音は「主和音」で、鳴っているメロディは「主音」という」
ヤッ子「このように、長調は長だらけ、短調は短だらけ。謎はいっぺんに解けて、清々しいだろう」
ハル「はいっ!」
次回は …… 【エピソード 039】 調、和音、音階の「長」と「短」の答えは、鍵盤モノサシにある。6度を半音で数えるより、鍵盤モノサシの見本と比べる。
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