【エピソード 014】 繰り返し記号のジャンプ。歌詞を頼りに慣れる。「戻る方向に」「進む方向に」の2種類。「ここからジャンプ」「ここに着地」の2種類。リピート記号は、入れ子(ネスト)禁止。
【前書き】
なぜ記号だらけの楽譜を見て、音にできるのか?
初心者向け楽譜の謎解きエンターテインメント。
▼ 登場人物
ハル、ミッツ、ステラ、ショージ …… 同じ中学校の生徒。
ヤッ子 …… 理科教師。プライベートでジャズピアノ。
楽譜の読み方「楽典」を、アニメ脚本っぽい形で説明します。
「一方的に教えるのではなく、疑問に応える」「アニメ表現を利用」です。
オリジナル『ガクテン』または『ガクテン♪ソフト版』から、「余計な物語りは不要、要するに音楽の話だけ」の需要に応えた、楽典に特化したものです。
そのため、ドラマチックな「キャラの魅力」「ラブ要素」「ジョーク」は無くなりました。
唐突に音楽の話になる「教育アニメ(エデュテインメント)」となりましたから、ストーリーには違和感があります。
「再放送や、Blu-rayの、長期的な繰り返し需要の視点から、web小説よりも、アニメで説明したい」という気持ちが強いです。
人間ドラマも含めたもの、アニメ化に向けての自由度(情報の取捨選択、話数変更など)は、オリジナル『ガクテン』または『ガクテン♪ソフト版』を、ご覧願います。
ここでは、人間ドラマなどが無く、音楽の情報だけが、連続している。レトロSFの宇宙食のように、味気の無いものです。
◆ ご感想を頂けると嬉しく思います。ログイン不要ですので、お気楽に一言をお願いします。
◆ 「評価」はログイン必要ですが、「感想」はログインせずに、どなたでも書けます。
【エピソード 014】 繰り返し記号のジャンプ。歌詞を頼りに慣れる。「戻る方向に」「進む方向に」の2種類。「ここからジャンプ」「ここに着地」の2種類。リピート記号は、入れ子禁止。
▼ Bパート
ステラの自宅の自室。部屋には、メルヘンの小物やキャラ。おかしなキャラもある。メイド服のカンガルーのぬいぐるみ、すね毛ボウボウの脚があるマックロクロスケのポスターなど。
ステラ。勉強机で、流行歌の楽譜雑誌の楽譜を読んでいる。真剣な雰囲気。机上には、別な楽譜雑誌が2冊。
ステラ。左右の指で、歌詞と楽譜を辿る。指が1本だけでは足りないので、人差し指と小指も使う。
▼ 場面変更
回想。回想内の回想あり。
ステラ。下校途中に、楽器店に立ち寄る。
▼ 場面変更
吹奏楽部の練習の回想。
回想の回想なので、楽器店で楽譜の棚を見ているステラの背景に、ぼんやりとした境界線内に描く。トロンボーン先輩との会話。
ステラ「先輩、この記号は何ですか?」コーダ記号、または、セーニョ記号を指している。
トロンボーン先輩「これは、繰り返し記号の仲間だな」
ステラ「リピートの仲間ですか?」
トロンボーン先輩「そう。楽譜は、最初から最後まで単純に進むばかりではなく、飛び戻ったり、飛び進んだりする」
ステラ「それが、よくわからないんですよ」
トロンボーン先輩「繰り返し記号の種類は少ないから、慣れるのも簡単だよ」
吹奏楽部の練習の回想の終わり。
▼ 場面変更
ステラ。楽器店で楽譜の書棚を見ている。「流行歌の雑誌、あ、これはピアノアレンジで、歌詞があるからOKっと。これは……芸能雑誌だから、楽譜じゃないな」
ステラ。手に取って開き、棚に戻したり、平積みの上に置いたり、置いたものを棚に戻したり。
回想のトロンボーン先輩の声「流行歌の楽譜雑誌、ピアノ編曲とか、ギター弾き語りでもいいから、知っている曲の歌詞が載っているものならOK」
回想のトロンボーン先輩の声「歌詞が無ければ駄目、あれも駄目、これも駄目の、できない理由ばかり言うようだけど、違うよ」
回想のトロンボーン先輩の声「勉強が目的の必要な条件があって、似て非なるもの、似ているけど紛らわしいものもあって、予算の都合もあるから、気を付けようね」背景に「似て非なるもの」を、フリガナを添えて表示。
回想のトロンボーン先輩の声「肯定的な「このように工夫すれば、できる」と、否定的な「これなら、できない」の、どちらの場合もあるよね。ここでは、「これなら、できない」が、楽譜の棚にはたくさんある」
回想のトロンボーン先輩の声「「これなら、できない」は、否定的だけど、「これがあれば、できる」の肯定的な考えでもある。肯定的に、ものを探すのって、宝探しみたいだね」
回想のトロンボーン先輩の声「「必ず必要」とか「代わりのもので良い」とか、色々あるよね。僕らはトロンボーンが担当だけど、繰り返し記号のためなら、別な楽器の楽譜でもいいよ、これが「代わりのもので良い」ってもの」
回想のトロンボーン先輩の声「これから繰り返し記号を勉強するんだから、歌詞を補佐にしたい。これが「必ず必要」ってもの」
回想のトロンボーン先輩の声「流行歌の楽譜雑誌には、それぞれ特徴があるので、何冊か見比べるのがおすすめ」
回想の終わり。
▼ 場面変更
ステラの自宅の自室。
楽譜の歌詞の部分を指で辿りながら、歌詞を口ずさむ。2番の歌詞の続きは、2番カッコにはあるが、1番カッコには無い。
ステラが見ている曲は、サンプルでも良いし、当アニメの曲でも良い。
回想のトロンボーン先輩の声「知っている歌の楽譜だから、歌詞を見ながら、楽譜のどこに飛ぶのか、わかりやすい」
ステラ。トロンボーン先輩からもらった、繰り返し記号のメモを、雑誌の隣に置いている。メモには、短い応援の言葉「ガンバレ!!」のような一言も書かれている。
繰り返し記号のメモ。「ここから飛ぶ」と「ここに飛ぶ」のセット。
繰り返し記号のメモ。リピート。「ここに」が無いので「仕方なく」の場合もある。
繰り返し記号のメモ。ダカーポ。ダルセーニョ。
繰り返し記号のメモ。コーダ。
▼ 場面変更
先生ちゃん。先生は、ステラの部屋の、メルヘンの不気味なキャラクターである、メイド服のカンガルー。説明の「ジャンプ」の箇所で、カンガルーがジャンプする。時々、空も飛ぶ。
説明用の別世界。背景は無地。
ジャンプを表す工夫として、机上に置いた楽譜を、斜めから見る。歌詞の所に足跡、ジャンプの軌道は立体的に、平たい厚みのある帯(きしめんっぽい)の矢印とするなど。厚みは、陰影でわかりやすく。
矢印に厚みが無いと、2次元のアニメでは、矢印の湾曲の形状がわかりにくい。
メイド服のカンガルーは、この後も、繰り返しの説明のために、何度か登場する。
先生「繰り返し記号は、クラシック音楽よりも、ポピュラー音楽の方で、よく使われているよ」
先生「主にクラシック音楽をしている人の中には、繰り返し記号に馴染みが少ない人もいることは、覚えていてね」
先生「繰り返し記号は、2種類の2種類だから、組み合わせは4種類だけだよ。……って、いきなりわからないか? 気にしないでね、こういうことだから」
先生「「戻る方向に」「進む方向に」の2種類。「ここからジャンプ」「ここに着地」の2種類」図表を棒で指しながら話す。
先生「歌の楽譜で、よく使われるのは、リピートとカッコだね」
リピート記号で、始まりが、楽譜の先頭にある例と、途中にある例。
先生「これは、戻る方向に飛ぶ。ここでジャンプして、ここに着地するんだ」
ジャンプする時、カンガルーが後ろを向いてからジャンプするのか、前向きのまま先頭方向にジャンプ(後ろにジャンプ)するのか、どちらにするのか未定。後ろ向きにジャンプするカンガルーは、違和感があるが、印象付けることもある。
先生「「ここに着地する」が、楽譜の先頭にある場合は、特別に、省略することもできるよ」楽譜の先頭のリピート記号が、ぼんやり点滅し、「先頭だから省略できる」と指し棒。
先生「ジャンプして、着地する場所を探して……」ジャンプしたカンガルーが、始まり記号を思い描きながら、キョロキョロする。「……どこにも無いから、仕方なく、先頭に着地する」
ジャンプしたカンガルーが、ちょっと怒ったような顔、または、困ったような顔で、着地する。
先生「リピート記号は、始まりと終わりのセットがあるよね。1つのセットが終わってから、次のセットを書いてね」
先生「もし、セットの範囲の中に、セットを書いたら、わけがわかんなーいってなるからね」
先生「このように、「始まりと終わりのセット」の中に、別な「始まりと終わりのセット」があるのを、一般に「入れ子」または「ネスト」と言うけど、このリピート記号では、入れ子をしてはいけないんだ」
先生「漢文の「返り点」だって、同じ記号を入れ子にできないから、同じ記号は離れた場所で使ったり、入れ子にするなら別な記号を使うよね」
繰り返し記号はややこしいので、この漢文の例は用いない方が良さそう。
正しい例として、リピート記号のセットが終わってから、次のセットの楽譜を表示。誤りの例として、リピート記号の入れ子の楽譜を表示。
正しい例では、カンガルーが歩き、足跡が付く。リピート始まりの通過時、「ここに着地するのか。覚えておこう」と言う。リピートの終わりで、戻る方向にジャンプする。飛びながら「さっきの場所を、覚えているから大丈夫」と言い、着地する。
戻る方向にジャンプし、着地した後は、新たな足跡を付けながら歩く。
誤りの例では、カンガルーがリピート始まりの通過時、「ここに着地だな」と指差し確認するが、入れ子なので、2回目は「あれ? またリピート始まりだ」と思う。戻る記号でジャンプし、「あれ? どっちに着地するんだ?」と迷う。
次回は …… 【エピソード 015】 繰り返し記号の近くに、リハーサルナンバー。10月は8番目の月でオクトーバ。オクターブの「8」と、「3+3=5」の謎。鍵盤モノサシと、音程の見本。
◆ ご感想を頂けると嬉しく思います。ログイン不要ですので、お気楽に一言をお願いします。
◆ 「評価」はログイン必要ですが、「感想」はログインせずに、どなたでも書けます。




