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第2部『Candidate selection(候補者の選択)』登場人物紹介

『ローダ・ファルムーン』

挿絵(By みてみん)

 この物語の主人公。祖国ハイデルベルクの騎士見習いの腕前だけを頼りに、国抜けした兄ルイス・ファルムーンを求め、魔女が住まう伝承の在るアドノス島を目指した。


 その中途の海上にて、アドノス島辺境のエドナ村に於ける戦火を目撃。

 その後の記憶を失いながらも黒騎士マーダと接戦を繰り広げた。

 狂戦士が如く振舞い常軌(じょうき)(いっ)した力を繰り出したその根拠は一体何処に内包(ないほう)されているのか。


 そして流れ着いたエドナ村にて文字通り流されたまま、ルシアとの幸せすら選んでしまうのか。


『ルシア・ロットレン』

挿絵(By みてみん)

 自らを候補者の鍵で在ると主張する美麗(びれい)な女武術家。

 精霊達を付与して(エンチャントして)戦う異端な強さも黒騎士マーダ達を相手取るのに存分な力を示す。


 だがローダの余りに愚直(ぐちょく)な戦いぶりに想い()かれ、黒騎士マーダを倒すべく垣間(かいま)見せた本気は彼女自身のこれ迄の力を完璧に凌駕(りょうが)した。


 これ程揺るぎない強さを持ち得た彼女の存在をフォウ・クワットロは『知らない』と首を(かし)げた不思議。


 鍵なる女性──果たして鍵とは一体何か。

 そして彼女が見定(みさだ)めるべき候補者とは?


『リイナ・アルベェラータ』

挿絵(By みてみん)

 ルシアを姉の様に慕う(したう)14歳の少女。

 長く清らかな銀髪。彼女は『戦の女神『エディウス』』の司祭(クラス)

 見た目の可愛らしさとは裏腹な能力を抱いた存在なのだ。


『ジェリド・アルベェラータ』

挿絵(By みてみん)

 リイナ・アルベェラータの父。フォルデノ王国聖騎士団出身の屈強(くっきょう)なる騎士。

 柄の長い槍にも似た戦斧(せんぷ)を棒切れの様に扱う揺るがない強さを誇る。


『ガロウ・チュウマ』

挿絵(By みてみん)

 漁村エドナを護るResistance(民衆軍)のリーダー格、髭面(ひげづら)の剣士。


 赤く染まった彼の刀。斬り結んだ相手の武器毎斬り伏せる必殺の剣であった。

 それにも(かか)わらず黒騎士マーダの前には手も足も出ずに完敗を期してしまい、ルシア以外の仲間の命を散らす絶望に堕ち往く。


 敵の女魔導士、フォウ・クワットロとは彼を指し『扉を開いた異能者』と断定した。

 ガロウ本人にはまるで自覚がない。


 ── 黒の軍団側 ──


『ドゥーウェン&ベランドナ』

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

 マーダ直属の配下・ヴァロウズ2番目の学者ドゥーウェン。

 常日頃からノートPCを持ち歩き、事在る毎に計算に勤しむ姿は学者というよりエンジニアを彷彿(ほうふつ)させる。


 そして彼には常に付き従う人の美しさでは測れぬハイエルフ女性ベランドナが居る。

 人間より遥かに優れた知能を持ち得ながらただの人間の男へ寄り添うのは一体何故か。


『トレノ』

挿絵(By みてみん)

 マーダ直属の配下・ヴァロウズ3番目の剣士。

 非常に小柄(こがら)で細身。繰り出される剣などたかが知れてると初見の者には映り往く存在。


 されど身軽さ故の剣を存分に振るい、Resistance(民衆軍)を恐怖のどん底へ叩き落とす。

 何しろ実力No3、その順番は伊達でも飾りでもないのだ。


『ティン・クェン』

挿絵(By みてみん)

 マーダ直属の配下・ヴァロウズ5番目の筋骨隆々(きんこつりゅうりゅう)たる女武術家。

 同じ強さでもルシアのそれとは一線を画す。

 余りに真逆なトレノに何故か付き従う(くせ)が在る。


『オットォン』

挿絵(By みてみん)

 マーダ直属の配下・ヴァロウズ8番目のダークエルフ。

 フォウ・クワットロと同じく暗黒神の神聖術に長けるもののフォウには及ばない。

 傷ついた赤目はギミック。『滅殺』が口癖。


『フォウ・クワットロ』

挿絵(By みてみん)

 マーダ直属の配下・ヴァロウズ4番目の暗黒神の魔法を使える神聖術士。

 詠唱必須な呪文(スペル)を敵が追い縋る(すがる)前に予め唱えておく(したた)かさを兼ね備える。

 ルシア&ローダと戦いに敗れ傷ついたマーダ()をフォルデノ城へ送り届ける()()を仰せつかり、さも満足げな女の一面を(のぞ)かせた。


『マーダ』

挿絵(By みてみん)

 やけにローダと髪の色などの容姿が似ている黒い剣士。

 斬られる気が全くないのか鎧ではなく黒のジャケットを羽織(はお)っている。


 ただの一振りで現世に蒼白い三日月の如き魔法剣、輝く真空の刃(アディシルド)を具現化。ガロウ達を絶望の(ふち)へ追い込んだ。


 然し暴走化したローダに撃たれた途端(とたん)、まるで中身が入れ替わったかの如く穏やか口調で『僕』と語り出す。


 以後も剣の腕冴え(さえ)渡り、ローダを後一歩の処迄追い詰めたものの、本気を出したルシアの前に初めての敗北を(きっ)した。

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