第2章 白いスポットライト(初杉ジロウ編)前編
あれから数日が経ち、ジロウに私が作成した楽曲を聞いてもらうことになった。
――――みやくる荘 音楽部屋――――
初杉ジロウ
「うん…………。さすが志奈さん。前の曲よりもパワーアップしているね。」
真瀬志奈
「この曲…………演奏できるかしら?」
初杉ジロウ
「そうだね…………。……………………。」
ジロウは私が作った曲を演奏を始める。ジロウはどの楽器もかなりのレベルで演奏できるため、このレベルの曲なら演奏できると思った。もちろんジロウは私の作った楽曲をミスすることなく演奏できた。
真瀬志奈
「見事ね…………ジロウ。」
初杉ジロウ
「うん。でも…………まだ練習は必要だね。」
真瀬志奈
「そうね。…………頑張りましょう。私たちなら最高の楽曲になるはずだわ。」
ジロウにエールを送る。ジロウもそのエールに応えるように頷く。
初杉ジロウ
「うん。それとさ…………。」
ジロウが何かを言おうとしたとき、アイクがやって来た。
浦川アイク
「ここにいたのか…………。そろそろ行くぞ。サークルのブイログを撮りに行くぞ。」
真瀬志奈
「あ、うん。…………今行くわ。」
初杉ジロウ
「……………………。」
私たちはブイログを撮るためにショッピングモールに向かった。
――――ショッピングモール――――
ショッピングモールに来た私たち。今日はサークルのブイログのほかに楽器の演奏を披露する依頼をショッピングモールの人に受けている。ありがたいことにサークルの内容が認められたのか演奏の仕事を貰うことが多くなった。
薮本マサキ
「さてと…………。今日も成功させるよ。準備は良い?」
マサキがそう言うとみんなは強く頷いた。
今日は私とジロウを含めた8人で演奏を行う。ほかのみんなは別の会場で演奏の仕事をしている。
スタッフ
「それではすみませんがよろしくお願いいたします。」
真瀬志奈
「はい。今行きます。」
初杉ジロウ
「よし。頑張るぞ…………!」
真瀬志奈
「ええ。行くわよ。」
私たちはステージに上がって白いスポットライトを浴びながら一礼をする。会場のお客さまからは拍手を貰う。
真瀬志奈
「みなさん。本日は会場にお越しいただきありがとうございます。我々、未熟ではありますがぜひ演奏を聞いていただけると幸いです。それでは早速ではありますが演奏をお聞きください。」
私は合図を出すとみんなが演奏する。
演奏を終える。大きい拍手が会場を包む。つい私は笑みを浮かべていた。
初杉ジロウ
「……………………。」
ジロウは微笑みながら少し何かを考え込んでいた。
浦川アイク
「おい…………。」
アイクは小声でジロウに注意する。
初杉ジロウ
「ああ。…………ごめん。」
私たちはお客さまを見送ったあと、私たちは会場の後片付けを手伝う。
初杉ジロウ
「……………………。」
ジロウは黙々と片付けを行う。アイクは今後のショッピングモールでの演奏会についてお店の人と打ち合わせ。マサキは楽器の手入れをしている。ほかのみんなも各々片付けをしている。
ほかのみんなはとてもやり切った感が溢れていたがジロウは何かを考え込んでいた。




