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colorful 〜2nd memory〜  作者: 宮来 らいと
第2章 夏目ホノカ編

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第1章 青い海で(夏目ホノカ編)後編

 ――――みやくる荘 玄関――――



 夏目ホノカ

「名雲さん。運転お疲れ様です。」


 みやくる荘に着いた。ホノカは運転手のメイにお礼を言っていた。


 名雲メイ

「構わないわ。運転は任せてね。」


 春井リカコ

「それで…………? このブイログの編集は誰がするの?」


 真瀬莉緒

「確か…………ケントだったかな? あとでケントにデータを渡すよ。」


 春井リカコ

「ええ。頼むわ。…………ああ。眠くなってきたわね。」


 夏目ホノカ

「海に行ったんです。疲れていても仕方ありません。」


 春井リカコ

「そうね。…………じゃあ部屋に戻って寝るわ。」


 リカコは自分の部屋にあくびをしながら戻る。そのあくびをもらったのか僕もあくびが出た。


 真瀬莉緒

「はあ…………。」


 夏目ホノカ

「莉緒さん。大丈夫ですか?」


 真瀬莉緒

「ああ。ありがとう。…………大丈夫。」


 そう言うが僕も眠い。早くこのデータを渡して部屋に戻ろう。


 真瀬莉緒

「じゃあ、ケントにデータを渡して部屋に戻るよ。お疲れ様。」


 夏目ホノカ

「はい。お疲れ様です。」


 名雲メイ

「お疲れ!」


 僕はデータを渡しにケントの部屋に向かう。


 

 ――――みやくる荘 莉緒の部屋――――



 真瀬莉緒

「さて…………データも渡したし、今日は寝ようかな?」


 そう思っていると、チャットの通知音が鳴る。


 誰からだろうと画面を見ると、ホノカからだった。


 夏目ホノカ

(お疲れのところ申し訳ありません。作曲で思いついたコードがあるので聞いてもらえませんか?)


 チャットにはそう書かれていた。チャットには音源が添付されていた。


 僕はその添付されたデータを聞いてみる。


 なるほど…………ホノカらしい。


 僕はホノカの作ったコードを元に演奏を始める。



 おお…………こんな曲になるのか。僕は満足した。今度はホノカにこの音源を送ろう。


 僕は音源を転送して返信を待つ。


 返信が来た。僕は早速、メッセージを見る。


 夏目ホノカ

(さすが莉緒さんです。今度は私が演奏できるか後日確認しましょう。よろしくお願いいたします。)


 相変わらずきっちりとしたメッセージだ。ホノカのそこが好きではあるけれど。


 真瀬莉緒

「さて…………寝るか。」


 僕は明日の講義の準備をしたあと布団に入る。



 ――――虹夢大学 食堂――――



 講義が終わった僕はサークル部屋に行く前に腹ごしらえをすることにした。


 今日はラーメンをすする。ここのラーメンはとても美味しい。


 真瀬莉緒

「うん。美味い。」


 ラーメンを味わっていると、リカコがやって来た。


 春井リカコ

「ここ…………座っていいかしら?」


 真瀬莉緒

「どうぞ。」


 リカコは隣に座ると、僕に問いかける。


 春井リカコ

「ねえ。ホノカとはどうなの?」


 真瀬莉緒

「ホノカ…………? 何故急に?」


 春井リカコ

「いえ…………別に…………気になっただけよ。」


 真瀬莉緒

「…………? まあいいけど…………。仲良くさせてもらっているよ。」


 春井リカコ

「ああ。そう。」


 真瀬莉緒

「リカコ?」


 春井リカコ

「…………サークル部屋に行くわよ。早くラーメンを食べなさい。」


 真瀬莉緒

「ああ。…………はい。」


 僕はラーメンを急いですすり、サークル部屋に向かった。



 ――――虹夢大学 音楽サークル部屋――――



 真瀬莉緒

「お待たせ…………。」


 僕はサークル部屋のドアを開けながら言う。部屋の中にはホノカとメイがいた。


 名雲メイ

「莉緒くん。待っていたよ。ブイログの編集が終わったみたいだから見てみましょう。」


 夏目ホノカ

「どんな映像になっているのか楽しみです。」


 どうやら映像の編集が終わったみたいだ。ケント…………お疲れ様。僕はどんな映像になっているかワクワクしながら映像を再生する。


 春井リカコ

「ふーん。なかなかいいじゃない。」


 映像ではホノカたちが海で遊んでいる姿がとても楽しそうで僕も満足できた。今度また海に行くことがあれば何が何でも絶対に泳ごうとそう思った。


 夏目ホノカ

「素敵なブイログですね。」


 真瀬莉緒

「うん…………。」


 名雲メイ

「莉緒くん? どうかしたの? 何か迷っているの?」


 真瀬莉緒

「え? …………ああ。別に…………。」


 心のどこかで引っかかることがあった。


 春井リカコ

「まあとりあえずこの動画を投稿して…………。」


 真瀬莉緒

「待って。…………その…………この動画は一旦保留にしない?」


 春井リカコ

「保留? どうして?」


 真瀬莉緒

「いや…………その…………。ちょっと気になるところがあって。」


 しどろもどろになりながら言うと、メイが何かを考え込み…………しばらくして声を出す。


 名雲メイ

「まあ…………莉緒くんが言うから少し様子を見ましょう。」


 春井リカコ

「仕方ないわね。…………さてと。講義に行くわよ。」


 リカコとメイは部屋をあとにして次の講義に向かった。


 夏目ホノカ

「莉緒さん…………。いいんですか?」


 真瀬莉緒

「ごめん。せっかく撮った動画なのに…………。」


 夏目ホノカ

「いえ…………。私たちも行きましょう。」


 真瀬莉緒

「うん。」


 申し訳ない気持ちのまま、僕は次の講義へ向かう。

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