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東京陥落  作者: シロップ漬け
二章 学生戦闘員編

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二章 1話 学生部隊

「そこで少しお話が。」


「なんだ?」


「俺の部隊って俺と副隊長以外は学生なのはご存知ですよね。」


「確か薬で強化された中学生や高校生が集まっているとか・・・」


「俺、彼らにこのまま戦闘部隊にいたいのか、それともただの学生生活を送りたいのか。」


「それって・・・」


「返答は7人中6人は学生生活を送りたいと。一人はこのままがいいとのことだったのですが、やはり初戦闘が相当トラウマになってるらしく、正直もう戦うことは不可能かと思われる状況なのです。」


「なるほどな。で、俺に何か手伝ってほしいんだろ?」


「上層部に抗議したいと思ってます。もし反対されたらその時は・・・」


「学生を逃すために組織に反旗を翻すつもりか・・・しかも暴力で・・・」


「無理なお願いとは分かっています。しかし、彼らはまだ」


「分かった分かった。できる範囲内で協力していくよ。でも、何があったか教えてもらっていもいいか?」




5月20日。この日、俺は第七部隊の隊長として初めて活動することになった。どうやら、元々学生たちを保護する部隊だったらしいのだが、人獣の増加により戦闘部隊として働くこととなったらしい。

元々、人獣に襲われて保護した学生を薬漬けにして、人獣と戦わせる。

発案者は第一部隊隊長佐竹秋次郎と第三部隊の黒渕紗英。正直、黒渕の方は入院してる時に一目見た時から嫌悪感がすごかった。なんとなくだけども。

なんて思ってたら、部屋・・・というより教室に着いた。ビルの中にこんな教室を作るなんてとも思ったが、この中にいるのは学生だ。まぁなんとかなるだろう。


「はーい。今日から君たちの担当上官になるイケメンだよー」


なんて言いながら教室に入ったら2人しかいなかった。


「あ、あの私一応ここの子供達に勉強を教えている藤野美桜です。」


モデル体型の美人さんだな。てか俺より身長高くないか?


「あ、今日からこの部隊を指揮する予定の紺青晴璃です。あ、一番前に座ってる君の自己紹介をお願いしてもいいかな?」


「はい。私、天之川蛍です。よろしくお願いします隊長さん。」


可愛らしい子だな。なんか俺より身長高くないか?


「はーい。他の子はどこに行ったのかなー?」


「実はあの子達、今日も授業は嫌だと言ってどこかへ出かけちゃってて・・・」


「なるほどねー」


結局この日はとりあえず俺と副隊長と天之川の3人でこれからに着いての話を進めた。

勉強や、先頭に関すること。他にはちょっとした雑談をした。


「あ、隊長さん。他の子なんですけど多分18時には帰ってくると思います。」


「なんで?」


「私たちこの教室でご飯食べてて、毎回給食が運ばれてくるんですよ。」


まじで学校なんだ。多分学生生活を過ごしてる雰囲気を作りたいんだろうなということだけは分かる。


「正直、隊長さんが来てくれて私嬉しいです。」


「お?副隊長は俺のイケメンっぷりが分かるタイプなのかな?」


「それもですけど、ここに給食を運んでくる人が私苦手で」


「誰が運んで来るんだ」


「第三部隊の隊長さんなんです。なんですけど・・・」


「どうしたんです?」


「あの隊長さん毎回私たちに八つ当たりをしてくるんです。」


「ほう」


「それに私なんか27歳の役立たずなんて罵倒されるんです〜」


「それはいかんな」


「あの娘まだ21歳なのに〜」


「私もあの人嫌いです!!」


高校生にも嫌われてるのかあの女。まぁ俺も会った時から嫌悪感を抱いていたが。

その時教室の教卓側の扉が開く。


「・・・今日はいつも以上に人がいないわね。」


「ん?ああ今日からここの隊長の・・・」


「知っています。そんなことよりなぜこんなに人がいないのです?ま、今日からもう給食の配布はありません。あなた達はただの穀潰しの雑魚ということを噛み締めて野草でも食べておきなさい。それでは。」


「待てこら」


「はい?」


「今日から俺はここの部隊の隊長だ。だから彼らを侮辱する発言は許さない。謝罪してもらおうか」


「なぜ?事実でしょう?それよりあなたは女子を殴るのかしら?」


「うーん俺はそこら辺をわきまえた紳士だと自覚してるさ。しかし、俺は俺の大切な人間を侮辱されることに耐えることができない子供なんだ。てことで今からお前をぶん殴るけどいいよな?」


俺が殴ろうとした瞬間副隊長が間に割り込む。


「隊長!!大丈夫ですから!!私も副隊長としてもっと頑張りますから!!」


「・・・それでは」


そういうと黒渕紗英は去っていった。


「た、隊長さん・・・」


「はぁぁぁぁぁあのクソ女いつか隊の人間含めてぶちのめしたるからな・・・」


「隊長さん私たちのために怒ってくれてありがとうございます・・・」


「いいんだ天之川。せっかくだしみんなで飯でも食いにいくか!!」


その時教室の後ろの扉から学生達が入ってくる。


「お?帰ってきたか」


「あ、あのーさっきの人は・・・」


「俺が追い払ったよん」


「あんたが今日から俺たちの隊長なんですか?」


「そうだよ。てことで君たちの自己紹介してもらおうか。」


「じゃあ俺から。俺は長戸悠です。」


いかにもサッカーやってますって感じの少年だな。俺より身長高めと。

てか副隊長も天の川も俺より身長高いのはなんでだ?確かに俺の身長は165センチだけども!!


「じゃあ次はウチ。ウチは大山由貴。よろしくね。」


こっちはギャルって感じだな。なんで身長高いんだみんな?


「ぼ、僕は田村海斗です。よろしくお願いします。」


オタクって感じの子だな。波瑠斗とも話が合うかも。身長高いなぁ!!


「俺は中川陸っす。よろしくっす!」


こっちはどんな運動もできそうなタイプだな。この部隊で一番身長が高いだろ。


「私は多田みのりです。この中で一人だけの中学生ですけどよろしくお願いします!!」


この娘は・・・身長高いなぁ!!170センチはあるぞ!?


「最後になりましたが僕は夕闇朧です。よろしくお願いします。」


なんで俺以外の隊員は全員高身長なのだ・・・俺が霞むじゃないか・・・このメガネ君175センチくらいはあるぞ。


「はーいということでね、今からみんなで夜ご飯食べに行こうか。もちろん俺の奢りだ!!」


こうして俺たち第七部隊の活動が始まった。俺含めて9人分の食費はえぐい金額だったので、黒渕のクソアマにつけてやった。数時間後、黒渕から鬼電があったが無視して俺は床についた。しかし、俺たちが与えられてるのはこの教室だけだったため、夜はクソ暑かった。

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