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東京陥落  作者: シロップ漬け
四章 覚醒の火山編

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四章 8話 死闘前日

「……翔也テメェ要らん記憶思い出させやがって……」


「悪かったって!!てか、俺らも波瑠斗がなんで兄さんの事怨んでいるのか知らないじゃないか!!」


「それは……そうだけどさぁ……」


美桜は少し考えて喋り始める。


「とりあえず、我々は紺青波瑠斗隊員とは別の方法で隊長とエンカウントする事を目指しましょう。それに……彼のあの表情……私は本気の殺意を感じました。」


しばらく沈黙が続く。そして、会議はそのまま解散し、時間が経っていく。そして8月6日、なにわ淀川花火大会に合わせ紺青晴璃捕縛作戦を決行する。その日は新年最初の日に災害があった年という事もありかなりの人混みとなっていた。人々が少しでも楽しいと苦痛が和らぐようにと。1人の人間を除き、楽しみは有頂天になっていた事だろう。AM9時、第六部隊と第七部隊は淀川周辺にスタンバイする。しかし、問題なのが人獣対策機関は現在の政府の中でもトップクラスの人間しか知らないという組織であり、表向きにはただの製薬会社でしかないという事だった。つまり、彼らが警察と揉めないために、武装はできないという制約があった。他にも、警察と連携が取れないため、紺青晴璃の捜索は自分達でやるしかないという点だった。また、飛び出した波瑠斗も行方が不明になり、妖刀共鳴から探し出すのが不可能となっていた。そして、彼らは正午頃自分達が手遅れだった事に気づく。異世界帰りの兄弟による死闘は既に始まっていたのだった。それは淀川大橋で発生した刀を持つ2人の人間が殺し合いをしているという通報から始まる。

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