07. 3つの顔
第一話、第二話に変更を入れさせてもらいました。最初の場面は、世界設定など重要な役割もあるので、早いうちに変えとこうと思い、変えさせていただきました。今後ともよろしくお願いします。
「ま、魔獣だぁぁぁぁ!!!!」
『キュルルルッ!!』
この魔獣はヘビのような見た目をしている。
が、顔が3つある。
「こいつは『ドライ』。たしか、首を全部落とさないと倒せない魔獣だ!」
ドライは尻尾をムチのようにして叩きつけてくる。
尻尾には棘がたくさんついている。
フローラルは交わしながら説明する。
「でも、首を落としても、すぐに再生する。だいたい3秒ぐらい。」
マヨーナも交わしながら驚く。
「え、強すぎない!?」
「とにかく、ドライの技を避けながら、できるだけ正確に撃ち抜くんだ。」
「わかった、『冷塊瞬突』!!」
岩のように硬い蛇の皮膚に突きつく氷の棘は弾き飛ばされる。
フローラルも魔法を放つ。
「『蓮獄焔焱』!!!」
『ブオォォォォ!』
杖から繰り出される業火が一つの蛇の頭を包み込み、破壊。
「もっと、魔力抽出量をあげないと。魔力をこめるんだよ。」
『ギュラルルルルッ!!』
「さぁ、早く!!」
ドライは尻尾に魔力を込めたのか、尻尾がさらに強化される。
攻撃しようと、尻尾を大きく振る。
マヨーナは降りかかる瓦礫を避け切る。
「あっ…ぶな!!よしっ!」
体制を取る。
「『冷塊瞬突』!!!!」
いくつもの尖った氷の塊は残り二つのドライの首元に突き刺さり、顔が破壊される。
「これで、すべて顔を潰した。ナイス、マヨーナ!」
「うん!どんどん魔獣は強くなってきてる気がするけどね。」
「まぁ、もうそろそろ最深部の書物庫に来てもおかしくない。」
「もしかしたら、近道だったかもしれないしね。」
マヨーナは残念そうな顔をする。
「そ、そうだね!先を急ごう。宝は…欲しいけど後にしよ…。」
「だね。」
そう言ってまたさらに奥へと進んでいく。
「あ、見てみて!!」マヨーナが奥を指差す。
「ぁ、あれはまさか。」
「「書物庫だ!!」」
そこは、さまざまな鉱石があり、輝かしかった。
そして、たくさんの本棚に囲まれた空間。
でも、たしかに、入っている本は少なかった。
「ダイヤモンド?ルビー?エメラルド?!綺麗〜!」
2人とも目を輝かせていた。
「この景色は、さっきの宝よりも価値がありそうだね。」
「これで試験は終わりにする!今回のダンジョン実習でクリアした生徒には成績を加点させてもらう。」
「あ、やった!良かったねフローラ。まぁ、フローラのおかげだけどね。」
「ぃいや、マヨーナの力もあっての結果だよ。ありがと。」
「こちらこそ、ありがとう。」
「そういや、フローラは書物庫からなんの本貰ったの?」
「ぁあ、これ、魔法記伝No.−1だよ。」
それは確か、泥棒していた時も似たようなものを手に入れていた。
「何が書かれてるの?」
「魔法の歴史だよ。人類が魔法を手に入れた本当の理由が知りたくて。」
「へぇー。すごいね!」
「って、またなんか光ってるんだよな…今回は“球”の文字が光ってる。」
「どゆこと?」
「前はこの本のNo.0も読んだんだけど、“地”が光ってたんだよね。」
「ってことは、“地球”?」
「そう言うことになるね。まだこの、魔法記伝はあるらしいから。それの収集もしていかないとね。」
「大変そうだね。No.0はどうやって手に入れたの?」
フローラルは動揺する。
「ぇ、あぁと、なんか落ちてたんだよっ。」
マヨーナは怪しむ。
「本当に?そんなのが道端に落ちてるとは思えないけど…。」
「そ、そういやマヨーナはなんの本を貰ったの?」
フローラルは話を逸らす。
「ぇ?あー、私は魔法薬学のレシピ本だよ。」
「へぇー、センスあるじゃん。じゃあ、今日帰ったら早速試してみない?」
「いいの?材料とか用意してないけど…。」
「材料なら、いくらでもある。やろう!」
「うん!」
マヨーナは嬉しそうだった。




