03. ダンジョン攻略と行きますか。
「いっっててててっ。」朝からちょっと苦しそうなマヨーナ。
「どうしたのマヨーナ…って、いてててっ。」フローラルも同じく。
「きっと、筋肉痛だよ!ほら昨日、魔塊石取りに行こうって鉱山に…」
「ぁああ、そのせいか。くそお、!」
「だから、言ったのにー。」
「じゃあ、今日はあまりはしゃげないね…。」と2人揃って眉を八の字にしていた。
実は、体調などは魔法の強さにも影響が及ぶ。
筋肉痛を治す魔法というのは存在しないから、今日1日は我慢になるのだろう。
「そういや、今日は遅刻しなかったんだね!フローラ!」
「いやぁ…、今日は朝から苦労しましたよー。」
「ぁあ、やっぱりそうなんだ…。」
「そう、やっぱり寝るのが遅刻の原因かなと思って。」
「…え?ってことは…。」
「ん?昨日からずぅーっと起きてたんだよ。」自慢げに言ってるがこの人は頭があるのだろうか。
「えぇぇぇぇ!!いやそこまでする?」
「まあ、それなのに、遅刻しかけたんだけどね。今日は魔導書に夢中になって…」
「ぁー。それは危なかったね…」
『一・二限目 ダンジョン実習』
やってきたのは、山奥に生成された世界遺産とかの遺跡のようなところ。
「生徒のみんなには、このダンジョンを攻略してもらう!」
「目標は最深部にある、魔導書保管庫から魔導書を一冊持ち帰ること、だ。事前に許可は取ってある。暴れても、破壊してもなんでもありだ。」
生徒たちは騒つく。
「なんでもありだって?」「ちょっと怖くなってきた…」
「事前に、許可取れば良いもんなんだ…」「楽しくなってきたあー!!」
マヨーナたちは楽しそうな顔ではない。
「よりによってダンジョン攻略…。」
「筋肉痛だってのにぃ…!」
そんななか、ある1人の彼女らより年上のガタイの良い金髪の男が呟く。
「なんでもあり?ふざけやがって。怪我人がでても知らねえぞ。」
彼の周囲の空気が歪む。
「なんで争う必要があるの?」おっと、フローラル。それはツッコまないほうがいいぞ。
「ちょっフローラ?!」マヨーナは慌ててやってくる。
「ああん、誰だ貴様は。」なぜよりによって、こんなイカついやつに声をかけてしまったのだろう。
「フローラ。ただの魔法使いだよ。」さすが、大魔法使い。びくともしない。
「ふん、顔は覚えた。覚えとけ。」良かった。立ち去っていった。
「はあぁ…なぁんで、あんなやつに声かけたの?」マヨーナの言うとおり。
「ちょと、だからなんで、争う必要あるのー?競争とかそう言うのじゃないのに。」フローラルはまだ言ってる。
「あいつ、魔力量は周りよりかは多い。」
先生から追加の言葉。
「ぁあ、言い忘れていた!今回、魔導書の冊数は限られているので、生徒同士競い合うことになる。」
「まあ、皆敵同士だと思ってくれて構わない。」
マヨーナは心配そうな顔をする。
「ぇえ、こ、怖いな…」
フローラルは面倒臭そうな顔をする。
「ぇえ、ま、いっか。大丈夫っしょ。」
そういえば、実はナレーションを務めている私にも名前があるのだ。
先生が合図を出す。
「では、よーい…スタートッ!!!」
皆一斉に動き出した!走って急いでいる人もいれば、友達とワイワイしながら向かっている人もいる!!
ということで、ここからは私『ナレー・ション』が実況を担当して参ります!!
「それじゃあ、ダンジョン攻略と行きますか。」
「そ、そうだね。フローラがいるし、大丈夫だよね!」
そうして、2人もダンジョンの入り口を潜り抜けていった。




