02. 数学って呪いの授業だよねっ?
すみません。1日空いてしまいました。
教室に駆け込むフローラル。
「はぁ…はぁ…」席について一息つく。
「フローラ、今日も遅刻だったね…」
「ちちち遅刻?そそそんなのあったっけっ??!」
「はぁ…、今日で4日連続。明日また遅刻すると、1週間停学になっちゃうよ?」
「て、停学っ?それは予定外だなぁ…」
「もぉ、頼むよ?」
「はあぁいぃ」
フローラルと話している、席が隣でもある小柄な女の子は『マヨーナ』。
フローラルにも友達はいる。こう見えて、クラスではまだ、頼れる存在らしい。
でもその前に、何かおかしいところがある。
彼女は学校では『フローラ』と呼ばれているのだ。脱字ではない。
なぜかって?理由は簡単。大魔法使いフローラルは、名前だけしか世間に広まっていないため、14歳の女子中学生が大魔法使いフローラルであることが学校に広まれば、どうなるか分からないからである。
とはいえ、『フローラル』と『フローラ』あんま変わらなくね?
『一限目 数学』
え、魔法の物語なのに、なんで数学からなの?って思ったそこの君!本当に君の言うとおりだ。
「ふぁあぁあぁあ、ねむぅ」退屈そうなフローラル。
「じゃあ、二次関数のところからやっていく。」
「1問目は変化の割合を求める問題だな。」
フローラルからすれば、先生の話す言葉はまるで呪文のようだった。
「っぐっ、」っとなにか苦しむフローラル。
「ど、どうかしたの?フローラ?」フローラルの表情を見るマヨーナ。
「先生に数学の呪いかけられたかも…うっ」※呪われてません。
「あははは…」
頼れる存在と言っても、頼れるのは魔法ぐらいな気がする。
フローラルは苦しみながらも何か呟き、魔法を使おうとする。
「呪い解除魔法、呪いよ、放て…」
勿論、呪われてないので、なにも効果はなかった。
「ノロイヨ、ハナテ ノロイヨ、ハナテ ノロイヨ、ハナテ ノロイヨ、ハナテ…」
「効果はないようだ!」実況ぎみのマヨーナ。
「か…かっ…」
なぜかは分からないが、フローラルは気絶。
「フ、フローラ!?」
クラスが騒つく。
「数学のアレルギー反応か…」
「怖えぇ…」
『二限目 魔法探究』
シャキッ!!!っとしたフローラル。
「さっきと、随分違うね!」こりゃマヨーナも目を丸くしていた。
「ふふーん!やっぱ、時代は魔法探究っしょ!」
先生は生徒のみんなに、変わった箱を配りながら、説明をする。
「今日の授業ですることは、この封術箱を解析し、開封することです。」
「封術箱は、特殊な魔法により、封じられており、その封印する魔法の種類は数知れないほど。そんな封印魔法を皆さんに解いてもらいます。」
「へ、へぇー。ちょっと難しそうだね。」不安気味のマヨーナ。
「ふぁー!何この宝石!?サファイアっぽい!!」
「ってもう、封術箱開封しちゃってるじゃん!!」
「いやぁ。やっぱり、これは魔塊石とかもありえるな…!」
フローラルは封術箱をとっくに解放し、中身に夢中だった。
「お、もう開封できたのかな。素晴らしい。中身はそう、魔塊石だよ。」
「ふふん、やっぱり。」得意げなフローラル。
魔塊石とは魔素の塊のようなもの。砕いて食べ物などに振りかけることによって、魔力を大幅に回復することができる。
クラスのみんながフローラルの魔塊石を羨ましそうに見る。
「いいなぁ!」「あれが、魔塊石かー。」
「俺たちも解くぞ!」「「おう!」」
魔塊石のおかげで、他の授業もなんとか乗り越えられた。
そうして、迎えた昼休み。フローラルとマヨーナで食堂で昼食をとっている。
フローラルはカレーを食べていた。
「魔塊石振りかけると、より一層旨みが増すねぇ!今日はおかわり、いっちゃうかも!」
マヨーナはオムライスをもぐもぐ。
「確かに!魔塊石って意外と味あるんだね。」
「よぉーし!決めた。」決まった顔をするフローラル。
「何を決めたの?」
「もっと、魔塊石集めに、鉱山に行っていっぱい集めよう!」
「ぇ、ぇえ!?本気で言ってる?!」
「うん!じゃあ、いつものとこで待ち合わせだ!」
「ええ、なんかキツそうじゃない?」
「もう、決まったことだ!約束ね。」
「うぅーん…へぇーい。」
テキトォな返事をしたつもりのマヨーナだったがー。
結局、2人は本当に鉱山で採掘をした。
「魔塊石、ザックザクだあ!1ヶ月分の量はあるかな!」
「ぁー。明日筋肉痛なりそうだぁ」




