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大魔法使いフローラルの遅刻記録。  作者: 炭酸水。
神代市校外学習編
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39/41

38. 登場

すみませんっ!投稿し忘れてました!

「でも、ゼクトもフローラも大事な友達だ。」


「だから、ごめん。フローラ。俺もどうしたらいいか分かんなくて…。」


「……。」

フローラルは黙り込む。


レッシェルはどうすればいいのか悩み焦っている。

(もうすぐ来ちゃうよ…!)


「だから…。ごめん。」

ジークは顔を上げる。

「俺は、約束を果たす…!!」


その顔は覚悟を決めたということが十分に伝わってくる。


「なんとしてでも、止めろって言われたからな。」


フローラルは、顔をしかめる。

すると、フローラルは少し上を見る。

「…!」


(あの魔力量。ただもんじゃない…。まさか…!)


「フローラが、そうなら、いいぜ。やってやるぜっ。」

ジークはそう言って杖を構える。


「…。」

フローラルは少し手を顎に当てて考え込む。


そして、早口で言う。

「いや、いい。分かった諦めるよっ。」


ジークは驚く。

「…!?」

(どうしてだ!?いや…その方がありがたいんだが…。)


レッシェルも、

「えぇ!?せ、先輩?どうしちゃったんですか!?」


「と、とりあえず、早く上へ戻ろうっ。」


「お、おう。」

2人とも困惑したまま、階段を登りその場を去っていく。

「は、はい!」


すると、階段で誰かとすれ違う。


フローラルは驚き、思わず二度見した。

(今のは、予定ではレッシェルが話しかけるはずだった職員!?)


(あの職員だったのか…!?)

過ぎ去っていく、その職員の方を振り返る。


フローラルの瞳には鍵を持ちマスクをつけたその職員は大きなオーラを放っていた。


「ん?フローラ、どうしたんだ?」

ジークたちはフローラルの様子を不思議の思う。


「い、いいや。なんでもない。」


そうして、一階へと戻って行った。



そして、地下一階ではさっきの職員が閉架書庫を開けながら、誰かと通話している。


「さっきすれ違いました。彼女ですね?」


その声は、確かに男だが、比較的高い声だった。


「そうだ、彼女が白き魔人(ホワイテッドデビル)。」


スマホから漏れ出る声は、聞き覚えがあるような、とても低く逞(たくま)しい声だった。


「…。」


「そいつは、手強いぞ。なんと言っても、−7が負けたのだからな。」


「彼は、舐めプをしていたので御座いましょう。僕はそのようにはいきません。」


「…まぁ頑張りたまえ、−6(マイナスシックス)。他の監視官のためにもな。」


その−6という名の男が閉架書庫に入り、ある本を手に取る。


「……もちのろんで御座います。0様──。」

「この僕が守って見せますっ。」


彼が持つ本には「魔法記伝」と刻まれている。


「魔法の起源を。」



その頃フローラルは、

(危ねえ。あの魔力量は絶対あれだ。)


少し焦り気味だった。


(魔法秘密部隊、)

フローラルは汗を垂れ流す。

(第六監視官の登場だ。)



そして、フローラルはレッシェルと本棚から本を手に取り、立ち読みをしていた。


「……。」


(なんで、秘密魔法部隊がここにいるんだ?しかもなんで、職員に変装して…。)


「…先輩。」

レッシェルが話しかける。


(まさか!)


「魔法記伝No.−3を守るために…!」


「えぇ?先輩?どういうこ…」


「まさか、魔法記伝No.-3を守るために…!」

「いや、でもなんでここにあるって分かった?」

「私と同じ方法で調べた…?いや、それはあり得るのか?」

「待って。ってことは、私がフローラだって気付いてる可能性もある…」

「襲われる?」

「いや、それなら逆に取り返すチャンスか?」

「でも他のみんなを巻き込んだら…」

「レーラ先生もいないし…」

「どうする?誰かに話す?いや、でもー…」


フローラルはぶつぶつと、考えていることを声に出てしまっている。


「えぇ!?先輩!?どうしちゃったんですか!?」

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