33. ピンチ
最近、0時に投稿できてなくてすみません!!
「マヨーナは早く逃げるんだ!さぁ早く!」
フローラルはそうマヨーナに向かって叫ぶ。
マヨーナは逃げずにその場で立ちすくんでいる。
(い、いやここで逃げちゃフローラが…!)
男はその声で居場所がバレる。
「そこかぁ!!!」
「グハァ!!!」
フローラルはうっすらと姿を現す。
「まさか、透明化の魔法を使っていたとはな!!」
フローラルは怒っている。
「こいつぅ!!」
(この透明になる魔法、この前言ってた、不安定なやつだからな…。)
(こりゃどうする?)
「ん?よく見るとさっき、こっそり捕まえたやつじゃねぇかよ!」
「なんで、ここにいる!?」
「ん?どういうこと?」
「それはこっちのセリフだ!俺はお前から魔力を全て抜き取ったはずだ!!」
「この魔法が当たり前になった今、人間は魔力が0になると、回復するまで力抜けるんだよ!!」
「はっ!」
(そうか、それは知ってる。でも私の魔力は全て吸われてない。)
(おそらく、私のMPの第一スタックだけを吸って終わったと勘違いしたんだろう。)
「だからか、なんか魔力を抽出した時変だったの。」
そう、フローラルは一気に100万MPを使わないように、10万ごとに魔力容量という概念の中でスタックしている。とてもすごい技術だ。
そしてスタックしている10個のスタックのうちのひとつ。普段から使っている第一スタックのみを謎の男に吸われたということだ。
(それでも恐ろしい。あいつは今、体に10万MPを貯めたということになる。)
(いや、待てよ、それならもとの魔力容量が大きくないと…!)
謎の男はフローラルにナイフを取り出し襲いかかる。
「まぁよく分からんが、お前は殺す!!!」
フローラルは怒りに満ちる。
「あぁぁー!!この物語で殺すって言ったな…!!」
またフローラル、メタ発言したな。
「『魔導解析』!!」
フローラルは華麗にナイフかわし、ナイフを奪って遠くへ投げる
「くっ!」
「ふざけんじゃねぇぇぇぇ!!!」
その男は小さなカプセルをポケットから取り出し、握って割る。
「はぁっ!」
「そういうことかっ…!」
割られたカプセルから魔素が漏れ出てくる。
それを男は体に吸収する。
「ははっ!そうだっ!この大量の魔力カプセルで、莫大な魔力を溜めてたんだぁ!!」
そして次々と魔力カプセルをポケットから取り出し割っていく。
「ああ、力がみなぎっていく!!!」
(魔力カプセル。私の杖にもつけてるこれ。魔力を一定量貯めることができる。)
(相手は頭が良さそうだな…。)
「『魔装励起』!!!」
男の体はみるみると大きくムキムキになっていく。
(さっきから、聞いたことのない魔法だな。一体なんなんだ…!?)
「ぶっ潰して、次こそ全部魔力を奪ってやる!!」
男は自分の拳と拳をぶつけてそう叫ぶ。
「そんな大声で喋っても大丈夫なの?他の人に通報されるかもよ?」
「ハッ!ここら一体はほぼ全員魔力を吸い取った。来る可能性はほぼゼロだ!!」
「くっ…!」
(ここは公共の場だから、戦闘魔法は使えない。だから、マヨーナも簡単には逃げれなかったんだろう。)
男がフローラルに近づこうと一歩前出たその時。
「もう、やめろ。」
低い声で男の背後から響き渡る。
「もう、私たちの邪魔をしないで!!」
マヨーナだ。
「あ?しつこいな。おまえ、死にてえのか?!」
男はマヨーナの方を振り返る。
マヨーナは泣きながら叫ぶ。
「今日はみんな、楽しみにして来たの!!!」
「みんな、魔法で笑顔にしたいからここにいるの!!!」
「魔法で人の笑顔を奪ってなにがしたいの!!??」
※明日は土曜日なので投稿しません。何卒よろしくお願いします。




