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大魔法使いフローラルの遅刻記録。  作者: 炭酸水。
神代市校外学習編
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31/35

30. シートベルト

校外学習当日を迎えた。


「ふぁあぁあ。おはよう。フローラ…?」


「お、ぉはぁよぉうぅ。」

フローラルは完全に寝不足の顔つきをしていた。


「目、バキバキじゃんっ!!!」


「ちょっと…。楽しみすぎて…!眠れなかった…!」


「だだ大丈夫!?それで校外学習いけるの?!」


「だ………!」


「いじょ……!」


「うぶっ!!」


フローラルはフラフラしながら、手でグットする。


「いや、本当に大丈夫なの!?」


「はぁ…朝から早々、心配だぁ…!」


すると、ジークがやってくる。

「あ、やっほー!ジーク!」


マヨーナは手を振る。


ジークも手を振り返す。

でも、様子が変だ。

「ぉ、よ…!」


「…って!」


「ジークもかよぉおぉ!寝不足ぅ!」


ジークも目がバキバキだった。


「た…。のし…、みすぎて。ねむ…れなかっ…。」


「った…。」


マヨーナは呆れる。


「ほんと…、2人とも勘弁してぇ!」


学年ごとに先生は話し出す。


ここではレーラが話す。

「今日は待ちに待った、校外学習!みんな、楽しみすぎず、マナーを守って行動するように。」

「問題起こしたら、どうなるか、分かってるよねぇ?」


マヨーナは顔を青ざめて言う。

「やっぱり、先生のあの怖さは残ってるな…!」


「では、バス乗ってって。」


「ワクワク!」

マヨーナは笑顔でバスに乗っていく。


フローラルとジークはフラフラしながら、バスに乗っていった。


「「バスの中で、寝よ…。」」


フローラルは微笑む。


(今日はNo.−3をゲットするチャンスだ。)

(レッシェル。今日はよろしくね。)


そうして、バスの座席を確認する。


フローラルは呟く。

「あぁ。そういや、バスの座席も決めたっけな…。私はマヨーナと、か。」


「ぁ。」


フローラルはジークの座席に気づく。


(ジークはゼクトと隣か…。)

(ま、仲良さそうだし、大丈夫か!)


ジークはフラフラしながら、フローラルの後ろからやってくる。


「ぁあ。俺はゼクトと、隣か…。」


ジークは確かに寝不足っぽいが、どこか落ち着かない様子だった。



マヨーナは先に席に座っていた。

「あ、ここ!ここ!」


「あ、いたいた。」

フローラルは座席に座る。


「よぉしっ!いつも隣だけど、なんかバスの中だと違うなぁ………ん!?」


「グゥ…。グゥ…。」


「もう寝てるぅ!」


(ま、しょうがないか…。昨日寝れてなかったんだしね…。)


前の方からレーラ先生の声が聞こえてくる。

「シートベルトした?じゃ、出発しまーすっ。」

「運転手さんよろしくぅ。」


「ぁ、シートベルト!」

マヨーナはシートベルトを着用する。


「ん?もしかして…?」

マヨーナはフローラルの方に顔を向ける。


「フローラもしてないよねぇっ。」


フローラルもシートベルトをしていなかった。


(フローラ、体勢崩してるし、シートベルトしにくいな…。)


そうやって、マヨーナがフローラのシートベルトをしようとすると。


「やめて…。」


「『やめて』って言った!?この人、今『やめて』って言った?!」


「こっちは、やってあげてるってのに!」


「っていうか、今の寝言なのか…?」


マヨーナが必死に悩んでるなか…。


『カチャッ』


「え?」とマヨーナはフローラルの方を見る。


「むにゃむにゃ。」


「今、自分でシートベルトつけた!!?」


(今のは、寝相なのか!?)


(寝相が悪すぎて、シートベルトつけちゃったのか!?いや、寝相良すぎて?か!?)


(もう、訳わかんないや…。)


(朝から色々ありすぎて、疲れたし、今日も朝早かったしな、私も寝よ。)


そうして、2人とも寝たのであった。

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