↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺がラスボス?  作者: いぬちく


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
89/143

85 次の目的地

「エルフの森って言うと…」


「はい。エルフの里がある所ですね」

まさかのエルフの里に土の精霊がいるってことか。

ちょうどジュリアさんが向かってるよな。

でも…

「エルフの里は人を受け入れないって聞いたぞ?」


他でもないエルフのジュリアさんが言ってたんだ。

余計な揉め事になってしまうのは困る。


「そうですね。古いしきたりにいつまでも縛られて哀れですね」

「お主もついこの間まで人と接したくないと言っておったではないか…」

アクアさんの言葉にマリクさんが反応する。


「過去は過去ですよ?今は私は理などない、しきたりなどない、何にも縛られない存在ですから。マリク様も理の外にいらしたらいいんじゃないですか?」


おー。大精霊って上位の存在だよな?

煽ってるなぁ。


「アクアよ…お主元々口は悪かったが、自由になるとそうなるのか…。」

元々口悪かったのか…。

引きこもりの毒舌陰キャみたいな感じ?


「昔は昔です。私はユウキ様と出会い世界が変わったのです!」

そう言って俺の周りをクルクル飛び回る。

「コラー!ユウキから離れてー!」

「アハハ!ハル様、離れた所で私とユウキ様は言葉を交わさずとも意思の疎通が出来るほど繋がってるのですよ?」


「むー!私だって…ユウキと…ユウキと…」

ハルが言い返せず泣きそうな顔になる。

全く…


「アクア。あまりハルをいじめるなよ。俺は2人にも仲良くして欲しいぞ」

そう言ってハルの頭を撫でる。

「ユウキィィ…フフ。ほら!ユウキは私の事こんなに思ってくれてるんだよ!頭撫でてくれるんだよ!」


泣きそうになってたはずのハルが勢いを取り戻しアクアに食ってかかる。

…なんでそうなんだよ…。




「さて冗談はこのぐらいにしておきましょう。世界樹の森ですがここから歩きですと、5日程かかります」

「意外と遠いな…。そうか1度神殿まで戻ってからになるのか。」

地図を見ながら俺が答える。

「そうですね。ですが、ここは港町。船を使えば2日程で到着出来ると思います」

なるほどな。位置関係的に海を超えればショートカットできるのか。


「船ってわたしちゃんと乗ったことないから、ちょっと楽しみかも!」

ハルはテンション上がるのか。んー。船かぁ。


(おや?ユウキ様あまり乗り気でないですか?)

(…俺船酔いするのよ)

アクアの念話での質問に正直に答える。

いや弱いのよ本当に。


「ユウキ!船楽しみだね!」

「…あぁ。そうだな」

「…何か隠してるね?…あ。わかった船弱いんだ?」


…なぜバレた…。


「大丈夫だよー。ユウキが船酔いしても私が回復魔法かけて看病してあげるから」

「回復魔法で治るものならいいんだけどなぁ」


「じゃあ船の手配だな。街に戻ったら俺がやっておこう」

「ありがとうゼノン」

「おう。お前らじゃどう手配するのかもわからんだろうからな。出発は最短でいいか?」

「あぁ。構わない。じゃあ俺達は船旅に必要な物の買出しってところか」

「またお買い物デートだね!」

ハルが腕に抱きつきながらニコニコしてる。

いや嬉しいんだけどね。色々こっちも我慢してるんですよ?


「ハル様?まさか二人で行くつもりですか?私も当然行きますよ?」

「えー!?アクアちゃん別に買うものないでしょ!?私とユウキの時間邪魔しないでー」

また始まったよ…

なんだこれ?私の為に争わないで!的な?


「アクアよ。お主は少しワシと話すぞ。理から外れた精霊の状態を少し見てみないとな」

「マリク様!?そんな……」

「それにハルちゃんの邪魔をするでない。お主が本気でないことはわかっておるがのぅ」


マリクさんがアクアを諭す。

本気で無いわけではないけど、ハルに勝てるとは思ってないだったか。本人も言っていたからな。


「まぁこの先も一緒に旅するんだからな。買い物行けるチャンスはあるだろ?」

「ユウキ様…さすがはユウキ様ですね!!」


アクアが笑顔になる。

んー。普通に可愛いんだよなこの子。

って精霊って見た目どう決まってるんだろ?


「むー。ユウキ?何か良くないこと考えてない?それにちょっとアクアちゃんに優しくしすぎじゃない?」


こちらの姫はご機嫌ななめ。と言うか最近何か俺の心境を読んできてないか?

え?何?何かハルとも繋がってるの?


「優しくしすぎって…仲間だろ?それにハルに対しての方が優しくしてるぞ?」

「えー。そうかなぁ?」

「そうだって。俺の人生でハルにしかしたことない事だって…あ…るぞ?」


あ、自分で言っててこれ恥ずかしやつだって気づいた。完全に自爆してるやつだろ。


「私にだけ?どれだろう?ねぇねぇ教えてよーユウキー。私にしかしたことないことってどれー?」

ハルがニヤニヤしながら俺の顔を覗き込んでくる。


「ちょっと待ってください!ハル様にしかしたことないこととは何ですか!?それは私も聞かないと!」

アクアまで絡んでくる。

あー。もう。やらかしたわー。


「さぁなー。なんでしょうねー。想像にお任せしますよー」

「あー!逃げるなー!答えろー!」

「ユウキ様ー!…こうなれば深層心理を探りにいかなくては…」

「あ!ズルい!…けどアクアちゃん!私にも教えてくれるなら今ユウキを捕まえるのは手伝うよ?」

「一時休戦と行きましょう。まずはユウキ様を捕まえる事を!」

「おっけー!いっくよー!」


なんでそこで意気投合してんだよ…。

まぁ二人が仲良くなってくれるのは嬉しいけどなぁ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。