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俺がラスボス?  作者: いぬちく


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63 異常

ルーナさんと二人で資料室にて俺はいた。

「それで話したいこととは?」

ハルはジュリアさんと修行をしている。

あの漆黒のスケルトンを倒してから数日間ハルはずっと修行している。

俺はようやく起きていていいと許可が降りて資料室で調べ物をしていた。そこにルーナさんが来たわけだ。


「はい。あの魔力と闘気を合わせたものの事です。レイさん。あの資料を持ってきてください。」

「もう用意してあるぞー。」

そう言ってレイが資料を持ってくる。


「これか。どれどれ。」

そこに書いてあるのは禁術についてだった。


闘気と魔力を合わせる技法

闘魔融合

これを完全に扱えたとされるのは…

たった一人のみ。

その力は世界の理ですら切ることができ、

存在そのものを切り捨てる。

そして扱う者も人に在らざる存在になる…そう魔王と呼ばれる存在に。


「これは…」

「この通りです。あの力は確かにユウキ様の役割(ジョブ)としての力では無いのでしょう。ですが…。」

「あぁ。それについてルーナさんに話すことがある。」

「私に?」


そこからルーナさんに、

俺の中のアイツの話をした。

意識を無くしている時会話が出来てること。

闘魔融合を使った後声が以前よりはっきり聞き取れるようになったこと。

アイツから同質の力に俺が辿りついたと言われたこと。

そしてまだ聞き取れなかった何かの因子を俺が持っていると言われたこと。


「それは…。やはりユウキ様は…普通ではないのですね。」

「異常か?」

苦笑いしながら俺が聞くと…

「はい。正直異常ですね。」

ルーナさんも苦笑いしながら答えてくれた。


そこから改めてルーナさんと俺の何が異常なのか整理した。

まずは…

〇ハルと同じ世界から同時に召喚された。

これについては過去に同じような事が無いか調べたがやはりそのような記録は無かった。

1つの世界から1人。

ただこのルールに外れてるのが俺なのかハルなのかはわからない。

〇俺の役割(ジョブ)【世界を滅ぼすモノ】には意思がある。

これも過去に一度も存在していないとの事。

ルーナさんが感じている、何かが違うという感覚がこれのせいなのか…。

〇俺の中には何かの因子がある。

これはアイツに聞けば多分わかるんだろう。

神殿の資料室にも因子と言うワードに引っかかるものは無かった。ただ、俺には、これ何となく想像つくんだよなぁ。

〇魔王と呼ばれたものが使えた力が使える。

闘気と魔力の融合だな。

俺には何故か出来ると確信があって使えた。

結果使えた。記録では魔王と呼ばれた者だけが使えた力を。


「と言った所か?」

俺の言葉にルーナさんは悩んでる素振りを見せ…

「そうですね。後付け加えるとすると…」

「まだあったか?」

「自分に好意を寄せてくれてる女の子の気持ちに気づかない。」

「…おい。」

「さらに、自分もその子に好意を持ってるくせに、子供扱いして誤魔化す。」

「…やめろ。」

「そのくせいきなり指輪をプレゼントする。全部すっ飛ばしてプロポーズじゃないですか!」

「やめてくださいごめんなさい」


「さて、冗談は置いておいて。やはりユウキ様の因子と言うのは…。」

いきなり真顔に戻るルーナ。

「…あぁ恐らく【魔王の因子】なんだろうな。状況証拠がな…。」

「そうですね。そうなるとやはり心配ですね。」

「心配?俺の暴走か?」

「それもありますが、あのミナトです。」


あのフードの男か。

錬成する者とか言ってたか。


「アイツがどうしたんだ?」

「ミナトは魔王の魂を錬成したと言っていました。ただ未完成だと。…完成の鍵はユウキ様が持っているかもしれません。」

「因子か。ちなみに魔王の魂ってのはなんなんだ?」


ジュリアさんも知ってるようだったよな。


「はい。魔王の魂とは御伽噺に出てくるものでして。それを手にするものは神をも殺せる力を持つ。と言われてるものです。」

「神殺し…。」

「はい。ですが、魔王と呼ばれた者の記録はあっても魔王の魂と言うのは記録にも無いので御伽噺だと考えていたのですが…」


「ミナトは錬成したと言ったか。まぁ本当かどうかもわからんしな。」

「そうですね。ただミナトには注意するべきだと思います。」

「わかった。肝に銘じておこう。」


しかし、闘魔融合を使うなってなると、

あのスケルトンクラスをミナトが出してきた場合どうするか。そもそもミナトはさらに強い可能性もある訳だよなぁ。


「精霊に会うことで対抗策になるもんなのかな?」

正直な疑問なんだよな。これが。

「少なくとも今より強くなれるのは間違いないかと…。そしてユウキ様とハル様にオススメしたい技術がございます。」


「オススメ?」

「はい!恐らくジュリアさんも今ハル様にその件を話しているはずですが。」

「どういうものなんだ?」


「融合魔法と言うものですね。ご存知の通り魔法とは魔力と魔力の融合です。一人ではそこから更にとはいきませんのだ、これを二人で魔法と魔法を融合させるってことです。」


「つまり魔法と魔法を掛け合わせてさらに協力にすると。確か魔力そのものを他の人に流すのは危険なんじゃなかったか?そして、属性が違くてもいいのか?」

「はい。もちろん同じ属性でも問題ないです。組み合わせは無限大です。魔力を体内に流すのとは違い体の外で掛け合せますので。ただお互いの信頼関係がしっかり出来ていないとなかなか上手くいかないものでして。」


「なるほどな。扱いは難しそうだな。」

「簡単ではありません。でも!大丈夫です!」

悩んでる俺に対しルーナさんが笑顔で答える。

「お二人の愛の力があれば…必ず使いこなせるようになるハズ!!Loveです!Loveで世界を救うのです!そもそも魔力を流して暴走しなかったのもLoveのおかげなのです!…多分。」


…Loveって。

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