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俺がラスボス?  作者: いぬちく


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62 ユウキの力

(ククク。まさか自らたどり着くとはナ)


誰だ?


(我ダ。わかるだろウ?)


なんだお前か。…なんでだ。お前の声が以前よりはっきりしてるな。


(ククク。貴様が使っタ、あの力こそ我の力と同質のものダカラナ)


どういう事だ?


(あの漆黒の力こそ我が破滅の力ということダ)


…なんだと?


(ククク。自らその道へ入るとは…流石は■■■の因子を持つ者ダナ)


何を…?何て言った?


(楽しみにしている…ゾ)


…待て。待て!


「待て!」

「キャッ!」


はっ!と目を覚ますと目の前にはハルがいた。

「っ!驚いたぁぁ。ユウキ目を覚ましたんだね?何かうなされてた?身体は?大丈夫?痛いところない?」


「ここは…。」

「神殿の私達が借りてる部屋だよ。あの後ユウキ意識なくなっちゃって、ルーナさんの力でここに跳んだんだよ。」


周りを見渡すと確かに神殿の部屋だった。

あ、収納で入れてた物がキレイに棚に並んでる。


「そうか…。ってそれはわかったけど、なんでハルも一緒に寝てるんだ?」

そう。シングルのサイズのベッドにハルも一緒に寝ていた。…この流れはアレだな。

「ユウキが心配で傍にいたんだよぉ。それで眠くなってきたから…何かあってもすぐ対応できるように…ね?」


ね?って。

まぁ前回も前々回も俺に何かあった後はハルは一緒に寝てた。心配してくれてるってことだな。


「心配かけてごめん。あのスケルトンは?」

「ユウキが切ったらそのまま崩れ落ちてたよ。」

「そうか。…俺はどのくらい寝てた?」

「んー。こっち来てから…4時間ぐらい?ちなみに今はまだ夜中だよ?ふぁぁ。このままもう少し寝よーね?」


どうやらそれなりに意識を失っていたようだな。って。

「ハル?このまま?」

「うん。このままぁ。」

そう言いながらハルが俺に抱きついてくる。

「ちょ!ハル?」

「んー。…心配したんだからね。また一人で無茶して。その罰だよ。このまま朝まで一緒に寝よ?」

ハルが少し泣きそうな声で言う。


「…わかったよ。…ごめんな。ハルおやすみ。」

「うん。ユウキおやすみ。」

そう言って二人で眠りに着いた。


〜〜〜

翌朝目が覚めるとハルはもう起きているのかベッドにいなかった。


とりあえず起き上がりベッドから降りる。

すると、ハルが部屋へ戻ってきた。

「あ、おはよー。ユウキ。身体は大丈夫?」

「おはようハル。大丈夫だよ。ぐっすり眠って回復したみたいだ。」

「良かった!ジュリアさん達が話があるってー。朝食食べながらでもいいかな?」

「わかった。行こうか。」


二人で食堂へ向かう。

そこにはジュリアさんとルーナさんが待っていた。

そう言えばゼノンとマリクさん元気かな?


「おはようございますユウキ様。大丈夫ですか?」

「あぁ心配かけてすまない。大丈夫だ。しかし、俺は何かあるとすぐ意識無くしてるな。」

「ほんとだよー。いつも心配してるんだからね!」

「本当にごめん。」


それから食事を取りながら昨日の話になる。


「それで昨日のユウキのあの力はなんだったんだ?」

ジュリアさんが聞いてくる。

「ん?あれは…闘気と魔力を一緒にしてみたんだ。魔法って自身の魔力と空気中?の魔力を合わせて魔法にするだろ?それを闘気にしてみたんだ。」


「そんな事ができるなんて聞いた事ないぞ。…とは言えできたのだからできるのか…。」

おや?ジュリアさんも知らないのか。


そこにルーナさんがやって来て会話に入ってくる。

「正直言うとあの力は…出来れば使わないで頂きたい力ですね。」


「そうなのか?」

「はい。あの力は…禁術として記録があります。そもそもアレを発動できる存在が限られているもののようですが。」


禁術…。アイツが言っていたアイツの力と同質のもの。

つまり…滅ぼす為の力…か。


「ユウキが倒れちゃったのはなんでなの?」

ハルが疑問を投げかける。


「恐らくですが、魔力と闘気を別で使うより身体への負担が大き過ぎたのだと思います。」

「そっか。私も使って欲しくないかな。…あの時ユウキの剣が黒くなった時ね。ユウキの力が暴走した時のこと思い出したの。もちろん今回は暴走していないんだろうけど…なんて言うのかな。ユウキがユウキじゃなくなっちゃうような…そんな予感がするの。」

そう言って、ハルが寂しそうな顔になる。


アイツの声が以前より聞き取れるようになっている事もそういう事なのかな。


「わかった。この力無闇に使わないようにする。」

「絶対使わない。じゃないの?」

ハルがちょっとムッとしている。

「今回みたいな他にどうしようも無い時は…もちろんそうならないように修練は続けるよ。」


「むー。…私がもっと強くなれば良いのかな。」

「ハルは今でも強いじゃないか。中級までもう使えるだろ?精霊に会えば上級だって。」

「でもあのスケルトンにはジュリアさんの上級効かなかったもん。あ。ジュリアさんあの魔力そのものぶつけるヤツ教えてー。」

ハルが思いついたようにジュリアさんにお願いをしている。


「あれか…。あれはどちらかと言えば奥の手のようなものなんだよな。魔力効率悪いし。…だが確かにハルの魔力量次第か。わかった。教えよう。」

「わーい!ありがと!」


「しかし、この先どうする?精霊に会いに行く予定だったが。」

「ユウキ様はもう少しおやすみを取られた方がよろしそうですね。」

そうかな?意外と元気なつもりなんだけども。


「ユウキはおやすみ!その間に私はジュリアさんと修行するの!」

「…でも」

「でも。じゃありません!休むのー!」


ハルが怒ってる所でルーナさんが俺に耳打ちしてくる。

「ユウキ様その間にお話したいこともありますし…」

「…わかった。」


「あー!二人で内緒話ー!だめー!ユウキは…ユウキの1番は私!」


そう叫ぶハルをいつもの表情で見守る2人がいた。

…ニマニマすんな。

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