表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺がラスボス?  作者: いぬちく


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

46/58

43 カオルさん

ユウキとハルがダンジョンから戻った日の夜

スケルトンが燃え尽きた場所にフードを深く被ったオトコがいた。


「ふむ。魔封印の扉を開けて入った者がいる事も驚いたが、未完成とは言えあのスケルトンを倒すとはな。」

スケルトンの消滅した場所を見て言う。

「魔源草を飽和状態にし魔力を放出させ、魔封印の扉で密封。一体のみスケルトンを置くことで充満した魔力で超進化させる。まぁ数日程度ではまだまだだったということか。」


その者は扉に近づき触れる。

すると扉は一瞬で消えてしまった。


「対物理特化にしたが魔法特化にした方が良かったかもな。まぁ街に解き放つなら物理特化の方が良いのだろうが。」

そう言いながら広間の奥へ進む。

「これもある程度回収しておくか。」

壁一面に生えている魔源草へ手を向ける。

「収納」

そう言うと壁一面の魔源草の大半が消えてしまった。

まるでユウキ達の持っている収納の腕輪のようだった。


「さて行くか。次はどうするかな。」

そう言い姿を消すのだった。


〜〜〜


初めてのダンジョン攻略が終わった日の夜やはり疲れていたのか深い眠りについていたようだ。


朝起きると…ハルがいた。

いや同じ部屋で寝泊まりしているので居るのは当たり前なのだが。目の前にいた。

この世界2度目のベッドに潜り込み。

前回は…あー黒い力で暴走してハルに助けてもらった時か。

今回も死にかけてハルに助けられた。

何?俺に何かあった時は潜り込んでくる感じ?

と、ハルの寝顔を眺めながら考えていると…。


「ん、んーー。…あ、ユウキおはよー。」

「おはよう。…じゃないんだな。ハルのベッドはあっちだろう?」

「ふぁぁぁ。ん?ユウキが生きてるか確認してたらそのまま寝ちゃったみたい。」

寝ちゃったみたいってお前…。ガッツリ布団の中に入り込んでるじゃないか。

「…まぁ心配かけちゃったからな。大丈夫だよ。俺は生きてるよ。」

「本当にー?心臓動いてるー?」

と俺の胸に耳を当ててくる。

っておい。まだベッドで横になってる状態だぞ!

これじゃ添い寝!いやなんだ!?え!?

完全にパニックになる俺。

「おー。すっごくドクドク聞こえるー。うん。ちゃんとユウキ生きてるね!」

…生きてるわ。完全にテンパってるの鼓動でバレてんじゃん。

「ほ、ほらもう起きるぞ。今日は街に出かけるんだろ。…その、ほら、デートするんだろ?」

「そうだった!んー。もう少しこのままユウキが生きてること確かめてるのも良いんだけどなぁ。でもせっかくユウキからデート誘ってくれたもんね!起きまーす。」

んー。完全にハルの方が余裕あんだろコレ。ってかもう俺の勘違いじゃないって事でいいよね?…ねぇ?いいよね?…いいのかなぁ。


などと考えているとハルがベッドからおりる。

「じゃあ着替えてくるねー。」

この部屋には2人部屋の為なのか着替えるための小部屋がある。

…なんの用途なんだろう?旅先でたまたま同じ部屋に泊まるとかあるのか?

「さて。俺も着替えておくか。…まだドキドキしてるな…。」


〜〜〜

2人とも着替えて食堂に降りるとトオルさんがいた。

「おーす。おはよう!昨日はお疲れ!そうだ改めてちゃんと紹介するな。俺の嫁さんカオルだ。」

「初めましてカオルです。この度は助けて頂きましてありがとうございます。危険な目に遭わせてしまったと聞きました。…本当にごめんなさいね。」


この人がカオルさんか。

落ち着いたショートカット長身の美女って感じだ。

…ハルとは真逆だな。


「いえいえ。危険な目に遭ったのは俺が判断を誤ったからです。元気になられて良かったです。」

「カオルさん!元気になって良かったね!」


「本当にありがとうございます。…それでトオルから聞いたのだけれど回復魔法を覚えたいと?」

「はい。教えてもらうことってできますかね?」

「うーん。教えるってものでもないのよねぇ。回復魔法って使える人は使える使えない人は使えない。使えるようになるキッカケが人それぞれなんですよ。」


「そうでしたか。カオルさんはどうやって使えるようになったんですか?」

「私は子供の頃怪我をした時に回復魔法を使ってもらってその時に不思議な感じがしたの。それで後日…何かの時にもしかしたらって思ってやったら使えたのよね。」


なるほど。身体で覚えたって感じだな…。

それならうちのお姫様いけるんじゃないか?


「試しに俺達に使ってみてもらうことは可能ですか?…まだ病み上がりだからやめた方がいいですかね?」


「いえ。それぐらいなら問題ないですよ。それに命の恩人のお願いですから。断る理由はないですよ。」

「ではお願いしてよろしいでしょうか。」


「はい。ではお二人こちらに座ってください。ちなみに私の適性は風です。」

お。俺と同じか。ならオレ覚えやすいかな?

「いーなー。風。私も風がいいなぁ。」

ん?どうやらハルは風属性に憧れがあるらしいな。

「交換してやれたら良いんだけどな。俺は火が羨ましいよ?」

やはり火属性ってカッコイイよね。男なら憧れる。

「むー。それじゃ意味無いのー。ユウキのバカぁ。」

あれ?怒られた?なんで?



「ふふふ。アナタの言った通りね。」

「だろ?さっさと付き合えばいいんだよ。この2人は。」

「何か理由があるのかしらね。」

「さぁな?」


次回更新5月4日1時を予定しています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ