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俺がラスボス?  作者: いぬちく


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139 永遠に

最終話になります。

【全てを滅ぼすモノ】…破壊神になりかけていたアイツを倒し、創造神と話をした俺たちは神殿に戻ってきていた。


「んーーー!!全部終わったねぇ!」

ハルが背伸びをしながら言う。


「流石に疲れたな。俺の人生で一番の戦いだった気がする。…このフィングも返さないとな」

「あぁ。必要以上の力は持っていない方が良いな。私のイグニスもまた封印しよう。ルーナいいか?」


「えぇ。勿論です。そんな事ない事が一番ですが、またこの力が必要になるその時まで私が責任を持って預からせていただきます」


過ぎた力か…


聖剣と魔剣は一つになったまま。

「このルミナインはどうしようか?二つに戻す術はあるのか?このまま封印できるのか?」


「正直私の力の範疇を超える存在なんですよね。それ。まぁ預かれと言われれば預かりますけどそのままユウキ様が持っててもいいんじゃないですか?創造神も特に何も言ってませんでしたし」


軽いだろ…。この世界である意味一番力のある武器じゃないのか?これ?


「なんかルーナさん俺に対しては軽すぎないか?」

「そうですか?…まぁ今のユウキ様は精霊王の私より上位の存在みたいなものですからね。私が責任取る必要はないかなっていうのはありますけど」


「それは納得できるようなできないような…」


確かに創造神も自分と同質の存在って言ってたし、俺とハルは神に近いものとも言ってた。

あの後簡単に創造神に説明してもらったが、俺とハルは半神の存在になりかけている…らしい。

らしいって言うのも言われた所で何もピンと来ないんだよな。


「まぁとりあえずは封印するか。これが無ければいけない状況なんてそうは来ないだろうし。そもそも俺とハルの力で何とかなるだろう」


「そうだね!女神の力と魔王の力があればどうにかなるよ!」


ハルが笑顔で答えてくれる。


「ではそちらも預かりますね。…さて皆さんとりあえずゆっくりしてください。お食事の用意が出来たらお呼びしますので」


「ありがとうルーナさん。じゃあハル部屋へ行こうか?」

「うん!」


それからそれぞれの部屋へ戻った。


「ふぅ。何か大変だったな」

「そうだね。色々あったねぇ」


二人でベッドに腰掛けて話をする。


「あの居酒屋で飲んだ日から今日まで濃い時間を過ごしたな」

「うん。召喚されて…役割が判明して…ユウキの力が暴走して…」


「ハルに助けてもらったな。その後の魔力のダンジョンであのでかいスケルトンと戦って…あの時も結局ハルに助けてもらった」

「ふふ。そうだね。あの時…ね。ユウキの知らない事あるんだよね」


「ん?そうなのか??」


「うん。…んー。ユウキ私と何回チューした?」


突然何を言うんだ?この子は。


「え?あの好きってお互い言っちゃった時と…ルミナインの時のおまじない…だから2回か?」


「ふふふ。ユウキがアレに身体を乗っ取られた時にしましたー!女神の力を与えるのに直接触れようと思ったんだけど…何か勢いでチューしちゃったの」


「え?そうなのか?…確かに意識がはっきりしたらハルの顔が近くにあったけど…」


「そして後もう1回あるんだよね」


…なん…だと?


「いつだ?今の話の流れだと…」


「そう。最初のスケルトンと戦った時。私の魔法で吹き飛ばした後ユウキ気を失って…。そのまま死んじゃうかなって…」


ハルが思い出したのか悲しそうな顔になる。


「それでね、ポーション飲ませようとしたんだけど全然飲んでくれなくて…」


「もしや…?」


「うん…口移しで飲ませました…」


ハルが真っ赤な顔をして言う。


俺はハルに助けられた時キスされていたと。


「もしかしたらその時も女神の力が影響したのかもな。だからその後色々あっても俺は何とかなった…とか?」


「えー?そうなのかなぁ?」


そうかもしれないし、関係ないかもしれない。

でも俺の中ではそうで良いなと思う。


「きっとそうだよ。ハルは俺にとって最初から女神だった」


「ふぇ?ユウキ?」


「俺はこの世界に来る前、ハルと出会った時から…ハルに会えることだけが楽しみだった。こっちに来てからはハルの為に…いやハルの為だと言ってラスボスで倒されようとした」


「うん。それに気づいた時ふざけんなって正直思ったよ?」


「そこから俺の覚悟を捻じ曲げたのはハルだ。俺の生き方、覚悟も変えてくれて、命も助けてもらって、闇に沈みそうになった時も助けてもらった」


そう。俺はハルの為にと言っていたけど、大事な時毎回ハルに助けて貰ってた。


「ハルがいなければ俺は今こうしていない。そもそも出会えてなかったら…きっと流れに流されるだけの社畜で今も働いていた」


「ユウキ…」


「俺と出会ってくれてありがとう。俺の人生を幸せにしてくれてありがとう。俺に人を愛することを教えてくれてありがとう」


「…グスッ。それ私が前にユウキに言ったやつだよぉ…」


「そうだよ。いつかハルに伝えようと思ってた。そして…」


「…そして?」


「この先は俺がハルを幸せにする。何があってももう離れない。いつも助けて貰ってばかりで頼りない俺だけど…ずっと一緒にいてくれ」


半神になった俺達には死がふたりを分かつまでなんて事は無いのだろう。


「ずっとユウキと一緒…?」


「あぁずっと一緒だ。この世界を二人で守っていこう」


「うん!……ユウキ?」


ハルが何かを求めてる顔をしている。


「ハルからの方が多いからな…」


俺はハルに近づき…



口づけを交わす。


お互いの存在を確かめるように…




この先も何が起きるかわからない。

それこそ永遠の時を生きるって事がどういう事かもわかってない。


また破壊神のような存在が現れるかもしれない。


決して楽しいことだけじゃなく辛いことも待ち受けているんだろう。


それでも俺はハルと共に生きていく。


何が起こったとしても二人ならきっと乗り越えられる。


世界で一番大切な人と一緒にこの世界で暮らして行く。


永遠に…。

これにて俺がラスボス?は完結となります。

初めて書いた物語ですが、

約3ヶ月毎日更新を達成できました。

最後までお読み頂けきありがとうございます!


もっと書きたかった事とかこの先とか考えてたことあるので、もしかしたら続きを何らかの形で書くかもです。


その前にまずは直したいところいっぱいあり過ぎるのでそこからですね。


本当にお付き合い頂きありがとうございました!

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