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夢幻戦隊MSガールズ  作者: 硫化鉄
第六話 「必殺……??」

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シーン7 おまけ。

「申し訳ありませんでした。アラジンさま……。

 鵺なんて強力な魔獣を使いながら、おとたまの仇も討てなくて……」


 涙交じりの声が、闇に響いた。

 声の主は、ジニー。彼女はうつむき、静かに肩を震わせていた。

 絶対に勝ちたかった。負けるわけにはいかなかった。なのに。


「気にするな、ジニー。初めての戦いで、良くやってくれた。

 初陣の記憶は苦いものだ。これから挽回してくれればいい」


 アラジンは優しくそう言って、震える肩に手を置いた。


「そうなのだよ我が愛娘ジニー。

 もうさすがとしか言いようがないのだよ。さすが! さすが! さーすーがー♪

 あ、さすが以外にもう一個あった。おかえーーーりーーー!」


 聞き覚えのある、いや聞き飽きたと言ってもいいその声に、ジニーはハッと顔を上げた。


「お、おとたま……? ど、どうして……!」


「そ〜うなのだよジニー。ジニーが大好きな父なのだよ~!

 いやー、あのホウキにやられた時にはどうしようかと思ったのだよ!

 それでとりあえず、黒こげウェルダン!のフリを……」


「バカぁ~~~~~!!」


 ジニーの叫びとともに、ゲンコツがジンの頭にヒットする。その拳は、通常の三倍の破壊力がこもっていた。


「ぐはっ……。

 さすが我が愛娘、世界を獲れるパンチなのだよ……」


 わかりやすく目を回して、ノックアウトされるジン。

 ジニーは涙を振り飛ばして叫び声を上げた。


「もぉぉぉぉぉ!! みんなであたしをバカにして!

 おとたまもMSガールズも、絶対に許さないんだからぁ!!」


 ……訂正せねばなるまい。

 父を失ったと思い込まされていたジニーは、MSガールズへの逆恨みも加わって、更に憎悪を増していた。

 えーと、新たな強敵の、出現であった。

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