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夢幻戦隊MSガールズ  作者: 硫化鉄
第三話 「消えた!消えた!バレた!?」

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シーン5 @その上空

 後京ドーム上空。

 人間のアイドルとかいう者が大量の人間を集めている場所だ。

 孫悟空とその腹心・狐仙は、上空からその場所を見下ろしていた。


「準備は整ったか?」


 悟空は握り飯を頬張りながら狐仙に声をかけた。


「はい、悟空様ン。

 お弁当にこしらえましたそのおにぎり、いかがですか?

 明太子、塩鮭、いくら……。まだまだ色々ございますからね?」


 甘ったるい声で答える狐仙。悟空の乗る筋斗雲には、狐仙の作った大量の握り飯が積み込まれている。

 悟空はむしゃむしゃと握り飯を食べながら、狐仙に視線を落とした。


「ツナマヨが良かったけどな」


 少し不満げな悟空を敢えて気にせず、狐仙は余裕の表情で報告する。


「あらあら申し訳ございません……。

 でも、小ひょうたんの方はすでに人間どもにばらまいてございます。

 あ・と・は、このひょうたんのふたを開けるだけ……」


 狐仙は悟空から授かった赤いひょうたんを愛おしそうに撫でた。


「小ひょうたんがどれだけの人間を集めるか……楽しみだな!

 じゃ、後は任せるぞ!」


 悟空は新しい握り飯にかぶりつきながら言った。


「かしこまりました。悟空様はゆっくりとお食事をお続け下さいまし」

「おう。頼むな。

 あぁそうだ、一通り使ったら、ふたは閉めておけよ。開けっ放しは危険だからな。

 じゃなー!」


 握り飯を両手に持ったまま、悟空は筋斗雲とともに飛び去って行った。

 狐仙は悟空を見送ると、改めてひょうたんを見つめた。


「……では。このひょうたんの力、とっくりと見せてもらおうかねぇ……」


 目をぎらつかせた笑みを浮かべながら、狐仙はひょうたんの栓を抜いた。

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