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夢幻戦隊MSガールズ  作者: 硫化鉄
第九話 「迷路」

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シーン14 @常世の国

 常世の国、神託の間。

 悟空からの現状報告は、卑弥呼を満足させていた。

 

「ふふふふ……。全てはうまく行っているようだな……」


「……は。お見事な作戦としか言いようがございませぬ」


 アラジンが片膝をついて頭を垂れた。

 MSガールズ迎撃作戦は、その骨組みは卑弥呼の発案による。卑弥呼の用意した刺客を中核を担わせ、悟空の配下の者にサポートさせる、それが卑弥呼の作戦だった。もし万が一作戦遂行に支障が起きた時のために、アラジンをバックアップ戦力として温存する。水も漏らさぬ作戦と言えた。


「俺のペットどもも、卑弥呼様の刺客ときっちり連携してる。

 あのねーちゃん達が完全に力を失うのも時間の問題だな」


「私の方もバックアップ準備を整えております故……」


 卑弥呼は満足気にうなずいた。


「妄想領域を破壊すれば、如何なMSガールズと言えども精神が崩壊する。

 彼奴らを亡き者にしてしまえば、現世界の征服など児戯に等しい」


 悟空はうずうずした表情でうなずいた。一刻も早く現場に出て指揮を取りたいのだろう。


「だな!

 んじゃあ俺も、ペットどもに発破かけてくるぜ!」


 言うなり現場に向かう悟空。

 卑弥呼は顔を上に向け、うっとりと目を閉じた。


「もうすぐお心のままに……。全てを闇に……。

 主よ……」

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