シーン14 @常世の国
常世の国、神託の間。
悟空からの現状報告は、卑弥呼を満足させていた。
「ふふふふ……。全てはうまく行っているようだな……」
「……は。お見事な作戦としか言いようがございませぬ」
アラジンが片膝をついて頭を垂れた。
MSガールズ迎撃作戦は、その骨組みは卑弥呼の発案による。卑弥呼の用意した刺客を中核を担わせ、悟空の配下の者にサポートさせる、それが卑弥呼の作戦だった。もし万が一作戦遂行に支障が起きた時のために、アラジンをバックアップ戦力として温存する。水も漏らさぬ作戦と言えた。
「俺のペットどもも、卑弥呼様の刺客ときっちり連携してる。
あのねーちゃん達が完全に力を失うのも時間の問題だな」
「私の方もバックアップ準備を整えております故……」
卑弥呼は満足気にうなずいた。
「妄想領域を破壊すれば、如何なMSガールズと言えども精神が崩壊する。
彼奴らを亡き者にしてしまえば、現世界の征服など児戯に等しい」
悟空はうずうずした表情でうなずいた。一刻も早く現場に出て指揮を取りたいのだろう。
「だな!
んじゃあ俺も、ペットどもに発破かけてくるぜ!」
言うなり現場に向かう悟空。
卑弥呼は顔を上に向け、うっとりと目を閉じた。
「もうすぐお心のままに……。全てを闇に……。
主よ……」




