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夢幻戦隊MSガールズ  作者: 硫化鉄
第九話 「迷路」

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シーン15 @どこか。

 アキラは智恵の部屋から飛び去った後、ある人物と邂逅していた。


「わりいな、出番少なくしちまった」


 全く悪いと思っていない口調でアキラが言うと、相手はふふっと笑う。


「その分ちゃんと働いてんだろ? なら文句はないよ。

 あのホウキの存在そのものを、消し去れれば文句はないからねェ」


 そう答えたのは、黄仙だ。アキラは黄仙と組んで、智恵の領域に潜入していたのだった。


「へっ、俺様を誰だと思ってんだ?

 天才ウィザードの俺様に、不可能なんてあるわけねーだろ? おっぱいねーちゃん」


 アキラのセクハラまがいの呼び方も、黄仙にはくすぐったく、自然と笑がこぼれる。


「ふふん、頼もしいじゃないか」


「まーな。俺様はおっきいおっぱいの言う事は大抵聞く方だからな。

 それに……どうやらそのホウキってのは俺様がモチーフになってるらしいしな。

 自我がなくなれば、俺様の一部になる。労せずしてパワーアップってわけだ」


 アキラの浮かべた邪悪な笑みに、黄仙は一瞬ぞくっとした。が、もちろんそれは不快ではない。


「ふん、食えない男だねェ……?

 嫌いじゃないよ? そういうのは」


 黄仙は、妖しく微笑んだ。



 その頃――。


「弧次郎さんが……。うそ……っ……」


「わぁ、本当に疲れない! すごいね靴くん!」


「新しい……パートナー……」


 パートナーを失い、妄想界に乗り込んだ三人。

 しかし妄想界にそれぞれのパートナーの姿はなかった。

 そこに現れた、パートナーによく似た男達。

 果たして、戦う力を封じられた三人の運命は……?

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