決闘
すいません。大変お待たせしました。
決闘の様子に頭悩みました。正直これ以上待たせても無駄なのでこのような判断をしました。批判だらけになるでしょうが、何も思いつかなかった作者をお許しください。
決闘
さて決闘当日になったな。会場は相変わらずの学園内の決闘場になったがな。
そしてやはり登校中も学園に到着しても周りの視線が痛い。当然だろうな。端から見れば王女を泣かせた無礼者だもんな。そうなるだろうな
「まぁ、正直言えばこの方が捜査し易いのもあるけどな・・・」
そう。逆に仲間を作ってしまうとそれの弊害も生まれてしまうので、俺としてはこちらの方が都合良かったりする。そうこうしてると試合時間が迫る。実は試合時間は前日の放課後に担任から紙を貰ってる為、時間は分かるから最低限助かる。
あの指導教論の事だから事前告知無しにして、闇討ちにでもするかと思ったがそこは彼なりのプライドがあったか。
俺は時間を見計らい、決闘場の準備室へ向かう・・・が予想外のことが起きた
「・・・」
「サラ・・・何故ここにいる?」
そう(周りからは泣かされた)第4王女様が何故か準備室入口に待ち伏せしていた
「・・・私のせいでごめんなさい・・・いえ、申し訳ございません・・・」
「・・・何故頭を下げる?」
「・・・私の自分都合に巻き込んでしまったことにです」
「・・・気にするな。俺も悪かったな」
「・・・いえ、お従兄様が謝ることはありません。全て私のせいです」
「この事態に王族は?」
「一昨日では怒り心頭でしたが、
お従兄様が自衛隊所属なのと、私から事情をお話した結果、昨日は王族と大臣クラスの人全員が頭を悩ませていました『自衛隊に、ひいては日本国に多大なるご迷惑をおかけしてしまった』と。
恐らくその悩みのタネは本日も同じかと・・・」
「そうか」
王族が事情を把握してるのは良い点だな。一つ手間が省けたと喜ぼう
「・・・ぐすっ」
「・・・何故泣いている?」
「だって・・・私のせいで」
「自分を責めすぎた」
「いえ!私のせいなんです!
自分の都合でお従兄様に迷惑をかけ、その事情を私が直ぐに説明しなかったことにより、話は拡大し、もしかしたら取り返しのつかないところまで行ってしまったかもと思うと・・・悔やんでも悔やみ切れません!
今の謝罪も、お従兄さま個人でしたらそれで良いのかも知れませんが、
自衛隊としての立場なら上が許さないでしょう・・・。
恐らくですが、謝罪としてこの首を捧げなければこちらの上も納得しないでしょう・・・」
「そこまでしなくても・・・俺達自衛隊はそんなことしないから・・・」
「いえ、そちらが良くてもこちらが駄目なんです。事情を父上に話、今回の件はどういった処罰になるか相談したところ
『・・・自衛隊の方々は無欲と聞く。勿論日本国外務省も同じだろう。野心家なら世界征服、いや異世界征服してもあり得ることだが、日本国は一切その気がない。
そのことから謝罪の次いでに領地を寄越せだのその者の首を寄越せだのは言わない筈だ。これは他の国に星に異世界も同じと聞くからな。そこはいいが、
だが我々の面子というのもあるからな。いくら寛大な措置をと向こうが言っても結局は我々で解決しなければならない。実は数国だが、我々の失態が知れ渡ってしまった。だから他国に我々の誠意を見せなければならない。
だから考えられる処罰は一番重いので勘当と当国出入り生涯禁止、軽いのは自宅謹慎と強制労働それぞれ1ヶ月になる』そう言ってましたわ」
「そうか・・・」
う〜ん。この処罰は妥当なのか?王族だからか?・・・こればっかりは分からん
「それと次にお従兄様に伝言があります。
『我娘が迷惑を掛けた。申し訳ないが今日の決闘が終了したら王城に来てくれ』と」
「分かった」
そんな会話をしてたら時間が思いのほか過ぎていたのに気がついた
「サラ。すまんが俺はそろそろ出ないと」
「・・・はい」
さて準備するか。その前に親父に無線で連絡しないと
「マサル二佐、こちらアレクサス一士です。取れますか?」
『こちらマサル二佐。どうした?進展か?』
「はい。実は・・・」
親父に一昨日の出来事を話す。次いでにサラ王女の件も伝える
『了解、証拠はこちらで掴んどく。当事者や関係者は一士、一人で行けるか?』
「容易いことかと」
『了解だ、ラローツ駐屯地から空挺部隊、偵察部隊、及び情報部隊と突撃班を各地に派遣する。当事者を取り逃すなよ〜?』
「はっ!」
『勿論当事者達の運命も一士に任せる。何度も言ってる通り、焼くなり煮るなり何でもして良いからな』
「はっ!」
『アレクサス一士。こちら整備班のバイス陸士長だ。
無線機だが、少し調整すればボタンを押さなくても発信はできるから、あとで試してみるといい。
但しそうなるとこちらから連絡は取れなくなるから気をつけるように』
「はっ!」
『アレクサス一士。こちら陸上自衛隊第4東部方面第10空挺部隊部隊長のアベ・シズカ一左です。
マーク指導教論の隠れ家はどちらか、分かる?』
「はっ!自宅、及び隠れ家と思われる拠点が合計で5ヶ所存在を確認しています。昨日、潜入部隊と共に小官が調査した結果、証拠として不正な書類や違法奴隷、金銭授受いわゆる賄賂が確認出来ました。それが全ての拠点にあるかというとそうではありません。
ご丁寧に証拠隠滅を図る為に拠点を転々してるみたいなので、恐らく最低2ヶ所以上はある筈です」
『了解したわ。座標などは分かる?』
「転送しておきます」
『・・・ありがとう。確かに受け取ったわ』
『アレクサス一士。こちら外務省所属自衛隊統括部情報課のアーバル執務官です。情報をいくつか提供お願いできますか?上からの許可も下りてます』
「どういった情報になりますか?」
『簡単な話、そのマーク指導教論の人脈で注意すべき人物はいますか?』
「全て調べ上げた訳ではありませんが、今知る限りだと2人ですね。
1人目はノベルト神聖国の宗教名誉大臣、ワーク大臣ですね。
理由はとにかく超が付く程の野心家です。何しろ前々国王が暗殺されたのは、ワーク大臣の計らいで起きた出来事なのです。自分に与えられた領地を『痩せているから』という理由で平気で見捨て、恨んだ者を片っ端から残虐し殺人をしたからです。
勿論直接手は汚していませんがそのような出来事があり、他の者からも彼を危険視しています。関係はワークとマークは上下関係にあったそうです。
2人目はノイツェ連邦のジョレノー侯爵家の次女、レンナ・ソン・ジョレノーです。
性格が傲慢で自分の思い通りにならないと殺し屋まで雇う程の者です。今彼女が企んでいるのは異世界召喚を使い、兵器として使うことですね。
勿論皆さんもご存知の通り異世界召喚自体が全共通して禁止されています。にも関わらずノイツェ連邦の侯爵家は平気で召喚を続ける。使えない者は切り捨て、証拠隠滅の為自身も殺人に加担するという凶暴な面もお持ちです。関係はまさかの禁断の恋人で既に肉体関係にまで及んでいます。
余談ですが、異世界召喚された者はこちら日本国が善意で保護し、返還していますが・・・100%とはいきません。
現時点ではこの2人が危険人物です。殲滅でしたら先にジョレノー侯爵家を殲滅するのを希望します」
『現時点では2人で先に殲滅はジョレノー侯爵家をアレクサス一士は希望。
理由は異世界召喚を行っているため、了解致しました』
『アレクサス一士、こちら陸上自衛隊第3突撃部隊第4大隊第1中隊第12小隊第8分隊分隊長のライラ三尉です。
敵勢力は先日の情報部隊と同様?出来ればそこを知りたいわね』
「はっ!敵勢力は先日とほぼ同様です。
違う点としては不定期ですが、その裏社会の大物が現れるという情報が入っています。無論こちらで確認も済んでいます。
その大物が何者なのかはまだ調べ上げていませんが、噂になりますが大物政治家とパイプを持っているとか。もう一度申しますがあくまでも噂です。因みにこの大物は表社会と対立しているため常に武装しています。注意を」
『了解しました』
『アレクサス一士、こちらはマサル二佐だ。
後者の件だが・・・伝言を頼む「我々は謝罪を受け取る。処罰はそちらに一任する」と』
「・・・了解」
『各自に連絡。他にアレクサス一士に確認等は?
・・・無しと判断。各自に通達これより作戦を開始する。
現時刻09:00、作戦開始時刻現時刻より開始、10:00までに各自持ち場に着け。
尚注意事項としてどちらかが先に突入するとそのもう一方が逃走する恐れがある。その為突入にはアレクサス一士の合図で行う。それでは作戦開始!』
「『了解!』」
さて俺は着替えたあとは無線機を常時発信状態にしておき臨場を待つ。その間に自分自身の心や感情を無にする。
これは試合中に感情的にならないように敢えて冷徹にする。それにより冷静な判断が出来るからだ。
さてそろそろだな
「アレクサス」
「はい」
「準備は出来ているな?」
「いつでも可能です」
「よし。では臨場だ。場内進入の合図は自身の名前が呼ばれたら入れ。そのまま会場の中央に審判がいるからそこまで進んだあとはその場で待て。質問は?」
「ないです」
「おし。なら行け!」
「はい」
通りすがりに先程の方が俺に声をすれ違うようにかける
「・・・俺が知る限り1番残虐な試合になるはずだ。
アレクサス。武運を祈る。そして勝て・・・」
「・・・」
俺は歩きながらすれ違いの際に親指を立てて、グッドサインを出す
☆
「アレクサス。あいつは面白いやつだな。たった数分だが俺には分かる。あいつは強い、強すぎる。恐らく・・・いや、確実にこの国最強の8人があいつに束になっても勝てないだろう。いったい何者なのだろうな・・・」
☆
場内への光が見えたのでここで合図を待つと直ぐにアナウンスが流れた
『皆さんお元気ですか〜〜〜!?
本日は1件の決闘があります!どうぞお楽しみに〜〜!
さて皆さんは直ぐにでも登場者が知りたいでしょうから早速登場して頂きましょう!
エメラルドに輝く入口から出てくるのは、アレクサス小等部1年生のアレクサス君。どうぞ〜〜〜!!』
その合図で場内に入る
ぶ〜 ぶ〜 ぶ〜 ぶ〜
うん。予想通りの反応ありがとうございます。というか会場は満席、しかも立つ人もいるのかよ。
取り敢えず、そのまま指示されたところまで歩き、止まる
『皆さんの気持ちも大いに分かりますよ〜!何しろラーズベルト国第4のサラ王女様を泣かせた本人が出ましたからね。私も知りたいですよー。何故泣かせたのか。
それはさておき、次の登場者に登場して頂きましょう!
ルビー色に輝く入口から出てくるのは、マーク指導教論他約男女合計15名の教師及び生徒さんです!
どうどう、何故15人か不思議に思いでしょうが、取り敢えず中央へ!』
ふぅーん。ルールは任せるとは言ったが、かなり大幅変更があるなこれは。ここまでやるのか。まあいいか
「アレクサスが良いと言ったからな。とことん叩き潰す為にここまで集めたからな。感謝しろよ!」
「前々からこいつウザいと思ってたんだよね〜」
「今日という日をどれ程待ちわびたか・・・」
「私達でけちょんけちょんにしょっか?」
中々・・・凄いな。別の意味で引いたぞ。けどこれで証拠が増えた
「あ〜、マーク先生。一つ宜しいでしょうか?」
「何だ?やっぱり無しは聞かないぞ」
「いえ。そうではなくて、今この場合方全員の名前をフルネームで知りたいのですが。勿論他愛の無いことです。
よくあるではありませんか、死ぬ前に教えといてやるよっというのを」
「ふん。良いだろう。ホレ自己紹介」
ありがとうね。証拠が増えてこちらも万々歳してます。
内訳は教師マーク先生入れて5人と生徒男9人と女6人ね。
「終わったぞ。何かアルクサスは無いのか?最期の言葉は?」
「無いですね」
「ふん。意地っ張りめ。ほら審判。さっさと始めようぜ」
「お待ち下さい。何故こうなったか他の方に言わないと。
さてお集まり頂きありがとうございます。
今回の決闘のきっかけはアレクサス君のある出来事です。
皆さんもご存知の通り、王女様への無礼を働きかけた為です。
そのことで理由を聞こうとマーク先生は追及しましたがアレクサス君は頑なに拒否。その結果色々あり今回の決闘になったという訳です。
次にルールですが、皆さんも不思議に思ったでしょう、1対15という数。
これはルール確認の際アレクサス君がこう言ったのです
『ルールはそちらに任せる』とその結果1対15ということになりました。
次にルール説明ですが、理不尽極まりないとご承知で耳をお済ませ下さい。
マーク先生側は攻撃防御何でもありです。そう何でもです。禁止されている攻撃も今回は可能となりました。
次にアレクサス君側ですが攻撃は素手のみ、魔法と剣も使用禁止となりました。勿論防御も無しとなります。つまり攻撃は必ず受けなければならないということになりました。
次に途中参加ですが、マーク先生側は可能、アレクサス君側は無しとなります。回復系も同様です
次にリタイアですが、リタイアは双方無し、気絶かこちら審判の判断で優劣をつけます。
本来であれば死亡=逮捕なのですが、こちらも今回限り可能となります。
次に試合途中でのルール変更は無しとなります。
次に制限時間は日没までとなります。
最後にこのルール条件で締結となりますが双方宜しいでしょうか?特にアレクサスは本当にこれで?」
「構わない。ああ、こちらからルール追加で」
「はい?」
「ズルは許さんからな!」
「しませんて・・・追加というのは、途中参加の際名前と学年をフルネームで言ってから出場可能というのは可能ですか?」
「『????』」
「?・・・まあ構いませんがそれ以外は?」
「ありません」
「・・・本当に良いのですね。分かりました。これでルール締結及びルール確認を終えます。ではこれより試合を開始します」
「「今日がお前の命日だ!!」」
「・・・はいはい・・・」
普通であればかなり酷い条件だが、まあこれも被疑者逮捕の為だ。のんびりと殺るか
「それでは試合開始!!」
すると途中参加希望の奴が現れた。勿論ルールに則って名前と学年を言ってから出場した。また証拠が増えたな。
さて俺もやるか。防御が駄目でも避けるのは有りだからな。とことん避けまくって攻撃をぶち込んでやるよ
「アイシクルソード!」
「ヘルファイア!」
「来る!旋風」
「こっちから来るか!ダイアモンドシールド!」
「回復します!ヒーリング!」
「補助する!トランスレート」
そんなこんなで朝10:30から取り敢えず15:00まである程度攻撃しながら避けた結果、俺には全く当たらず、逆に相手が疲弊していった
「マーク先生・・・あいつ何であんなに速いんですか・・・はあ・・・はあ・・・」
「知らん・・・しかも向こうはこれだけ動いているのに・・・ぜぇぜぇ・・・息ひとつ乱さないとはな・・・」
「リタイアしたい・・・ぜぇぜぇ・・・疲れた・・・」
「私も・・・マナ切れだよ・・・」
「何であいつはまともに立っているんだよ・・・」
「俺なんかもう立てない・・・(バタリ)」
「全身が痛いよ〜・・・」
あ〜・・・殆どただの屍と化してるな。これじゃ避けただけで俺の実力が知れないじゃないか。どうしたものか
「あ〜・・・審判さん。一つ宜しいでしょうか?」
「・・・あっはい何でしょうか?」
「こいつら全員に回復魔法と魔素をフルチャージ出来る者は?」
「・・・いませんが?」
「ならひとつだけ破るとしたら、俺がこいつら全員にフルチャージしたいのだが良いか?」
審判はキョトンとしたが、中々決着が着かないのに苛立ったのか
「はぁ〜・・・分かりました。1回だけ許可しましょう」
「お前・・・正気か?」
「だから?」
「・・・俺たちは敵だぞ?」
「だから何?これだと俺は避けまくった結果引き分けになるだけだろ。だから今度は攻撃に専念するのさ」
「・・・」
という訳で全員に回復系魔法を使い、肉体的疲労も含めすべてフルチャージした
「『魔法だけでこんなに使えるとは・・・』」
「次は俺は避けない。攻撃だけにする。さっさと来い」
俺の挑発にキレたのか、相手は
「「ふざけるな〜〜!!!」
と総出で攻撃してきた。
俺は出場者の攻撃を受けながら一人一人にゆっくりと近づき、相手を殴ったり蹴りをカマしたりする。
すると俺が化け物と勘違いしたのか、距離を取るようになった。そこで俺は身体能力だけで近づき、更に相手を飛ばす
「ひっひぃぃ〜〜〜!!!」
「ばっ化け物だ〜〜!!!」
「落ち着いて!攻撃を続ければあいつも・・・ひっ」
「俺も・・・なんだ?」
俺は冷静になっている女の生徒に威圧をし、腹蹴りを入れる
「うっうわゎゎゎ〜〜〜!!!??」
またそいつに近づいて、今度は顔蹴りをカマす。
次に教師も同じ様にする
「やっやめろ・・・近づくな・・・っ」
「はいはい先生、逃げないでね〜〜〜(腹殴り)」
「うっうぅぅぅ・・・」
「・・・(腹蹴り)」
次に俺は・・・えっと親父曰くDQ○だっけ?そいつ一味に近づき
「来るな!刃物もあるぞ!」
「・・・(かかと蹴りで刃物と飛ばし、同じ様にそいつの顔にかかと蹴りを入れる)」
「・・・(詠唱中)」
「・・・(合気道みたく、相手の関節を外す)」
「いっいだ〜〜い〜〜〜!!!!??」
「うるせぇ(足にさっき蹴り飛ばした刃物を拾い、そいつの太ももに思いっきり刺す)」
「ぎやゃゃゃゃ〜〜〜!!!???」
次に俺は女子軍団に突っ込む
「おっ女の子、それもこんな美女に囲まれたら攻撃できないでしょ?」
「・・・」
「え〜い!攻撃しちゃって!」
「『はい!』」
女子軍団は勝ったと息巻いているみたいだが、
暫く受け続けた後、砂煙が落ち着くと周囲が驚きを見せる
「うそっ!?」
「集中砲火したのに!?」
「どっどうしよう!」
耳にするのも面倒になったので(自称)美女軍団9人を足払いし
「あっ頭打ったわ!」
「・・・いっ息が出来ない」
「・・・(立っている者にグーパンで殴り飛ばし、転がった連中を竜巻の様に空中で回転しながら片足の足の甲に女共をくっつけたあと、今度はもう片方の足を軸にして回転し、止まった瞬間足に溜めていたエネルギーを放出し、蹴り飛ばす。
えっと、アニメのイナズ○イレブ◯のファイアトルネー○が分かりやすい例えだと思う)」
「・・・特にお前は初めから敵対してたみたいだからこうしてもらう・・・」
「・・・いっいやっ・・・私は女の子よ?何する気・・・(転がった彼女をもういっぺん蹴り飛ばし、うずくまる彼女に近づき、下腹部と片腕にさっきのD○Nが隠し持っていた刃物を取り出し、そこに刺す)ぎゃゃゃ〜〜〜!!!??」
「・・・ネン!?・・・あんた何するのよ!」
「・・・(魔法詠唱し始めたので、詠唱キャンセルの為威圧を使う。次に片手を地面に付いて片腕を軸にしながら彼女の顔を蹴り飛ばす。転がった彼女の下腹部に蹴りを3発入れ、今度は腕の力で投げ飛ばしたあと、うつ伏せになった状態の彼女の腰にかかと落としを5発入れる)
その後俺は参加した全員を投げ飛ばしたり、蹴りを入れたりと、親父曰く、89○や総合格闘家等が相手を本気で潰す方法を続けた結果、残りはマーク指導教論だけになった。
俺以外の者は気絶したり、精神が壊れたりしているものだけなので、現状立っているのは俺、マーク、審判の3組だけだった。
マークは俺の実力に気づいたのか
「わっ悪かった。悪かったから頼む。許してくれ」
俺は
「アレクサス一士からマサル二佐。マーク指導教論は殺害しても宜しいでしょうか?」
一回発信限定を解除し、無線で存在を消していいか聞いてみた
『アレクサス一士。こちらマサル二佐だ。そいつの運命は貴官に任せる。無論殺害も可能だ』
「了解。ではお待たせしました。各自に通達。突入せよ!」
『聞いていたな。突入だ!』
『『了解!!』』
「アレクサス・・・君は何者なのだ・・・」
「・・・(片足に渾身のエネルギーを蓄え、空に蹴り飛ばした。暫くしたら落ちてきた為、空高く手を握り締めた。
暫くするとマークが落ちてきて、握り締めた部分が腹に直撃する。
口から液体を出した後はそのまま彼の首と腰に手を回したあと、背骨を俺の膝に思いっきり叩きつけた。「ゴキッ」という音がした後、彼は倒れた。
倒れた屍を審判に蹴り飛ばし俺はこう言う)審判。
マーク先生の安否確認をお願いします。多分先生がラストです」
「はっはい!・・・・えっ?」
『あっあの〜・・・凄い光景に実況ができなかったのですが、マーク先生はどうでしょうか?』
「・・・しっ試合終了!マーク先生側の挑戦者全滅の為勝者アレクサス小等部1年の勝利とする。
尚・・・マーク先生ですが・・・」
『マーク先生は?』
「・・・」
「しっ審判さん!マーク先生はどうなったんだ!?」
「どうしたのよ!返事してよ!」
審判はもう一度マークに駆け寄り再度安否確認をした後、
顔を上げ傍観者にこう意思をしめす
首を横に振る仕草をする
観客席にいる人はその意味を理解し、喘ぐ者、ショックを受けるもの、呆然とする者に分かれた。
俺はその光景を見たあと、何も感情も湧かない無いまま場外へ出た
準備室は戻ると先程の声を掛けた方がそこにいた
「・・・やはり私が知る限り1番最悪な残虐試合になりましたね・・・とはいえ勝利、おめでとうございます」
「・・・見てたんですね。まあ、最悪とは貴方は発していませんでしたが、残虐という意味でしたらそうなりましたね」
「・・・何か感情は芽生えましたか?例えば嫌悪感とか?」
「無いですね」
「・・・即答ですか・・・私なら軽くトラウマになりますね。何しろ殺しをした訳ですから・・・何か訓練とか積んでますか?」
「・・・」
「否定はしないのですね。分かりました。では私はこれで」
「・・・恐らくまた会うでしょうね」
「・・・ええ・・・恐らくですが」
そういって彼は去った
☆
『証拠は出たか?』
『こちら突撃部隊!出たレベルではないですよ。犯罪、証拠が出るの出るくらいですよ』
『こちら空挺部隊。敵は反抗した為全滅させた』
『こちら暗殺班。アレクサス一士に喧嘩振った者の関係者を情報部隊と連携、犯罪者を片っ端から殲滅中。間も無く終了します』
『こちら輸送班です。間も無く隠れ家及び自宅へ着陸します。準備を』
『了解。待ちくたびれたよ〜』
『そう言わんといて下さい〜』
『んじゃ、帰ったら飲むか』
『いっすね』
『おい、先ずは任務を終わらせてからにしろ』
『『了解』』
「さてこれからの取り調べというか、色々大変だな」
「ですね。アレクサス一士は結局?」
「殺害したそうだ。さっき無線で知らせてくれた」
「まあ、犯罪の塊でしたからね。当然でしょう」
「さて俺達も仕事したら休むか」
「ですね」
(アレクサス。大変だろうが頼むぞ)
取り敢えず明日も投稿する予定ですm(_ _)m




