決闘後
決闘後
決闘後、準備室で制服に着替えた後外に出ると、周囲は恐怖や怒りが俺に向けられていた。
そりゃそうなるだろうな〜・・・何しろ内臓破裂や骨格破壊、PTSDや死亡者まで出したのだからな。一部除いてオレに近づく者はいなかった。
一部というのは
「アレクサス!お前凄いな!」
「あそこまで強いとは思わなかったわ」
「今度俺に格闘を教えてくれ!」
「けどあそこまでする必要はなかったかな・・・」
そう。俺の同級生と
「アレクサス。勝利したことに俺はおめでとうと言いたいが・・・マーク先生は理不尽なところがあるから、排除してくれたのは助かるが、まさか殺すとはな・・・正直俺は複雑だ」
「先生、俺はマーク先生に決闘ルールを任せたとは言え、あそこまで理不尽なルールにしたので、これは妥当と俺は考えますが?」
「・・・まあ、今回限り殺害が認められていたからな。返り討ちにあったというのが正解だろうな。取り敢えず、良く頑張ったな」
「そういうことです」
俺の担任の超が付くほど俺と同じ苦労する先生だ。
次に先生に俺はこう伝える
「先生、この後の授業はありますか?」
「いや、ここまで長引いたからな。試合時間も過去最長になったからな。課外活動のある生徒以外は今日はもう帰っても良いという方針に固めたんだ。
もう既に他クラスは下校を開始しているところもある。だから今日は無しになった」
「そうですか。分かりました」
「あぁ、そうそう。学園にラーズベルト王国第4王女、サラ王女様の護衛の方がアレクサスに用があるそうだ。用が済んだら正門に来て欲しいと」
「分かりました。今日は多分学園に戻らないと思いますので俺はこれにて失礼します」
「分かった。気をつけて帰れよ・・・」
「・・・先生。この後の苦労、お察しします」
「・・・はっはっはっ・・・どうやら同じ苦労人の仲間は目の前にいたみたいだな」
「(苦笑い)」
ということで恐らく今朝、サラに言われた件だと思われるので正門へ向かう。
正門に着いた途端、見たことのある執事服を着た方が出迎える
「3日ぶりですね。アレクサス一等陸士、いえアレクサス様と申した方がよろしいでしょうか?」
「う〜ん。任務中ではあるが、俺が他の誰よりも上なのが分かっているから様もな・・・まぁ、そちらの判断で任せます」
「承知しました。それではこちらの馬車へどうぞお乗り下さい」
「・・・もしかして、その馬車にはサラも?」
「いえ、サラ様は後ろの馬車です」
後ろの馬車か・・・実は疑問に思ったのがこれから俺が乗る馬車は、後ろの馬車より豪華なのだ。下手したら集団の中で一番豪華なのかも知れない程。
何故俺がこの馬車なのか、聞いてみた
「・・・執事。名前が分からないので役職名で呼ぶのを許してほしい。何故俺はこの豪華な馬車なんだ?
下手したら王族より豪華だぞ?普通に考えたらこっちが王族で向こうが俺じゃないのか?」
「いえ、これで宜しいのです。自衛隊、及び日本国は我々星、引いては他の星や異世界の誰よりも貴方方は上なのです。勿論王族よりも貴方方が上。
ですのでこれが一番妥当な方法と私共使用人一同、及び王族の判断なのです。あちらの馬車に貴方が乗るなど滅相もございません。
ですので、こちらにアレクサス様。あちらに王族がご乗車というのが、再度申しますが我々の判断です」
「・・・分かった」
「本来であれば護衛も必要無い、寧ろ我々が足手まといになるとなりますが建前上、同乗者、及び周辺に護衛を付けさせて頂きます。ご乗車になる前に軽く自己紹介をさせて下さい」
「・・・分かった。人数は?」
「馬車の定員は6名ですが、ご乗車する護衛は4名となります」
「分かった」
どうやら4人が乗るのか。緊張を和らげてくれる奴なら良いけどな。流石にそこまでは無理か
☆
とある打ち合わせ
「いいかお前ら!今回の護衛対象を通達する!
第2馬車に第4王女のサラ王女がご乗車する!こちらに付く者は・・・
次に第3馬車に・・・護衛は・・・
次に前後の護衛として・・・を任せたい!
残る4人だが・・・ちょっとこっちへ」
「護衛長、どうなさいましたか?」
「君達も初め不思議に思っただろう。何故第1馬車に王族が乗らないのか?と」
「はい。普通であれば第1に王族が乗るのが普通それが何故サラ王女が第2馬車なのか・・・」
「実はそこに理由があってな。
俺も今朝耳にして驚いたが納得したんだ。確かにこれではないと失礼に当たるなと」
「どなたなのですか?そのお方って?」
「4人に付くそのお方の正体は・・・現役の日本国海上自衛隊に所属している者なんだ」
「「「「!!!???」」」」
「ごっ護衛長・・・事実ですかそれ!?」
「ちょっと!興奮しすぎよ!けど・・・これは・・・」
「・・・本気か?寧ろ自分達が殲滅されないか?」
「こっこういうのは護衛長の仕事では!?」
「俺は確かに護衛長だが、そのお方はあくまでも客人として王城に向かわれるからな。
だから俺は本来の仕事を全うするだけだからな
だから・・・君達・・・頼むぞ・・・骨は拾ってやる」
「「「「間がありすぎなんですけれども!?」」」」
「失礼。一つ宜しいでしょうか?」
「これは執事長。どうかなされましたか?まさか客人に何かあったのでは!?」
「護衛長、ご安心下さい。我々使用人もそこは怯えながら見守っていますが、今の所は大丈夫です。
それで要点なのですが・・・こちらの4名がお客様の護衛役でしょうか?」
「はい。そうです」
「承知しました。要点はお客様が乗られている馬車、第1馬車ですね。こちらにご乗車の際、自己紹介をして頂きたいのです。これはお客様を安心して頂きたい意味でお願い致します」
「執事長、取り敢えずは分かりましたが何か礼儀作法はありますか?」
「そうですね。まだ移動開始するには少々時間がありますので作法をお教え致しましょう。
ドアを開ける前にノックをして下さい。回数はお任せしますが、常識範囲内でお願いします。中から合図がありましたらドアを開けて下さい。
ドアを開けたら入る前に頭を下げて再度頭を上げたら自己紹介をお願いします。自己紹介の内容は簡単で大丈夫です。
最後に「失礼します」と申し、指定された定位置、または座席にお座り下さい。
以上ですが、何か質問はありますか?」
「移動中は会話は可能ですか?どうしても緊張感が漂い続けると気が持たなくて」
「会話は可能です。但し護衛としての役割も忘れずに
他にはありますか?」
「王城に到着した後なのですが、こちらはいつもの護衛みたく、先に我々で次に客人で構いませんか?」
「はい、それで構いません。その後はこちらにお任せ下さい。
他にはありますか?」
「『(首を横に振る)』」
「分かりました。何かありましたらお声をお掛け下さい」
「分かりました。ありがとうございます
てことだ。最終確認後持ち場に付くぞ」
「「「「はい!」」」」
「よしお前ら!最終確認だ!
任務は一つ!サラ王女と客人の護衛だ!おっと客人の説明を忘れたな。箝口令は敷かれていないので報告する!
客人の方は・・・日本国海上自衛隊の方だ!」
「『にっ日本国海上自衛隊!!??』」
「驚くのも無理はない。俺も今朝知ったからな。
この護衛を先程集まって貰った4名に任せる!油断するなよ!」
「「「「はい!!」」」」
「『おお〜〜〜』」
「ということだ!質問は?」
「『・・・・』」
「よし!では持ち場に付け!」
「『はい!!』」
☆
ある護衛4人の会話
「どんな方なのでしょう?」
「知らんが絶対に粗相のないようにしないと、殺されるかもよ」
「まっまさか・・・いや」
「・・・自衛隊だから、あり得そうですね・・・」
「「「「(ガクガクブルブル)」」」」
☆
執事長と護衛長の会話
「執事長、あいつら大丈夫でしょうか?」
「・・・護衛長、今回は護衛長でも奥手になるのでは?」
「・・・否定しません・・・」
「無事をお祈りしますか?」
「それしかなさそうですね・・・」
「「どうか、無事に終えますように・・・」」
☆
えっと、そろそろ護衛の方が来るはずだ
コンコン
来たみたいだな
「どうぞ、開いてます」
「「「「失礼します」」」」
「?君達が俺の護衛・・・で良いのか?」
「はい!代表で私が務めます。取り敢えず自己紹介をさせて下さい。
私はクリスローラと申します。この護衛隊副隊長を請け負っています。
宜しくお願いします」
若いな。下手したら17か18歳じゃないか?それにあの顔立ちにスタイルはかなり良く、多分護衛隊の中で1.2位を争う美少女じゃないか?
それでしかも副隊長とは凄いな
「これは本来女性に聞くものではないと分かっていますが質問させてください。
歳はおいくつですか?あまりにも若いもので」
「歳ですか?歳は15歳です」
まさかの更に下だったか。俺が驚いた顔にクリスローラもくすりと笑っていた
「そのような顔をなされるのですね。それでしたらそちらの方がお若いのでは?」
「確かに歳は8歳だからな。と言っても俺は特例で自衛隊に入れただけで、本来は10歳からだからな」
「そうでしたか。なら期待の星ですね」
「普通だと思うけどな。取り敢えず座りな」
「はい。失礼します」
「次は・・・」
「はい。自分ですね。
自分はモンガドと言います。歳は18歳です。宜しくお願いします」
また若いな。と言っても大人の男という感じがする。
身長も高いな。190はあるんじゃないか?
あと雰囲気で武闘派という感じもする。
「大丈夫か?この馬車だとかなり極狭じゃないか?」
「・・・いえ、大丈夫です」
「・・・間があったな。正直に言いな?」
「・・・はい。正直窮屈です」
「ははっだろうな。どこか痺れたらしないか?」
「はっはっ。それは自分も心配しています」
「だろうな。取り敢えず座りな」
「はい」
「次は・・・」
「俺ですね。俺はベンザルスと言います。歳は16歳です宜しくお願いします」
また若いな。身長は165くらいだな。白髪で後ろを束ねているから始めは女と間違えそうだが
「間違ってたらすまんな。君、男じゃないか?声も男にしては高いかもな」
彼は一瞬驚いた顔をしたがすぐに笑顔で
「驚きました。初見で俺を男と見抜いたのは護衛長を含めて2人目ですよ。嬉しいですね」
「何でそんな髪長いんだ?切ればもしかしたら男と見れるかもしれないのに」
「ショートにしても同じなんですよ。外見で判断されて、挙句の果てに、女と間違えられて連れて行かれそうになりました」
「マジか・・・そら可哀想にな・・・俺は味方になってやるよ」
「ありがとうございます!」
「あと多分だけど、敬語、かなり辛いんじゃないか?」
「それもご名答。今すぐにでも敬語を辞めたいです!」
「良いさ。俺は構わないよ。別に俺に対して敬語を使わなくていいからさ。もっと俺は親しくしたいしな」
「けど副護衛長が・・・」
「・・・お客様、しかも絶対的権力のお持ちの自衛隊がそうおっしゃられるのであれば、私も構いませんが、あくまでも許可はお客様とベンザルスだけです。
我々には引き続き敬語でお願いします」
「ありがとうございます!」
「取り敢えず座りな」
「おっす」
「えっと次が最後になるのか?」
「はい。そうなりますね。
私はランディ。歳は19歳です。結婚に焦っているお姉さんです。よろしくお願いします」
「コラ!ランディ!何しているのですか!?」
「まあまあ」
取り敢えず落ち着いたところで最後の人だな・・・ってこの人獣人じゃないか?
「ランディさんは種族は狐?」
「はい。狐になります」
「失礼に当たることを承知で聞きます。
たまに思うのですけれど、たまに女性で胸が大きい人は動きづらい、逆に小さい人は動きやすいと聞きますがそれは獣人も同じですか?」
ランディさんは顎に手を当てて、女の魅力を放出しているが、俺ら自衛隊には効かない。恐らく籠絡しようとしてるのだろう
「むう。私のフェロモンが効かないとは・・・。取り敢えず質問の答えは、そうですね。時と場合に寄りますね。
尻尾や耳が飛び出ているので、隠密には向かないですし、奇襲にも向かないですが身体能力は獣人が勝るので、そこは良い点かと」
「そうか。ところで何でフェロモンを出したんだ?」
「私は先程も申した通り、結婚出来なくて焦っています。周りは結婚している人が殆どで人によっては子供もいます。なので今のうちに玉の輿に乗ろうかと思いましたが・・・
無理っぽいですね」
「ランディさん。そりやそうですよ。日本国で働いている人はそういった色仕掛けも対策してますから、籠絡なんて無理ですよ」
「あら。そういうクラスローラは玉の輿には?」
「・・・狙いたいですが、軽く諦めてますよ。
何しろランディさん。相手は日本国ですよ?一歩間違えば戦争ですよ?今回は優しいというか、気楽な方で良いのですが、常に殺気出した方だと逆にこういったことは出ないですよ?だからです」
「・・・そうですね。取り敢えずは手を引きますか」
「・・・うん。あとは取り敢えず座りな」
「失礼します」
取り敢えず軽くトラブったが何とかなったな
☆
王城内
「まもなく我が甥のアレクサス君が来る。皆のもの、くれぐれも粗相の無いようにな」
「『はい』」
「宰相、どうする?先に今回のあらすじを言ってから処罰を決断するか?」
「王。それでよろしいかと」
「あなた。出来れば処罰は軽く・・・」
「妻よ。それは我も同じだが、今回は残念ながらそうはいかない・・・何しろ日本国に迷惑を掛けたのだ。
もしアレクサスが極刑を望むのなら、我々まで処刑されなければならん。だから・・・」
「・・・そうね」
「お父様、流石にアレクサス君ですから・・・確証は無いのですが大丈夫なのでは?
彼も自衛隊の一員ではありますが、あくまでも上の者ではありません。ですから・・・」
「・・・」
「王。我々大臣も不安なのですが、やはり王子達の通り、そこまで・・・は・・・なる程」
「そういうことだ・・・」
「王子達。申し訳無いのですが、やはりそう簡単にはいきません。何故なら彼ら自衛隊、引いては日本国は強大な権力があるのです。
例えアレクサス様が自衛隊としての立場が低いとしても、
アレクサス君が『全員を公務から外せ』と言われたら、その通りにするしかないのです。
理由は・・・簡単です。神の使徒様や神が舞い降りたら、膝を地面につけ、どんな指示も聞かなければならないのは分かりますよね?
日本国はそれより上の立場なんです。
なので仮にここに神がいても自衛隊に対しては神も膝を折らなければなりません。そして神が屈する程彼ら強い権力をお持ちです。それくらい強い立場なのです。なので・・・」
「「・・・」」
「つまり、そういうことだ・・・」
「そっそんな・・・」
「サラちゃんが可哀想」
「父上!どうにかならないのですか!?情状酌量の余地を言っても罰に当たらないはずです!それなのに!」
「分かっている!!けど・・・どうにもならんのだ・・・」
「でっですが!・・・」
「お前らに聞く・・・自衛隊とことを構える気か?」
「『・・・』」
「しっしかし・・・」
「ことをさせる気かと聞いているんだ!」
「いっいえ・・・」
「ことを構えたら・・・我々は・・・我々の国・・・引いては・・・その周辺の国にまで滅びかねません・・・」
「そうだ。我も命は惜しい。それは国民も同じだ。だから・・・受け取るしかないのだ・・・決断を」
「『・・・はい』」
「辛いのは我も同じだ。けどな。喧嘩を売ってはいけないぞ。全員滅殺されるからな・・・
君達も分かっているだろう。この星・・・いや、地球以外の異世界と星の者なら赤ん坊以外なら誰だって分かる筈だ。
自衛隊とは最強最恐絶対的権力相手だということを」
「『(頷く)』」
「その者がここに今日来る。こちらに粗相があり相手が不快感等が生まれたら瞬く間に、我が国は火の海にされる。
そして即座に降伏宣言しても多額の賠償請求され、土地は戦争で痩せ細り国民も逃げ出してしまう。そして支払い切れず我が国は破産したら国民は何処で暮らせばいいか路頭に迷う。
そして我々は国民を裏切った売国奴としてこの先数百年、下手をすれば学生の授業に歴史を悪い意味で語り継がれることになる。挙げ句の果てには我々全員が奴隷になることもなりかねん。
だから自衛隊との喧嘩は絶対に避けなければならん。
・・・皆の衆。もう一度教育の為、我の話を聞いてくれ。
皆もあの出来事が起きたことにまだ記憶も新しいだろう。
とある小国の女王がある失態を起こし、挙句にそれに対して怒り日本国に宣戦布告し、戦争からたった2日で小国は小国では無くなった出来事を覚えているだろう。
戦争に負けた小国は罰として小国の女王に10億フィート、我々の国で言えば年予算を10年掛かってもその額を手に入れられない程の額を請求し、100年の分割払いにしたが国民から女王に対しての反感を買ってしまい、国民は逃げ出し残った国民も『女王は我々の愛する国を消滅させた囚人』と今も恨まれている。噂だが女王の暗殺も企てた者までいる始末だとか。
結果そのとある小国はまたとある国に吸収される形で消滅してしまった。
これを境に各国が更に自衛隊に喧嘩は駄目という意識がより一層高まったのも記憶に新しいだろう。
余談だが戦争後の賠償請求の際、他国の第三者機関に証拠として同席した際、この額をした理由を聞いて愕然としたそうだ。これは各国の公務を担当する者にも教育として伝わっている内容であるが、皆にももう一度言っておこう。
その額にした理由は『小国との戦争で使用した2日間の額です』と言ったそうだ。
第三者機関はこの発言に恐怖を感じたそうだ。『2日間でこれ程の額を使った物って何だ?』と。公表出来たのは学習という意味で公表したため、皆もこの額に驚愕したのを我もおぼえがある。
だからそのような出来事を我々は起こさないようにしなければならない。出来なければその先は再三言うが・・・分かるな?」
「『・・・(頷く)』」
「・・・という事だ。教育の為今一度説明したが、これは忘れてはならんぞ!これは我も含めて命令だ!!」
「『はい!!』」
「王!アレクサス様がご到着しました!」
「よし。ここへ案内しろ。くれぐれも丁重にな」
「はっ!」
(胃が痛くなる時間が遂に始まるな。お前ら。早まるなよ)
今年最後の更新です。
色々賛否はありますが、今後とも宜しくお願いします。
ガキ使見てたら時間食ったのは秘密・・・




