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異能学園  作者: 水田秋
第一章
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8話最強VS最強

イズナがメガホンをもち地下室の端の方から喋る。


「ルール説明するよー!ルールは簡単殺すな!あと気絶または降参で試合終了…OK?」


俺達2人は頷き構える。

少しの沈黙のあと、戦いの火蓋は切られた。


ニコが地面を蹴り上げ、一瞬で近づいてくる、俺はさっそく殴ってきたニコの拳を体を下げて避ける。

そのままニコの腹にタックルをかます。

本気でやったためニコは2、3メートルほど吹き飛ぶ。

笑顔で顔を上げまた突っ込んでくる。

同じ攻撃、そう思ったその時、背中に何かが当たる。

これは理力を丸めたエネルギー弾…、炎のように変化している。

結構な高等技術のはず…、俺がそんなことに集中している隙にニコの蹴りが俺の腹をとらえる。

蹴りは予想以上にダメージをくらい、俺は地下室の壁まで吹き飛び膝をついた。


「イズナ先輩…これ地下室壊れたりしないんですか?」


慈佐が問いかける。


「大丈夫だよ…、この地下室は世界中の色々な素材を掛け合わせた、世界一硬い地下室だからね。」


俺は立ち上がり、向かってくるニコの拳を頭を動かして避ける。

そのまま顔に一発お見舞いする。

だがニコはその拳を耐え、俺の頭を掴み、投げ飛ばす。

俺が着地し顔を上げるとすでに上空にいるニコが沢山のエネルギー弾を放ってきた。

俺は間一髪で避けるが土埃でよく見えない。


「どこに行った!」


土埃がはれるとそこには黒い翼の生えた総真がいた。


「理力の両翼化!?相当な高等技術だ、しかもあの翼片方1メートルはあるぞ!理力の消耗は激しいはず…」


イズナが目を丸くして驚く。


次の瞬間総真は消え、ニコの後に現れる。

ニコが振り向き殴ろうとするがその速度より早く総真の蹴りが当たる。

地下室の床にクレーターができる。

全員が驚きの顔で見ていた。

総真が指を銃のように構える。

理力が指の周りにたまり黒い弾となる。

次の瞬間黒い閃光と共に黒い光の柱が現れた。

まるですべてを飲み込むように黒い柱はニコの体を焼き尽くす。


「サンビ・タリア」


総真が言ったその技はニコを仕留める。

はずだった。

なんと柱からニコは飛び出し、総真を殴り飛ばした。

そのまま総真の頭を掴み床に何度も叩きつける。

だが総真も負けていなかった。

指から理力をためたレーザーを放つ、そのレーザーはニコの右肩を少しえぐる。

痛みで少し緩んだ隙を総真は見逃さなかった。

すぐに抜け出し、腕に理力を纏いラッシュをニコにくらわせる。

ニコは天井まで吹き飛ぶ。


「あんなに理力を使う戦いをして…なんで理力切れにならないんだ…」


全員が同じ事を思っていただろう。

理力をあんなに無駄遣いすれば普通すぐに理力切れになって倒れるはずだ。

だが総真の猛攻は止まらない。

落ちるニコを殴り飛ばそうとする。

だがニコも負けていない。

空中から総真の腕を掴み、床に何度も叩きつける。

総真がまたレーザーを撃とうとした時だった。

なんと尻尾をレーザーに当てレーザーを反射したのだ。

レーザーは見事地下室の天井を突き抜ける。

だがニコの尻尾には傷一つなかった。


「ずるいぞ!てめぇ!」


「はっ!使えるもんは使わねぇとな!」

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