57話気合い根性それこそ最強
学園内部、生徒会会議室。
「生徒会長!!学園島内上空に謎のワープゲート出現と共に、大量の理力消失が確認!!異能犯罪集団かと……」
机に座り込んでいたレイシェンは立ち上がり。
「私が教員と異能部を連れ、現場に向う。君たちは生徒たちの安全を守れ!!」
と指示をだし、早足で会議室をでる。
空に1人男が立っていた。金髪に薄いブルーの瞳、年は中学生くらいだろうか?背は低く見える。
「なんだあれ?」
隣にいた仲間が自販機で買ったコーヒーをすすりながら言う。
「知らねぇ、異能の練習でもしてんじゃねぇのかな」
グレイは手を空に向ける。
「想像は、人の根源だ……、それが力として作用すれば……」
空から大きな雷が降り注ぐ。
地面が一気に焼けただれ、生徒たちが消えていく。
レイシェンが校長室のドアを蹴り飛ばすように、強い力で開ける。
「校長!!」
「分かっている、神埼、惣代、オレは戦地に向う!キュラは生徒の治療を!」
校長がレイシェンの横を通り、目の前のガラス窓を破壊してとんで行く。
「全く……校舎建てるのにどれだけ金かかるか分かってないのかな……」
惣代が気楽そうに言う。
レイシェンはハッとし、すぐに異能部へ向かっていった。
遊園地、そこには一人の少女が立っていた。
周りにはまるで生きているかのように傷がふさがった死体。
「さーて!さっき死んだこの炎野郎を兵にしてやろう!」
アバドンが触れた次の瞬間だった、顔面に両足のキックが当たる。
アバドンの顔が2回転し吹き飛ぶ。
「いってぇじゃねぇか…ガキ」
ユウトが拳を構える。
腹に空いた穴からは血も内臓も垂れていない。
「まさか…傷口焼いたの!?」
アバドンが驚きの表情で聞く。
「そのとおりだ…」
「なんで!そんなことしても生きていられるような傷じゃ―」
「気合と根性だよ……」
「は?」
次の瞬間アバドンの顔に拳が当たる。アバドン頭が灰になり消えていく。
だが肉がウネウネを動き顔が再生。
「なんで!なんでなんでなんでなんでなんで!気持ち悪いんだよ!!ぶっ殺す!!」
死体が一気に動き出した。




