52話秘密
吉崎先生が本を引くと、本棚が動き、地下へ続く階段が現れた、いったいこの学校は何個地下室があるんだ?
俺は吉崎先生に言われるがまま下へ降りていった。
下に降りれば降りるほど涼しくなっていく、そして5分ほど降りるとある一つの部屋についた。
そこには冷蔵庫や本棚、そして大きな液晶テレビがあった。部屋の壁を1つ埋めるほど大きなテレビ…。
「フフッ私の秘密の部屋!私の趣味の部屋です!!」
吉崎先生が嬉しそうに語る。
俺はこれだけ?という顔をしていたのだろう。だんだん吉崎先生のテンションが落ちていった。ごめん俺今燃え尽きてるんだ。
「そうですねゲームでもやりましょう!」
吉崎先生が冷蔵庫から冷えたジュースを取ってくる。
俺がその場に座ると隣に紙が落ちていた。
「計画」
とデカデカと書かれた紙の下には何か小さい文字で書かれていた。
読もうとした時吉崎先生が慌ててその紙を取り上げた。
「これはだめです!!図書室のイベント計画表なんですよ!バレたら面白くないじゃないですか!」
「はぁ…」
俺は気の抜けた返事を返す。
その後俺は先生と夜までゲームした。
先生は思ったよりゲームが強く、いつの間にかゲームに熱中していた。
夜になって外に出てみると夏なのに外は異様に涼しかった。
今日は異能部がなかったから良かった、授業を無断でサボったからな、しかも全て、明日は確実に怒られるだろう。
俺は大きなため息を吐きながら家へ帰った。
家の前に着くと空が立っていた。
いつも硬い空とは違い妙にソワソワしている。
空が後の俺に気づき、家から俺のほうへ近づいてくる。
「なぁ総真、チケット…抽選で当たったんだ、今度異能部の1年で、遊園地いかないか?」
「あ、あぁ…別にいいけど」
空が俺にチケットを渡す。
「なぁ…これいつ行くんだ?」
「そのチケットを使えるのが今日から9日後だ」
「9日後に行くのか?」
「あぁ…待ってるぞ」
「え?うん…」
そう、俺達はあとでこの選択を公開することになる。この遊園地に行くという選択が…。
烏の第一次侵攻まで残り…9日。




