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異能学園  作者: 水田秋
第二章
50/67

50話動き出す烏

とある国のスラム街…。

男が二人、並んで歩いていたどちらも黒いフードをかぶっている。

「なぁ…出馬(いずま

「なんだグレイ」

「ここの人はころすの?」

「まだだ…、俺達の目標は今回集まり、第一次侵攻を成功させることだ…。」

2人は路地裏へ入る。出馬がグレイに指示をする、するとどこからともなく黒いドアが現れる。

中にはいるとそこには丸テーブルに座る6人の人…。そこには我威亜、グラム、アバドンの姿もあった。

「やっと来たのか…ボス」

我威亜が出馬に向かって言う、だが出馬は反応しなかった。

2人が席に着き全員に目を回す。

「こうして烏で集まるのは久しぶりだな…」

出馬がフードを外す。

「なぁアバドン、貴様異能学園の教頭と対峙したらしいな、強さはどうだったんじゃ?」

烏のNo.5佐々木カルトがアバドンに聞く

「じいさんあんたじゃ敵わないと思うよ、私ですら逃げるので精一杯」

「君たち静かにしてくれ、本が読めないじゃないか」

No.6の矢崎飛鈴(やざきひすずがアバドン達に文句を言う。

「お前らうるせぇよ、ボスが来てるじゃねえか」

「そろそろ話を始めるぞ」

空気が重くなる。全員が黙り、出馬の方を向く。

「これより10日後、国立異能高等学園に、第一次侵攻を仕掛ける。」

第一次侵攻…、その言葉に全員目を点にしていた。

「第一次侵攻の時に内通者2人を回収する。今回話すのはそれだけだ、俺はやることがある、グレイ」

ドアが現れ開くと見知らぬ街につながっていた。

「お前らも好きに行動しろ、10日後またここに集合だ…」


異能学園では…。

「なんでニコ先輩不機嫌なんだ?」

総真が思い切って空に聞いてみる。

「今日、ニコの母の祥月命日らしい、嫌な記憶を思い出すと言っていた、何かあるのだろう」

「そうだったのか…」

祥月命日って確か年の命日のことだっけ…。

「私の母もそろそろ祥月命日だな…私も嫌な記憶が蘇る」

「お前もか、嫌な記憶ってなんなんだ?嫌なら話さなくていいんだ、でも俺が何かできるならやりたいから」

「フフッ、総真はお人好しだな…」

そう言うと空は、2つ椅子を持ってきて俺を座らせたあと、自分も座った。

「それじゃあ話してやろう、私の幼少期の頃の話だ…」

空がゆっくりと語り始める。

「そうだな、最初に言っておこう。」

空の顔が一気に暗くなった。


    「母を殺したのは、私だ」

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