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異能学園  作者: 水田秋
第二章
48/66

48話保護!!

昼休み、俺達は屋上で弁当を開けていた。

「ボタン倒してからさ…目標ってのはあるんだけど…やる気なくしたよな」

総真が言う。校舎の天井は夏の日差しに当てられ熱くなっており、汗が滴り落ちる。

「何か事件でも起きないものかな〜」

慈佐がつぶやく。

空とノア、ミズサと桜はご飯を食べるのに夢中だ。

次の瞬間だった、屋上のドアが勢いよく空けられた。

そこから現れたのは身長150ぐらいのダボダボの白衣をきた緑髪の男と、その隣にたつ高身長の白髪の男。

「サエナキ総真!貴様を我が実験体として保護しにきた。」

少しの沈黙の後サエナキがポツリと言う。

「おまえ…だれ?て言うか保護の意味知ってる?」

「………緋咲、捕獲」

「はいよ〜」

緋咲がサエナキを掴み上げる。

次の瞬間だった慈佐が後から神鎗を手からだし構える。空が叶太の首元に刀を向ける。

「ひどいなぁ、私はこの物について知りたいだけだ、それの何が悪い?」

「今ここで貴様の首を…」

「空、慈佐…戻ってくれ」

総真が空の言葉を遮る。

「な、なんで!?こいつお前を連れて行こうと…」

「なんか面白そうだからついて行くわ」

「こいつっ…本っ当!!」

慈佐が怒りをギリギリまで抑える。

「素直で嬉しいよ…さぁ緋咲!さっそく僕の研究室へ連れて行くぞ」

「本当人使い荒いっすよ〜」

2人は屋上のドアを蹴り飛ばし下の階へ降りていった。

廊下を走っている時、不意に叶太が総真に聞いた。

「なぁ…なぜ素直についてきてくれたんだ?」

「暇なんだよ…ボタンを倒して、倒す目標がなくなっちまった。」

「そうか…」

長い沈黙のあと、見知らぬ部屋にたどり着いた。

「学校にこんなのあったんだな。」

「いや、僕が作った。」

「え?」

「いつもは何メートルも地下にあるんだ」

叶太が手を触れると扉が開き、俺達はその中へ入っていった…。

中はとても広い実験室だった、白い囲まれた壁、緋咲が俺を投げ飛ばす。

「私たちは別の部屋で観察させてもらう、そこで能力を発動させてくれ」

「え、あ、あぁ…」

「5分ほど発動させたら止めていいぞ〜」

そういうと叶太は部屋から出ていった。

それから5分がたち何事もなく部屋を出された。

「だめだ、やっぱ暇だな…」

研究室―

今回、僕は能力の周波数を調べるつもりだった。能力の発動時、能力者の体からは一定の周波数が確認できる。

なぜこれを確認したのか?サエナキ総真、奴の能力はとにかく不自然だった、成長することで発動した背中に輪ができる新形態、不思議だらけ、だから周波数を確かめてみた。

「ふふ…やっぱりだ…。」

今までに見たことない周波数、たとえどれだけ強い能力を持とうとあらゆる能力の周波数は同じ、そう…。

「サエナキ総真、奴の力は…異能じゃない!!」

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