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異能学園  作者: 水田秋
第一章
40/66

40話完成されし力

森――

氷が木を凍らし、壊す。第二段階になった氷華の攻撃を、慈佐は攻撃を避けながら走り回っていた。神鎗を極細にして理力効率を高めたことで前のような理力切れは起こさない。

(それでも強すぎる!)

氷が空から降り注ぎ、地面を破壊し現れる。常に動いてないと当たる。一度でも当たれば能力が使えなくなりゲームオーバー…。

神鎗を慈佐が放つも圧倒的な氷の質量でねじ伏せられる。

戦い始めてはや2分が経過…。氷華は新しくハリー・ポッターのような杖を持つことで氷の位置、威力を調整。前より正確に攻撃を打てるようになっている。

それに慈佐の相手にダメージを与えられる攻撃は神鎗のみ。

(慈佐って子、新しく右腕にプロテクターをつけてる…、まるで腕を見えなくしてるみたい…。)

氷華は氷をだし続け近づけないようにしている。

(イズナから聞いた、今の氷華の第二段階の制限時間は最高でも4分程度だって…、だからこのまま残り2分耐える!!)

その頃総真はイヒロと麻人を倒し終わっていた。

「ふう、攻撃する前に倒せてよかったぜ。」

総真は慈佐のほうへ近づき大きな声で呼びかける。

「慈佐手伝ってやろうか?」

「いい!作戦どうり行こ!こいつは私一人で倒す。」

「そっか」

総真が地面を蹴り上げ飛ぶ。

地面が崩れ、慈佐と氷華は少し下へ落ちた。落ちる前に慈佐は氷華に向かって神鎗を放つ。

初めて攻撃がかするも第二段階は解けない、能力が届く前に凍りつけられている。やはり能力者から直接放たれる氷結能力の突破はほぼ不可能。攻撃自体は通ることはわかっている。だがこれだけでは勝てない。

そこで慈佐ある発想にたどり着いた。

落ちる瞬間、慈佐は大量の土を掴み投げ飛ばす。

「目潰ししようたって無駄だよ!!」

氷華が氷を地面からだし、土を防ぐはずだった。

その土は氷をとかし、氷華へ届いた。

(まさか!あの子この土に能力をまとわせたの!?)

目潰し放たれ成功一気に慈佐が畳み掛ける。

神鎗で地面を崩し、氷華の体勢を崩すそのまま土をまとった拳で殴る。

こうすることで少し凍結が遅れる。とっさに氷華は慈佐を蹴り飛ばす。

意表を突かれたことで判断力が少し遅れたのだ。

慈佐は蹴り飛ばされたことで木々の生える森に土が崩れたところから戻る。

(4分経過!)

次の瞬間だった氷が一気に現れ、慈佐の体を包む。

ギリギリ解除の能力を発動させ逃れるが土ぼこりから現れたのは白い髪、周りには銀の氷の花が咲き乱れる氷華が立っていた。

「まさか…、うそ…」

「ご想像の通り完成したんだ…第二段階、練習試合の後強くなったのがあなた達だけだと思わないで」

森の温度が下がり始めていた。

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