38話魔王再臨
「な、何ということだ!十勝異能高等学校が!いとも容易くねじ伏せられた!圧倒的な力の暴力!北上高校の勝利だー!!」
大会のアナウンスが響く。大会の会場が熱気に包まれる。
「やっぱりボタン…上がってきたか決勝戦…」総真はモニターを確認しながら喋る。隣には空がいた。
「総真、手が震えているぞ」
空が総真の手を掴む。
「なんでだろうな楽しみにしてたのに…怖いのかもな」
総真の震える手を空が両手でつつみ込んだ。
「大丈夫だ。総真なら勝てる。私は信じているぞ」
総真の手の震えは収まっていた。
総真は頷き、イズナ達のところへ行く…。
決勝戦、最後の戦い。
ボタンが義体装置にはいる前に総真のほうへ近づく。
手を差し出す。総真はその手を握り、握手を交わす。ボタンにとって、総真は初めての好敵手この戦いを、ボタンも楽しみにしていたのだ。
全員が義体装置に入り。仮想現実空間へ飛ばされる。
フィールドは真ん中に大きな街が広がっており、そこはビルやショッピングモールがある。その周りに広がる広大な森、仮想現実空間内で1番広いフィールドだった。
ボタン達の転送先は森…その時フィールドにアナウンスがなる
「さて!遂に決勝戦!異能学園第一チームプレイヤー!サエナキ総真、面丸イズナ、蟲崎キア、氷室慈佐!!、北上チームプレイヤー!北見川ボタン、雪坂氷華、水戸麻人、野上イヒロ!!それでは試合開始!!」
試合開始と同時にボタンが野生を発動させる。
これは周りに敵がいないか感知するためだ。
だがボタン探知の虚を疲れた。
上空からイズナたちが降りてくる。
決勝戦前――
「いいか?ボタンを警戒するべきは3つ、攻撃力、耐久力、そして探知だ」
「探知?」
イズナがペンを持ってスケッチブックに描きながら説明する。
「ボタンは重人種唯一2つの野生を使える、戦闘特化と探知特化…探知特化状態だとその探知範囲は約半径300メートル。」
イズナが急に人差し指を立てる。
「ただし!上空や地下の探知ができなくなる。」――
(だから!空を飛べるキアと総真で私たちを上空まで運び。)
「一気に奇襲をかける!!」
こうして魔王との戦いの火蓋が斬られた。




