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異能学園  作者: 水田秋
第一章
37/66

37話神のお遊び

ライトの不揃いな翼は高密度の理力で形成された鉄壁の防御と攻撃を兼ね備える。

総真の攻撃すらも防ぐ、その不気味で不完全な翼こそ、ライトの能力の完成形でもあった。

「うそだろ…硬すぎんだろ」

次の瞬間その翼が拳のように変化し総真を殴り飛ばす。

(攻撃力は俺より劣るけど、あの防御、多分あの糸みたいに組み合わさった翼全部がそれぞれ別の動きができる…防御をかいくぐるのはほぼ不可能…、ならどうする)

総真が飛行を使い上空に飛び上がる。

ライトも総真のところへ行くため翼で飛び上がった。

総真が全力で飛び上がっってきたライトを殴るも翼で防がれ、翼もすぐに闇で修復される。

「まじかよ!」

ライトが総真を掴みビルに叩きつけながら振り回す。

なんとかその攻撃から総真は逃れるが、すぐにライトは総真のところへ移動しようとする。

「ニュートン!!」

ビルが瓦礫の山になりライトをつつみ込む。

そのまま総真は瓦礫ごとライトを拳で貫く、速度を乗せたその一撃が遂にライトの羽を打ち破った。

だが総真は忘れた動くこの羽は複数の線からできている。

次の瞬間沢山の線が、黒い理力が総真の体を襲う。

だがライトは上から引き寄せられたビルの瓦礫で空に飛ばされる。

ライトはすでに息が荒くなり、体も限界だった。

だがそれでも諦めない。

この戦いを、成長を終わらせたくない。

「ここで!てめぇをぶっ倒して!ボタンもたおすんだよ!!」

次の瞬間総真がライトの前に一瞬で移動して殴り飛ばす。

街一つ崩壊するほどのパンチ、ライトの体が限界を迎えた。

「お前今のは…攻撃とか移動は同時併用できないはず…」

「誰がそんなこと言ったんだ?」

「まさか」

「攻撃も、移動も、特殊も、全部同時併用できるぜ?」

「ははっぶっ壊れじゃねえか…」

ライトは最後は笑っていた。

体の限界が来て義体装置からはね出されたのだろう…ライトの体が世界から消滅する。

「ごめんよお前にボタンを倒されるわけにはいかないんだ。」

一方蓮魔の方では―

「ライトが負けた…」

幻覚が度切れ、イズナたちが現れた時だった。

蓮魔にはライトが負けたという知らせが届いていた。

その動揺を見逃すほど敵は優しくない。イズナは蓮魔の体を氷で凍らせた。蓮魔が氷を羽で壊そうとするが、慈佐の神鎗で羽の破壊がけされ、その瞬間を狙ったイズナのボタンコピーにより一発でねじ伏せられた。

(ボタンの力が強くなってる。コピーは相手が強くなっても強くなるから…ボタンは前戦った時より強くなってるのか…)

「弱気になっちゃいけないな」

「浅草チーム敗北!!勝者異能高等学園!!」

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