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異能学園  作者: 水田秋
第一章
35/66

35話Power of the void

(何が起きた!総真の理力は完全に消滅したはず…、理力の消滅は死を意味する…。まさか…)

理力を感じない、いや感じることができないほど、強力で高密度の理力。

真の理力が一瞬で総真の周りに集まる。

「その理力密度…どんだけあるんだよ…」

「さぁ?俺もわからねぇ」

総真の周りには想像を絶するほどの理力が集まっていた。

元々これは、サエナキ総真がボタンを倒すために作りました。

言わば切り札…。ここで切らなければライトには勝てない。そう判断した総真は切り札を切り捨てたのだ。

会話が途切れた次の瞬間、サエナキ総真の攻撃が始まった。

(速っ…

思考が巡る次の瞬間には、ライトは総真によって殴り飛ばされていた。

黒い稲妻がライトの腹を貫くような蹴りを放つ。

(闇で防いでもこの威力…、でもこんなに攻撃が重いんだ…。)

「理力の消費も激しい?だろ?」

「心も読めるのか?」

「なーにただの感だよ」

ライトはそのまま総真に殴り飛ばされる。

止まり顔を上げると総真はおらず。後に回っていた。

「新技…虚空の力(Power of the void)!」

総真の新技、『虚空の力』今まで攻撃を理力放出で行っていた総真は理力切れがよく発生していた。

我威亜との戦いで覚えた理力循環で理力の効率を高め、そのままでは足りない攻撃力を…

(攻撃する瞬間の理力集中放出で威力を限界まで引き上げる!!)

ライトにアッパーをくらわせ、ライトはビルを突き破りながら空まで吹き飛ぶ。

ライトの身体に衝撃が走る、すでに内臓は何個かつぶれ、闇で無理矢理補強し、動かしている状態だった。

次の瞬間だったライトは急に地面に叩きつけられる。

(何が起きた…。)

「何が起きたか分からねえだろ、教えてやるよ、この力には三段階の変化がある、飛行、攻撃、そして特殊技今のはニュートン、理力を相手に移動させ相手にかかる重力を上げる。」

(まぁそのかわり多用はできない理力効率が悪すぎる。)

ライトは震える足を奮い立たせた。

(負けたくない…強くなりたい)

思考が巡る。ライトの体の中にあるアイディアが浮かんだ。

「何だその姿…悪魔みたいだな?」

「悪魔だからな」

羽をわざと線のようにした高密度の理力で固めることで攻撃防御共に最高峰の力を兼ね備える力が完成する。

土壇場で生み出した…サエナキ総真の力にすら匹敵する可能性を秘める力…。

天才VS天災…。勝つのはどちらになるか誰も予想はつかないだろう。


一方蓮魔のほうは――


「ライトが作ったコピーはやられたけど、おかげでお前ら全員倒せたよ…想像より弱くてよかった」


時は数分前に遡る――

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