32話第1試合終了…
ライトが空達を置いて飛び去る。
少し飛んだ先には桜たちがいた。
「よぉ、蓮魔はどうした?」
「倒したよ」
「へぇ…そっちキツそうじゃねぇの?」
「そっちもだろ、相当傷深いじゃん、それに闇で無理矢理作り上げたそれじゃあ私たちには敵わないよ」
「お前らなんかこれで十分だよ…」
一方蓮魔の方――
権能、それは蓮魔も持っていた、ライトほど強力ではなくとも、それでも脅威となる。
1日1回の蘇生。
傷を少し回復し、蓮魔は復活した。
「ふぅ、ふぅ、羽根がボロボロ、さっきの爆発で焼けたのか、でもこれだけあれば十分、さっさとライトのところ行かないと」
蓮魔は翼を広げ飛び始める。
羽を前に、柱を壊しながら一直線に…。
「気づけよお前ら、理力、一個増えてるぜ?」
ライトの助言により、ミズサと桜は極小の理力を感じ取った。
「まじか!」
次の瞬間羽根が降り注ぐ。
だがその羽は衝撃波で弾かれた。
ノアと空がその場に来たのだ。
「ははっ本当、つよいな…」
「全員一旦距離を取るぞ!」
空の言葉で全員が逃げ始める。
「逃げられちゃたね」
「なぁ蓮魔、やりたいことがある、強力してくれ」
少しあと――
「もう少し体を支えて!!」
「うるさいなぁ!これが限界だよ!!」
四人が新たに作戦を練っていた時だった。
黒い光が現れる。
「うそ…なにあれ…」
目の前にあったのは周りを破壊しながら進む、ダーク・ブラストがあった。
通常、理力を収束させることで威力をますダーク・ブラスト。だがそこに蓮魔が加わることでダーク・ブラストを範囲だけ広げ、破壊を混ぜることで広範囲の消滅攻撃が放てるのだ。
「うそ…なにあれ…無理でしょ…」
皆があきらめていた、ただ一人を抜いて。
空が刀を構える。
「何やってるの…空」
「やってみる価値はある、ここで死んでも、現実で死ぬわけではない。」
「まさか!?」
「もし、切れたらあとは頼むぞ!」
空が全身全霊をかけた斬撃を放つ。
理力の暴走などで放たれたその一撃は…。
次元を切った
次元の先は無、無を破壊することは不可能、蓮魔の能力の対策としては十分だった。
ダーク・ブラストは打ち破られたのだ。
それと同時に限界を超えた空の肉体が崩壊し、塵となる。
全員がまた勝利兆しを感じ取った時だった。
「よかったよ生き残った時用に対策しといて」
ライトが指を構え持っていた。
そこからダーク・ブラストが放たれる。
「第1試合勝者、浅草チーム!!」
無情にも、第1試合、空たちは負けてしまった。




