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異能学園  作者: 水田秋
第一章
31/66

31話敗北の兆し

ライトの膨大な理力が落ちてくる。

だがノアの不意打ちの攻撃により、ライトの攻撃に隙ができる。

その一瞬の隙だけで、空には十分だった。

一気に闇を打ち破り、空が近づく。

刀が振るわれると思いライトは闇で刀を取ろうとした。

だが攻撃は予想外、殴り。

突然のパンチにライトは困惑だが、防御が攻撃に転ずる。

空の肩に闇のまとった手が突き刺さる。


(だめだ!ここで衝撃波を出せば空さんにもダメージがいく)


空の刀が振るわれる。

闇で受け止めるもヒビが入り始める。

次の瞬間、理力の大量放出、空とライトは地面に叩きつけられる。

だが2人はすぐに立ち上がる。

ライトは回復、空には着実にダメージが蓄積していた。

だが次の瞬間蒼炎が1点に収束した。


「蒼炎・乱装一転」


理力があふれ出ない、身体に理力がとどまり続ける。


「これは身体に理力を留め続け、一気に放出することで威力を出す技、理力の生成速度が速い私からすれば…最適な技だ」


一閃の青い光と共に空が一瞬で移動する。

だがその攻撃はライトに防がれてしまった。 


「見切ったぜ?てめぇの技!!」


「誰が、放出したあとだと言った。」


次の瞬間だった一気に理力が放出される、闇が砕け散る。

そのままその攻撃はライトの体を大きくきり裂いた。


「放出したのは今だ」 


ライトは地面に倒れる動けなくなったのだ。

空が刀をもち、振り下ろした。


天使の羽は、たとえ天使がいなくなったあとも能力を残す、ライトは口の中にはねをいれ、闇で常に纏続け、破壊を抑えていた。

口からその羽根が放たれる。

破壊の力の発動、空の刀が、折れる。

祭具にはある程度の弱点がある。

祭具の能力に頼りすぎること、他にも…。

祭具で能力を制御する者もいるということ。

空はその後者だった。


「まだ斬れる!!」


祭具で押さえられていた力は、祭具がなくなると同時に解放される。

そうなればその後起こることは容易に想像できるだろう…。


      力の暴走である。


空の攻撃はフィールド全体をきり裂いた。


「なんだこの威力、私はこんな力を出しては、ミズサは、桜は…」


その動揺を相手が見逃すわけがない。

闇で無理矢理作り上げた肉体のかわりに動く闇、動揺していた空を仕留めるには、この程度で十分であった。

空が叩き潰され、投げ飛ばされる。

ノアが衝撃波で倒そうとするも、頭を掴まれ、地面に叩きつけられた。


「蓮魔の野郎を助けに行くか」


遂に戦いは終わりに近づく。

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