2話ランク
2日目
私たちは2人で学校まで歩いていた。
昨日の襲撃で私は頭の後ろにたんこぶができた。
なぜたんこぶができる程度なのか?
まず能力者は普通の人間より身体強度が高いのだ。
身体能力自体はあまり変わらないが…。
学校に近づくに連れて人が増えてきた。
昨日だけですでにナイフなどの護身用武器を買ったものもいる。
私たちは自分たちの教室1年2組の教室に入った、1年は2組までしかないが一組100人ほどがいる。
私たちが教室にはいると大体の生徒は集まって話したりしている、
すでに数は20ほど減っている、初心者がりに遭ったのだろう。
この学校は5年制だから…、あと5年間でどれだけ減るのか…。
私たちと総真が席に着くとさっそく担任の痣村惣代先生が入ってきた。
「全員席につけー」
その声を聞くと生徒たちは席に座り始める。
全員が座ったのを確認すると惣代先生はしゃべり始めた。
「今日はランクを測ってもらうよ」
ランク?全員が何のランクなのかと疑問の目を向ける。
惣代「きめるランクは力量だ、全部で5段階あるぞ、D、C、B、A、Sだ、ランクは異能の強さ、身体能力、理力量、この3つで決まるぞ」
理力とは、理力と言うのはこの世界に存在するエネルギーでこの量が多ければ多いいほどつよいと言っていい、身体能力の強化や異能の出力を上げることができる。
「ランクはこれで決めるよ」
惣代先生は水晶を取り出し教卓の上に置いた。
「これは特殊な水晶でね、相手の力量をランクとして測ることができるんだ、それじゃあ出席番号1番から測ってね」
1番が立ち上がり、水晶に手を当てる、すると水晶が青白く輝き、Bという文字が現れる。
「Bランク最も普通のランクだね、だいたいはこれだよ」
そのまま色々な人が触れていき、遂に私の番が来た。
私が水晶に触れると、C…。
席の方へ変えると、総真が笑っていたので顔面をぶん殴った。
次は総真の番が来た。
総真は教卓の前に立ち水晶に手を当てた。
その瞬間だった、水晶が割れてはじけ飛んだのだ。
幸い近くには先生と総真しかおらず誰も怪我しなかったが先生は少し驚きの表情を浮かべていた。
「驚いたねぇ、こんなのニコ以来だ…」
「ニコ?」
「あぁ大丈夫、君くらいの実力者ならいつか会うことになるさ」
惣代先生は壊れた水晶を取り教室のゴミ箱に捨てたあとにもう一つ水晶を取り出した。
「よかったよあいつ以来予備の水晶を用意しておくよう言われてたんだ」
総真は結局ランク不明のまま席に座った。
数十分が経ち、全員がランクを測り終わった。
今日の予定ではこのまま下校のはずだったのだが…。
「あっ、総真お前、校長から呼び出し」
「わりい慈佐…、おれ、死んだ」
「バカ言ってないでさっさといけよ、私帰るから」
「え!?一緒に帰らねぇの!?」
「なんであんたと帰るのよ」
総真はガーンという文字が出ているかのように分かりやすい顔をしていた。
私はリュックを背負い教室を出た。
場面は変わり…。
俺は先生の後を歩きながら窓の外を眺めていた。
慈佐はすでに帰っており今のこっているのはそこら辺でたむろしている上級生くらいだ。
ずーっと外を眺めていると先生の背中にぶつかった。
「総真くん校長室着いたよ」
先生のいる方を向くと本当に校長室だった、先生が3回ノックをする。
「入れ」
そう言われると先生はドアを開き中に入っていった、俺も中にはいる。
すると校長は椅子に座って回っている。
「何してんすか校長」
「何って…遊んでるんだよわかんねぇのか」
「そうじゃなくて…総真くん呼んできましたよ」
「おう、そうか」
そう言うと校長は止まり立ち上がった、少しふらつきながらこっちへ来ると惣代先生は外へ出た。
「座れ」
重い、まるで背中にアフリカゾウを背負ってるような気分だ。
俺は言われるがままに座れと言われたソファーに座った。
「単刀直入に聞くお前の異能はなんだ?」
「俺…
「隠そうとしても無駄だ、封印かなんかされてるんだろ」
「…だ」
「あ?」
「俺のは能力っつうか、悪魔化みたいなもんすよ」
「悪魔化?」
「家計から受け継がれた力が俺の代で増幅したみたいで、それで封印されたそうなんです、でも俺自体もよくわかってなくて…」
「そうか…つよいやつは大歓迎だ、お前をニコと同じZランクとする、帰っていいぞ」
それだけ言われて俺は校長室を追い出された。
またもや場面は変わり
「ニコー!!!!」
「どうしたイズナ」
「大変大変大ニュース!!ニコと同じZランクの1年が現れたらしい…」
「なぁーにぃ!!さっそくスカウトするぞ、この…異能部に」




