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異能学園  作者: 水田秋
第一章
14/66

14話最強最悪の戦闘民族亜巍斗

試験開始からすでに15分が経っていた…。

俺達全員のポイントもそろそろ集まろうと言うときだった。

島の雰囲気が変わった。

違う、島を覆う理力の圧だ…。

俺達が冷や汗を垂らした次の瞬間、目の前に黒いフードの男が現れた、マントを付けており、顔はよく見えないが口には無精ひげが生えている。


「こりゃあ当たりだ、最初っから出会うとはな」


明らかに異様な雰囲気、感じられるのは殺意、それと血の匂い、全員が構えた。

だが次の瞬間奴は消え、桜が殴り飛ばされた。

移動すら見えなかった、ノーモーションで移動したのか!?

そんなこと考えてられない!!

全員が離れ、ミズサが横腹をぶん殴る。


「ほぉ~結構いいパンチだ、だが力が安定してない、確率系統の能力者か」


奴の拳がミズサを捕らえる。

ミズサはなんと体を反り避ける。

そのまま理力をまとった蹴りを繰り出した。


「邪・蛇」


その攻撃が奴のアゴに当たり、フードがとれる。

中から現れたのは黄色い髪のセンター分け、無精髭の男。

やつはミズサの頭を掴む。


「お前、その技は中国のやつだろ?なんでお前が使える」


「元々中国人だからもね」


「そうか」


悲鳴が響き渡る。

ミズサの頭を握る力がどんどん強くなっていく。


「ブラック・S・ライジング!!」


「蒼炎無極」


「神鎗!!」


3人同時の攻撃、やつはミズサを投げ飛ばし、俺の腹を殴り、顔面を蹴り上げる。

次に振り下ろされる刀を掴み、空を殴り飛ばした。

そして神鎗を避け、一瞬で近づき慈佐を地面に叩きつける。


(なんだ…この威力、…頭がクラクラする)


俺が顔を上げると辛うじて意識があるのは俺と空だけだった。


「遊びとはいえ俺の攻撃に耐えるとはなかなかだ」


やつは俺と空の方を向き話始める。


「俺は戦闘民族亜巍斗の我威亜、そして烏の幹部No.2だ…、1はグラムだがな」


「烏…戦闘民族亜巍斗………」


俺の言葉のあと、少しの沈黙が訪れる。


「なに…それ」


俺と空は同時に喋った。

我威亜は口をあんぐりと開け、まじかよ、とでも言いたげに見ている。


「そうだな烏っていうのは7人の能力犯罪者集団で…戦闘民族亜巍斗ってのは身体能力が常人の15倍の…あぁ…説明するの面倒くせぇ…」


俺達は呆然と眺めていたが、我威亜は面倒くさくなり説明をやめた。


「まぁいい…出馬から命令が出てるんだ…お前ら全員…皆殺しだ。」


雰囲気が変わった…。

完全に殺す気だ殺気が立ち込めている。

俺達は構え戦いに備えた。

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