008:母と娘の神経チップの記録
自分なりに「神経チップの被験者の内面」などを出来る限り、表現しました。
やったことない表現方法を取ったせいで、状況が意味わかんないと読者に思われたら、どうしようという思いと、チャレンジ精神を晒してドM噛ましたい気持ちで揺れています。
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<市民番号 №8856214 ”アマネ・フランクリン” …………>
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*アマネ・フランクリンの神経チップの記録*
今日は、3月28日! 記念すべき“パパとママが結婚した日”!
ママはね、結婚する前は“乳製品の配達のお仕事”をしていたの!
『新商品のご感想お聞かせ願いますか~?』って、色んな所の団地をまわっていたらしいの!
そんな感じでいつも通り、営業?訪問販売?のお仕事をしていたら、パパのお家に出くわしたらしいの!
ママがパパの家の呼び鈴を“ピンポーン”って鳴らしたら、なんと!右足にギブスをして松葉づえで出迎えたパパが出て来たらしいわ。
当時、どうして骨折してたかを未だにママにも私にも教えてくれないけれど、とりあえず、当時パパは、婚約者に振られて傷心していたらしいの!
そんな状態のパパは、ついママに一目惚れしちゃったらくして、その場で告白しちゃったんだって!あり得ない話よね!
それで、それで、ママは『では、お友達から始めましょう?』とパパと連絡先を交換して、その場は収めたらしいの。当時、ママはパパの必死さが哀れに感じたらしくて、お誘いを断れ切れなかったらしいわ。ママは優しいのね。
そんなこんな色々あって、2人は3年間“友達”を続けて、恋人の期間を吹っ飛ばして、結婚したらしいの。結婚したら同棲生活を3年して、この私“アマネ・フランクリン”が生まれたわけ。
私は今“8才”! そして、パパとママの出会いから私が生まれるまで“6年”かかっているから………えーっと、今日の結婚記念日は“14周年”ってことなの!
だからと言って、派手な事はしないわ。パパはママの好きな花の花束をママにプレゼントして、ママは私の好物のタルトタタンを焼いてくれて、夕飯はパパが好きな七面鳥の丸焼きを食べるの。まるで、第二のクリスマスみたいね!皆、1個ずつ好きなモノを貰う。
今日はもう満足!って気分で私はベットにいつも通り寝たつもりだったんだけど、
だけど、今夜は違った。
パパの書斎から銃声がしたの。 今まで聞いたことが無かったけど、なんだか乾いた音だったわ。
……だから、私、パジャマの格好で独りで銃声が聞こえた書斎へ行ったの。
そうしたら、ママが凄い形相でパパに銃を構えていたの。その銃口からは薄っすら煙が出ていて、ママが発砲したのを私は察したわ。
それで……それで、パパは右肩を撃たれて地面に血がポタポタって……それを見たら、私、気が動転しちゃいそうになって……叫ぼうとしたの……そうしようとしたら、ママが私の口を抑えて、何かモゴモゴ言っていたわ……この時の私は、何故かこの時、意識が飛んで、…………次に、目が覚めた時は………近所の病院のベットの上にいたの………
病院にいる時、看護婦さんやお医者さんにパパとママの事を聞いたんだけど………みんな、話を逸らして私の症状ばかり話してきたわ…………パパとママだったら絶対そんなことしないのに……ってずーっと考えていたの………
そんな日々を3週間ほど過ごしたら、刑事さんたちが私のところに来たわ。
“3月28日の夜の事、覚えていることはないかい?”
刑事さんは、優しそうな口調でそう言ったわ。だから、覚えている事、全部言ったの。花束の事、タルトタタンの事、七面鳥の事、パパもママも嬉しそうな顔をして私と夕食を過ごした事、ママが私をベッドに寝かしつけてくれた事……その後の異常な書斎での出来事も少しは話したわ。でも、途中で意識がなくなったの……不思議だったって。
……………そして、最後にこう言ったわ。
“パパとママはどこにいるの……?”
すると、刑事さんたちは顔を見合わせて無言だったの。そして、こう言ったわ。
“………あとは、お任せします。”
そうしたら、刑事さんたちが帰って行って、次に、ネームプレートをぶら下げたお姉さんとおばさんたちが来たわ。そうしたら、彼女たちこう言ったの。
“……アマネちゃん、大丈夫だからね。”
……………そして、このやりとりの1週間後、私は地域の“孤児院”に入れられた。
その時、察したの“私の両親は死んだか、夜逃げして私を置いていったか”のどっちかだって。
孤児院のスタッフは“不慮の事故で亡くなった”って言ったから、私の中では“事件に巻き込まれた事にしよう”って決めた。
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< 市民番号 “№8856213” ”クリム・フランクリン” …………>
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*クリム・フランクリンの神経チップの記録*
うふふ……アマネったら、随分と楽しそうだったわね。
それじゃあ、私は書斎に行って夫とワインでも嗜もうかしら。
えーっと、白ワイン、白ワイン。あったわ。
……ワイングラスは後で良いわね。確か、あの人は今“書斎”にいるはず。
(コンコンコン)
あ な た ? ―・―・ はい・―・るー・わ・―よ・― あ ・―・ な・― た・― ?
< ザザザザッ… ザザザッ……… ブツンッ…… >
{ こちら、カサキ……市民番号“№8856213”……“クリム・フランクリン”のBTの一時的な乗っ取りに成功した……これから、制御時間“3分以内”に“コミ・テラー”と思わしき人物……“ウィリアム・フランクリン”の確保に入ります………}
『 待て!! カサキ!! 我々は許可を出していない!! 早まるな!! 』
{ この書斎押さえれば、おそらくコミ・テラーの証拠・犯行資料も押さえられて、野木・田川・栗林の未解決事件も、解決するかもしれないんですよ!! }
『 カサキ!! 仲間の敵討ちで気がふれているぞ!! 福祉課の公務員を無許可で“BTのハックをする”なんて …… 今すぐ、そのハックを解除しろ!! 』
{ カサキ、突入します!! }
{ 現在、クリム・フランクリンの左手には、“白ワインの瓶”が握らている。 私は、書斎の扉を開けたら、この瓶を投げ、ターゲットの気を逸らし、その間に腰のベルトの後ろに掛けてあるピストルを右手で構え、ターゲットを撃つ。つまり、威嚇射撃だ。野木・田川・栗林の事件を追っていた仲間は皆、殉職している………私は、復讐心からターゲットをどうしても痛みつけたかった。命は奪えないとしても、手と足に1発ずつ発砲し、ターゲットに恐怖心をどうしても植え付けたかった。 }
{ ………よし、予定通り行くぞ……… }
( ガチャッ……… )
{ 私は勢いよく、ターゲットのいる室内にワイン瓶をぶん投げた。 }
( ブン……!! )
{ 私は瓶を投げると同時にピストルを構え、ピストルの標準をターゲットに合わせる。 }
{ ターゲットの“ウィリアム・フランクリン”は丁度、本棚に向き合う格好でこちらに背を向けていた。私は、構わず右腕と右足に1発ずつピストルを発砲する。 }
( バン!! バン!! )
{ すると、右腕に向かった1発の弾丸は湾曲にウィリアム・フランクリンの身体を避けるかのように曲がり本棚に突き刺さる。もう一方の弾丸……右足を狙った弾丸も歪曲に曲がり、今度は右肩に当たったのだった。 }
{ ウィリアム・フランクリンは言う。 }
「…君は、カサキだろう? このウィリアム・フランクリンの操縦のように、警察内部の君の部下を乗っ取った時、君は制御室に固執していたから、こういう展開になるのは予想できる……しかし、君が他人を経由して犯人逮捕に入るように、私…コミ・テラーが犯行を他人に代行しているとは、考えなかったのかい………?」
「 ………だ、黙れ !!!!!! 」
「……やれやれ…… おや、カサキ。お客さんが真後ろにいるぞ?」
{ コミ・テラーに言われ、私はクリム・フランクリンの視野を後ろにやった。……すると、扉の近くに、アマネ・フランクリン……フランクリン一家の娘がいるではないか。 }
「……パ…パパ……? ………ママ………?」
{ このままでは不味い。この娘は、感情が高ぶると叫ぶ癖がある。おそらく、今のウィリアム・フランクリンの右肩の“銃創”に驚き、母親のピストルを手に取っている姿で大混乱に泣き叫ぶだろう。 }
「………あ、……ああ……ッ」
{ 私は急いで、アマネの口を左手で塞いだ。すると、隙が出たと言わんばかりに、コミ・テラーが話し始める。 }
「………さっき、弾丸が曲がっただろう。私達、コミ・テラーは“水星人と近い存在”だ。君たちの技術など、少し調査をすれば“再現もできるし対応策も練れる”……そして、君達“水星人は1つ 大きな勘違い をしている”…………」
{ そう、コミ・テラーは告げると、左手の人差し指で“アマネ・フランクリン”を指差しした。 }
「………『コミ・テラーは1人ではない』…………『コミ・テラーは2人いる』…………私は“働きバチ”に過ぎない。……“女王バチ”が存在する……」
{ そうウィリアム・フランクリンが告げると、クリム・フランクリンの“左腕のBTに 異常が発生した”……左手が勝手にアマネを解放したのである。すると、アマネ・フランクリンの両目が“赤く変色していた”……そして、落ち着き払ったアマネは、静かに喋り出した。 }
「……何が“働きバチ”と“女王バチ”だ…………お前と“ボク”を一緒にしないで欲しい………“ 社会実験 ”と称してのお前の鬼畜ぶりは……同朋のボクでも軽蔑するくらいだ……」
{ “コミ・テラーは2人”……働きバチと女王バチ……一体、何が起きている? ……アマネ・フランクリンの中身は? …………私が状況を瞬時に整理しようとしていると、クリム・フランクリンの体が締め付けられ、空中に浮いた。 }
「 ボクは、君達の“上位互換 ”だから、触れなくても“こんなことが出来る”……しかし、カサキ ……君には期待していたんだが、規範から大分“外れた外道を噛ましてくれた”ね…………君は“ 他人の尊厳 ”を覚えた方がいい………」
{ ミシミシッ………と、クリム・フランクリンの首辺りが地鳴りのようになった。このままでは、クリム・フランクリンは首の骨折で死んでしまう。急いで神経チップから“モールス信号の電波”を送ろうとした時だった。 }
(ゴキィィッ……!!)
{ 首の音が鳴る音と共に、クリム・フランクリンの身体は地面に落ちた。そう、私は一般人を殺してしまったのだ。BTという遠隔装置で他人を殺した。 }
「…………カサキ、残念だったね……私という“働きバチ”にゲームで負けたんだよ。」
「今度の主人公はだれがふさわしいだろうか……この子の周辺を観察してみるか……」
「この子とは、アマネ・フランクリンの事ですか? “観測者“」
「そうだよ。 “研究者”……そして、お前の痕跡は“すべて残すことにする”………じゃあね……」
( バァァァン !!!!!! )
{ 銃声と共に、ウィリアム・フランクリンの頭が撃ち抜かれ、膝から崩れ落ちる音を最後に、クリム・フランクリンのBT接続からの通信も途絶えた。 }
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< ……………… 以上、
神経チップの再生を 終わります………>
もう少しで「推理の事件パート」に入れそう……早く3人組の絡みが見たい……
(自分でやっといて何言ってる)




