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やっぱりかわいい弟たち



(さてと、ほかの弟たちにも連絡しておかなきゃね)


ゆかはざっとみんなからきていたメッセージを読み、上の弟から順番に連絡を入れておくことにした。


まずは瞬だ。

瞬からは3件メッセージが届いていた。

しかしその内容を見てみるとどれも同じものだった。

もしかしたら私が返事しなかったから送れていないと思ったのかもしれない。

届いていたのは


「はやくかえってきて」


の一言だけ。

瞬らしくて自然と笑みがこぼれる。


(ふふったったの3日だけなのに...)


わたしは返信できなくてごめんねという内容と早くは帰れないけれど早く会いたいねという趣旨の内容を瞬に送った。


次は双葉。

双葉からはいくつかのメッセージが届いていた。

どれも私の身体を気遣ったり、楽しく過ごしてねというものでしっかりした双葉らしい。

いつも私のことを心配してくれてどっちが年上かわかんないくらいだ。今日も仕事で忙しかったはずなのに私のこと気にかけてくれてとてもいい弟だ。きっと私が修学旅行中で邪魔しちゃいけないと思って自分主体のメッセージは送らないんだろう。


(甘えてこないなら私がたくさん甘やかしちゃうんだから!)


なんてことを思いながら双葉にはありがとうとお仕事お疲れ様という趣旨のメッセージを送った。よしよししてる顔文字付きで。

これで私の気持ちが伝わればいいんだけど...。


最後は怜だ。

怜から来ていたのは


「姉ちゃんいなくて寂しい」


のたった1件だけだった。

怜が上目遣いでうるうるしている様子が自然と目に浮かんだ。全力で抱きしめたくなるかわいさなのよね。


「おうち帰ったらぎゅってしにいくからまっててね」


と一言だけ送った。


まだ離れてから1日しかたっていないのにみんなからのメッセージを読むとわたしまで早く会いたくなってきちゃった。

三者三様な弟たちだけれどみんなかわいい私の大切な弟だ。こんなふうに自分のことを好きでいてくれていることが改めて凄く嬉しいなと感じる。


帰ったらまた姉弟でも旅行に行きたいななんてことを思いながらわたしは部屋に戻る。


弟たちからはすぐに返信がきていた。

みんなそれぞれ内容は違っていたけれど最後の文は優が言っていたのと同じ言葉だった。


「だいすき、おやすみ」


そう締めくくられた文を見て私は自然と笑みがこぼれる。やっぱり兄弟似るのかしら。


「何かいいことでもあったの?」


携帯をみてにこにこしていたら前からきた男の人に声をかけられた。


「あ、一条くん!」

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